今日は『ユニコーン~板橋物語~』からこのセリフにしました。このセリフは…
顧客情報漏洩問題からマゼンダの代表の座を追われたグノは、上場話をスティーブの会社であるマッコム社に持ちかけながら、マッコム社株を集めて経営権を握ろうとしました。その際、グノはスティーブより先にスティーブの両親の元へ出向き、株の譲渡にこぎ着けました。スティーブの両親は今もグノと息子は仲がよいと思っており、グノのことは息子同然に思っている、と言って簡単に譲渡してしまったからです。
このセリフはスティーブの両親の家を出るやいなやグノが言った言葉になります。
今日のこのセリフの兄貴分のようなセリフを以前ご紹介していました。
他に「"友は近くに置け。敵はもっと近くに"」というセリフもありましね。
「船中敵国」、「敵は身内にあり。」といったような四字熟語やことわざが示すように、利害を一にする者はいつ敵になるかもわからず、また、味方だと信じていた身内がいつ豹変するかわからない、ということですよね。これでは人間不信になる!、と思われるかもしれませんが、要は人の世に絶対というものはない、ということでしょうか。