今日は『夏(ヨルム)にお願い』からこのセリフにしました。このセリフは…
サンミは結婚に際して、不倫相手のジュノの母親ミョンジャに20坪の家を用意する、と言いましたが、ミョンジャは40坪の家を要求しました。これを聞いて腹をたてたギョンエはミョンジャの身辺調査をした上でミョンジャを自宅に呼びつけると、慇懃無礼に応対し、40坪の家を要求するとは何事か?、と問いました。ミョンジャは、家の提供はサンミが言い出したこと、反対するなら息子をこの家に同居させない、と言い返した。しかしギョンエは、ミョンジャの過去の経歴を挙げて、今まで母親らしいことをしていないのに?、と反論しました。これを聞いて黙ってしまったミョンジャにとどめを刺した言葉になります。
いわゆる悪い母親親同士のやり合いは、ホームドラマには欠かせないのですが、そのやりとりの中から名セリフがよく飛び出します。このセリフもそうですね。ギョンエの言う「適度なところで満足すべき」というのはまさに「節度をわきまえる」ということですから、ギョンエはうまいこと言ってますね!感心しました。
このセリフから、生き方を誤らないためには、以前からの「選択」、「間」に加えてこの「度」、というのもキーワードになるかもしれませんね。「度が過ぎる」、「仏の顔も三度まで」、などと言いますが、人は欲どしいので、どうしてもこれをオーバー仕勝ちです。恐らく現代人の大半がもう少し節度をわきまえれば、起こらなくて済んだ問題もあったはずです。
だからギョンエの言うとおり、適度なところで満足すべく、日頃から抑速する様、少しでも心がけるべきでしょうね。