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ドラマ・映画の名セリフに学ぶ(好奇心を持てば、この世は面白いことだらけ!)

#0957「結末の異なる映画化は原作を傷つけます。」/『初恋だけ三度目』第3話から

「結末の異なる映画化は原作を傷つけます。」byチョン・ハジン(ヒョンジ扮)、Jグループ本部長




今宵も『初恋だけ三度目』からで、このセリフにしました。このセリフは…

ヨンソクのWeb小説『二度目の月』は人気があり、まだ連載が終わっていないのにも関わらず映画化されることになりました。ヨンソクは、出版社代表のシンビ、担当編集のハヨンと一緒に、映画を製作するJグループへ出向き、ハジンと打ち合わせ会議を始めましたが、これから発表される結末を読んだハジンは、ハッピーエンドではないことを知ると、いきなり、単刀直入に言います、と切り出すなり、結末を変えてください、と言い出しました。ヨンソク達が、それは無理だ、と返答するとハジンは、まだ発表前なのだから結末だけハッピーエンドになるよう修正すればいい、と態度を変えません。そこでシンビが、映画は脚色もするし、原作と違うケースもよくあるから、私達も協力するから別途監督と協議するように、と妥協を求めました。これに対してハジンが返した言葉がこのセリフになります。

本国のドラマはこうした映像文化における実務的シーンが多いのが魅力的なのですが、なかでもこれは際立っています、初めて聞いた時は、こんなことをセリフにするのか!、と驚きました。

これは我々素人は当然のこと、実務に携わる人でも難しい問題だと思います。結果は蓋を開けてみないとわからないですから。いくら原作に忠実でも大ゴケする場合がありますし、単に原作をベースにしているだけで、がらっと変わっていても原作を越えるヒット作になる時がありますしね。

ドラマ同士で言いますと、日本でも廃人が出た『ミヤナダ サラハンダ』が視聴率を狙ってか、リメイクされたことがありましたね。管理人は放送前に話を聞いた瞬間から、これは止した方がいいのに、と思ってました。『白線流し』の出来が素晴らしかったもので…。

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