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自動車の電磁波  “走る電子レンジ”

2015-01-20 02:11:06 | 自動車

 自動車の電磁波   “走る電子レンジ”

自動車は、ガソリン車であっても実は免疫力低下、眠気、注意力低下など、電磁波の悪影響が集中している“走る密室”である。ハイブリッド車や電気自動車となると、その電磁波は当然ガソリン車を上回る。

自動車に乗り込むのは、“金属でできた押し入れ”にもぐり込むようなものである。ただでさえ電磁波被ばく量が多くなる閉塞空間という特殊な環境である。そしてカーナビ、エアコン、ステレオといった付加的な電装品からの電磁波もさることながら、今日の自動車の多くはほとんどコンピュータ制御である。そもそも床下の高出力のエンジン、モーター、バッテリーからの強烈な電磁波、磁界および外部から伝播する高周波電磁波がコンスタントに存在する。

密閉した金属の箱である自動車の車内では、電磁波、特に高周波電磁波が乱反射して増幅するため、自動車は“走る電子レンジ”とも言える。特に車の中での携帯電話の使用は自殺行為に等しいとまで言われている。

見た目には最新鋭の居住性抜群の車内であっても、あらかじめ万全の電磁波対策を施している自動車はまだまだ少ないというか、現実にはほとんど不可能であるのが実態である。

低周波の電界高周波の電磁波は金属や人体、コンクリートなどで余裕で遮断できるが、低周波の磁界は鉄板でも難なく透過してしまう。

そして上記3つのうち、発がん性の可能性が最も確実と言われているのが、この低周波磁界である。

いくらシールドをしても、プリウスの車内後部座席が100ミリガウス(安全値は1ミリガウス以下)を超えているというのも当然である。現代の技術では低周波磁界の完全な遮断は不可能である。そのリスクを避けるいちばんの方法はとにかく離れることである。つまり乗らないことである。

 

プリウスであれ、レクサスであれ、ポルシェであれ、見た目の快適さとは裏腹にどれも電磁波的には“静かなる処刑台” である。電磁波的対策を何ら施していない車に日常的に乗るのは、浄水器を付けていない蛇口からいつも水を飲んでいるようなものであり、肉類をいつも加熱しないで食べているようなものであり、真夏の炎天下に帽子もサングラスもなしに毎日歩いているようなものである。自動車の電磁波はこれらすべてを合わせたよりもずっと有害で危険である。水も肉も太陽も目に見えるが、電磁波は目に見えず、ふつうのひとにはほとんど知覚できないものである。自分がこうむっている不可逆的な健康被害に対策を講じるのは冷静にその危険を知ったときである。気づいた時からでも遅くはない。

 

参考までに現場の技術者の話を聞いてみよう。

以下 “青字” はすべて引用であるが、“太字”は引用者による。http://www.customerwise.jp/jirei-sample/mazda-sample.htm

 

株)マツダE&Tは、主にマツダ車両の研究開発を行う、マツダ(株)の100%子会社

 

― クルマの電磁波解析と、家電など一般電子機器の電磁波解析との違い(クルマならではの点)を教えてください。

 私見ですが「大きいこと」が違いになるでしょう。 単純に云って、テレビや冷蔵庫よりもクルマの方が巨大です。  巨大である分、シミュレーションの際にメッ シュを切る量が多くなり、計算量が多くなります。また、クルマに搭載されている非常に多くの部品を、高精度でモデル化するには、細かいメッシュが大量に必要です。一個の部品のシミュレーションを行うだけなら、極論すればフリーソフトウエアでも可能です。しかし、多くの部品が搭載されたクルマの「全体の電磁波状況」を知ろうとする場合、計算量は膨大になります。

 

“テレビや冷蔵庫よりも車の方が巨大です。” 非常に率直かつ明快な回答ではないか。“大きい”では言い足りず、“巨大です”とまで言っている。そうだろう。冷蔵庫や洗濯機のモーターには1~2トンの重量のものを時速100km以上のスピードでビュンビュン移動させられるようなパワーはまったくない。それでも家庭内の電磁波源として問題になることがある。家庭用大型冷蔵庫とふつうの自家用車を比べると、発生させる電磁波の比率は、1:1000以上になるだろう。これが“巨大”の意味である。家電製品に比べると自動車は“産業用”レベルである。

 

 そもそも自動車は内部で立つこともできないほど小さな“金属製の押し入れ”である。日常的に出入りする部屋の中で最も天井の低い、最小の部屋ではなかろうか。ドライバーや乗客・家族は、“巨大な電磁波源”に至近距離にならざるを得ない極端な閉塞空間に縛り付けられて運ばれながら、大量の電磁波にさらされ続けることになる。自動車は、その“巨大な電磁波源”である動力機関と、乗る人間との“近接性”だけをとってみてもすでに極めて危険な“押し入れ”なのである。 

● スマートキーレスエントリー

スマートキーレスエントリーの場合、カギを持った人がクルマのドアハンドルスイッチ(ロック・アンロックボタン)を押すと、それだけでドアロックが解除されます。この時の電磁波のやりとりは、1):ドアハンドルスイッチを押すと、クルマから、微弱電波が出る。2):運転者(キー)が、電波を受信すると、キーがクルマに「私は近くにいます」という趣旨の電波を送信する、3):その返信を受けた車体側は、ドアロックを自動解除する、というダンドリです。つまり電磁波の最初の発信源は、キーではなく、クルマの方です。

 

 

 

 

 

 

 

つまり、ドライバーは自分の車に向かって歩きながら自分の車から出ている特定の電磁波に被ばくすることによって、“スマート”に自分の車に乗り込めるわけである。しかし、そもそもこの 電磁波を使う“キーレスエントリー”なるものは必要不可欠なものであろうか?そんなことはないこれはドライバーに幼稚な “技術的優越感” を与えるための子供じみた仕掛けにすぎない。なくて困るものでは全然ない。ふつうにカギを差し込んで回せばいいだけのことだ。違うだろうか?

 

もともとクルマは、エンジン(内燃機関)やハンドル、ギアなどで動作する機械制御の乗り物です。30年前のクルマにおいては、電装品は、ラジオやカセットぐらいしかなく、電磁適合性はそれほど重視されていませんでした。

電磁適合性” とはわかりやすくいえば、“電磁波の危険性に対する安全対策” であるが、自動車業界の技術者の間ではこのわかりやすい表現は使ってはならない“タブー” である。

 

しかし、時代と共に、クルマの中にはETC、カーナビなど電装品が増えてきました。窓の開閉も手巻きから、モーター動力のパワーウインドウに変わり、スピードメーターも針が動くアナログ式から電子デジタル表示に変わり、今やエンジン始動さえもスマートキーレスエントリにより電子的に制御できます。  

 

 

 

 

 

また外部のアクセサリ的な電装品だけでなく、クルマの動作に関わる根幹部分、例えばエンジンの燃料噴射量の調整やブレーキ制御においても、徐々に電子制御(コンピュータ制御)が浸透してきました。今やクルマの内部には数十個ものコンピュータ(CPU)が存在しており、内部の電気配線は、真っ直ぐ伸ばせば全長数キロにも及びます。

                      カーナビ、キレスエントリ、ETC、オーディオ、メーターなどクルマには多くの電装品が搭載されている。

 

 

 

このようにクルマの中で「電気仕掛けの部分」が増えていくにつれ、電磁適合性の確保もまた重視されるようになりました。

 

 

以下の図は、電磁波を応用したさまざまな装置を表示している。つまり“利用手段としての電磁波源”だけである。不可避的に発生してしまう歓迎されざる“副産物としての電磁波源”はここでは問題にされない。しかし“利用手段としての電磁波源”だけでもこれだけあり、これは年々“増加・充実”の一途をたどっていると考えていいだろう。

 

 

 

 自動車の“最大の電磁波源”は動力機関(エンジン、モーター、バッテリー)とタイヤであると言われているが、当然これらは“副産物としての電磁波源”である。車内照明、パワーウィンドウ、エアコン、ワイパーといった当たり前な装置、装備はみな“副産物としての電磁波源”となる。

 

  冷静に考えると、自動車の車内ほど多種多様な電磁波源に取り囲まれている場所はない。自動車に“快適さ”を求めれば求めるほど、ますます電磁波源は増え、車の“電子レンジ化”は進む。“快適”で、“ひとにやさしい”自動車になればなるほど、車内のCPUや電子回路は増え、狭い車内に張りめぐらされた電気の配線はますます密になり、当然乗る人間の電磁波被ばく量は増えることになる。これが今日の“快適”な自動車の実態である。 

1. 衝突防止装置のレーダー

自車の周囲を走る車の位置をレーダーで把握し、衝突を防ぎます。

2. スマートキーレスエントリー

電磁波の最初の発信源は、キーではなく、クルマの方です。 

3.タイヤ空気圧センサー

タイヤの空気圧が下がると、フロントパネルにLED警告が表示される車種があります。 

 

4.イモビライザ

イモビライザとは、複製(偽造)キーを受け付けないことで盗難を防止する仕組みです。 

5.ETC、VICS(渋滞情報)、ラジオ、テレビ。外からの電磁波を受信する機器類です。

 

 以上がクルマにおける電磁波の主な発信源です。これらの中で電磁波が最も強いのはキーレスエントリです。

 

以上は2010年のインタビューであり、その後マツダ自動車が“電磁波源”をさらに“充実”させている可能性は大いにある。「大いにある」とは控えめすぎる表現だろう。

 

 クルマ内部の長大な電気配線(今やクルマの内部には数十個ものコンピュータ(CPU)が存在しており、内部の電気配線は、真っ直ぐ伸ばせば全長数キロにも及びます。)

どこの自動車メーカーも大同小異であろう。これは2010年のイラストであるが、今日では、どこの自動車メーカーの電気系の配線・回路もさらに “密” になっていくのは必至である。配線が年々増え、カイコのまゆ玉のような状態に突き進んでいると言える。 

電磁波源にすっかり取り囲まれたこの“金属製の押し入れ”にドライバーとその家族がおさまることになる。極めて強烈なものから微弱なものまで多種多様の有害な電磁波にこれほど集中的に被ばくできる場所が他にあるだろうか?あったら教えてもらいたい。とにかく逃げ場がない。電磁波源からの安全な距離を取りようがない。そして、金属の箱の内部で電磁波は乱反射して増幅するため、車内の生身の人間を何度も何度も貫通する。ドライバーは電子レンジの中のチキンである。

 電磁波源との至近距離

多様な電磁波の集中

被ばく空間の密閉性

被ばくの習慣性(頻度・長さ) 

   

 

 

以上のように、さまざまな“電磁波源”をドライバーの“快適なカーライフ”のために利用しようとする技術者のナイーブな説明の端々(はしばし)からも、ドライバーが運転席でどれだけ有害な “電磁波源” に囲まれてコンスタントに被ばくしているかがわかる。端的に言って、ドライバー席は、電子レンジの内部と同様の “電磁波的処刑台” である。とても生身の“正気の”人間の座るところではない。ロボットかターミネイターが座るにふさわしい場所である。 妊婦が車を運転するなど、無知の極みか、狂気の沙汰であると言える。  

 

 

マツダ自動車はナイーブにもこうしたウェブサイトを公開しているが、同様のサイトや記事はトヨタ、日産、ホンダでは見つからなかった。

 

日本の自動車産業は、今や日本の輸出を支える基幹産業であり、国家を支える経済の中枢を占める一大産業として不動の地位を確立している。そのため常に新たな付加価値を付け加えて消費者の購買意欲を刺激し続けなればならない宿命にある。それは必然的に“より快適な”“さらなる電磁波源”を生み出すことになり、ドライバー達はそうした “付加価値を楽しむために”さらに多くの“見えざる代償”を支払うことになるだろう。 

自動車にしても、スマホにしても、電磁波の危険性については、日本のマスコミだけが先進諸国の中で異様なほどに沈黙している。とりわけ“自動車の電磁波の危険性”というテーマは、自動車産業が国家をけん引しているこの日本では、新聞、テレビが決して触れてはならない最大級のタブーかもしれない。 自動車メーカーがどれも日本のメディアにおける最大級のスポンサーであることは言うまでもない。 

東京電力がメディアにおける最大級のスポンサーであったことを覚えているだろうか。そしてNHKは東京電力の大株主であり、3.11の時点で145億円の株を保有していたという事実を。

 

 日本という国では、一般大衆は大規模な潜在的危険性について常に知らされないという不思議な伝統がある。そして、たいへんな被害をこうむったはずの当の一般大衆もすぐに忘れてしまうという奇妙な習性がある。あなたは3.11から何を学んだか?

 枝野幸男官房長官(当時)は 「直ちに人体や健康に影響を及ぼすものではない」 という“名言”を残した。あなたも納得した一人だったか?


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