まつをの鹿児島股旅通信(過去ログ)

熊本→埼玉→鹿児島。流浪の日々は終わりを告げるのか!?
気分も新たにテゲテゲで生きます。

眠れぬ夜は・・・。

2008年07月04日 05時27分41秒 | シネマ

眠れるワケありません!
だって起きたのが午後7時前、約13時間ほど爆睡してたんですから。まるでダメ大人。

昨日、前の勤め先の送別会がありまして、よせばいいのにその後盛り場にフラフラと・・・。結局帰ったのが午前5時頃。正に昼夜逆転の老人の様、もうこうなりゃ大人でも子供でもなんでもいいや。

そんなワケで日付が変わってからの映画鑑賞、以前から観なきゃリスト入りしてたこれを観ました。



それでもボクはやってない

高い不快指数とも相まって、変な汗をジットリかいてしまう映画でしたね、こりゃ。
泣いて笑ってドキドキして・・・、それだけが映画の使命ではない、良い勉強が出来たと思います。だってこれが今僕が生きている世の中なのですから。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎月一日、平日のみですよ。

2008年07月01日 19時52分56秒 | シネマ
今日は何の日、映画の(安くなる)日。やれ、何年ぶりでしょう、1000円で映画を観るなんて。
何でも良かったのです、何でも・・・、安く見れれば。でも出来ればアクション物が良い!だって折角映画館で観るんだから。それで選んだのがコレ。



インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(ご注意下さい!音が鳴りますよ、あのテーマが。)


ビール片手にのんびりしてしまいました。あっ!内容も面白かったですよー。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

負の輪廻はまた続く。

2008年01月15日 16時27分18秒 | シネマ

(走っていない)菜の花マラソンの翌日からどうやら風邪の症状。無理はするものではないですな。ちょっと休めって体が申しておるのでしょう。って休みすぎ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そもそも映画が好きな私。だからでしょうか?ネガティブな批評をするのは好きではありません。かといってそんな批評をする人が嫌いな訳ではありません。一所懸命映画を作る人がいれば、一所懸命働いたお金でそれを見る人がいる。その間で一所懸命論評を投じる人がいても良いでしょう。


I AM LEGEND(2007)

原作:リチャード・マシスン
監督:フランシス・ローレンス

今回私が感じた事は・・・、大きなイデオロギーによって話の内容は多少なり掏り替えられ、作っている(撮っている)人たちの手から離れてしまうという事。あくまで脚色とは異なります。そして、そのやり方があまりにも稚拙で乱暴、製作者の意図をお金を払っても知る事が出来ない、という現実。映画の出来不出来を越えた一種、存在の希薄さのような物が残る作品でした。

以後、作品内容を公開する文章となります。ご注意下さい。

致死率90%のウイルスがまん延する2012年、科学者ロバート・ネビル(ウィル・スミス)のように抗体を持つ人類は全人口の約1%以下。そして残りの約9%はウイルスに感染し、日中では行動出来ない凶暴な生き物になっている、という設定。そんな凶暴な生き物(新人類)をテロリストとして置き換え、1対多数という構成で尚恐怖心をあおる。そしてネビルはそんな(新人類)を助ける為に、感染源であるニューヨークに残り抗体の生成に務める。
劇中、私がもっとも気になったのは、完成途中の抗体を人体実験する為に(新人類)の女性を捕獲した所から。この後ネビルの発した言葉では「(新人類は)明らかに進化の逆行だ。人間としての行動はもはや見られない」とだけ言及されています。私はここに大事な言葉が欠落していたと考えます。ですがその言葉を使ってしまうと、観客はネビル自身をもテロリストだと認識してしまう事だってあるはずだからです。ストーリーの展開に重要な言葉だと思うのですが・・・。ボブの歌声だけが妙に悲しく宙を舞うのでした。

もともとこの原作となった作品は「吸血鬼 (地球最後の男)」と邦訳されたSF小説で、文字通り吸血鬼がモチーフとなった作品。原題はもちろん”I am Legend”。脚色により原題の意味が映画の内容とはズレております。ここに居心地の悪さを感じる方もいらっしゃるかも知れません。

もはや勧善懲悪ではない事が事実上確定してしまったこの国では、テロリズムに対する愛国心をフロンティアスピリッツから発したナショナリズムだけでは補えなくなってきています。そしてもはや良い脚本が書かれる事は無いこの映画産業も然り、原作をも捻じ曲げた形でのリメイクという手段に頼るしかないのが現実なのでしょうか?

(追)この文章を書きながら、製作者が上記のような理由では無しに、実はわざとこの言葉を使わずにいたのでは?とも考えてみました。さて皆さんはどうお考えでしょうか?

(追々)劇中、タイトルが出るちょっと前、ビルの看板でバットマンとスーパーマンのロゴが合わさった物がありました。もともと2012年は3年後の設定ですから・・・。こりゃ今年ロードショウなのですネ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

股旅

2006年10月27日 01時31分10秒 | シネマ
私のブログタイトルに「股旅」って言葉が入ってますが、今日はそのお話。
奥田民生氏のアルバムタイトルにもありましたねぇ~、「股旅」。えっ!嫌いじゃないですよ。高校の頃から大ファンでした(笑)。ユニコーン、一時代を作ったバンドでした・・・。
って、これは置いといてぇ~。この「股旅」は、私の生まれた1973年、市川崑監督作品の映画「股旅」からなのです。
私、ロードムービーが好きなんです。なんと言いますか、サクセスストーリー、冒険活劇、人情物、青春物etcと、いろんな色に染められ、移動を重ねる度にストーリーが展開していくわけです。旅が付きますので言わずもがな、ジャパニーズロードムービーの草分けと勝手に思っている映画です。

簡単にストーリーを・・・。江戸時代の若い渡世人3人の旅の話。貧しい故郷を離れ、一旗揚げ様と一宿一飯の恩義で諸国を旅して回るのです。「お控ぇなすって」ってあれです。ただ、飯食わせてもらったら、親分とその他大勢の関係。事が事ならば、人情沙汰に巻き込まれてしまうのです・・・。

大学生の頃観た映画。第2次ベビーブーマーの中でドロップアウト気味であった私には、淡々と進むストーリーが特に心に残った訳です。「こんな生き方、出来るわけない」と思いつつも、私の心の琴線に触れっぱなしなわけです。勝ち・負け組なんて言葉は無かった時代、自慰的映画と言いますか、漠然とした未来を切り開いてくれた作品でした。

この映画の配給は「日本アートシアターギルド」(ウィキペディアより)と言う映画会社。年会費を払うと、今で言うミニシアター系の作品が安く見れるという、素晴らしい配給元が1980年代半ばまであったのでした。
国内外のメジャー監督から、当時若手だった国内の大物監督の初期作品などが、その名を連ねております。

改めて、この国を形作ったこのATG作品の数々、見直してみようと思います。20~30年前の同世代監督が見た世界を、再認識出来るかもしれません。特に邦画に興味のある若い方、一見の価値有りです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かもめ食堂

2006年10月20日 18時32分58秒 | シネマ
その昔、ちょっと大きな街には必ず映画館があったそうです。(現在乱立中のシネコンではありません、念の為)物心付いた時には無かったのですが、私の生まれた街にもあったそうです。一番の大衆娯楽であった「映画館」、今住んでいる川越にも1つだけ残っています。

川越スカラ座

ただ今の上映作品は「かもめ食堂」。これは是非見に行かねば!と思っていたのですが・・・。DVDレンタルして見てしまいました。どうしても昨晩見たくなったのです。近くにレンタルショップを見つけてしまったのです。
でも一つだけ、ひとつだけ言い訳させて下さい。人気作品だからかも知れないけど、配給が回ってくるのが遅い!350円で見れるものを1800円では観ないよ!

なぜこの映画が気になるか、それは小林聡美さんが出ているからです。私、この人、好きなんです。あと、フィンランドといえばカウリスマキ。日本人の、それも女性監督が撮ったらどんな映画に仕上がるか?ってのも興味がありました。
そんでもって当の作品は、なかなか良い出来栄え。「Casa BRUTUS」っぽい感じはしょうがないとして、淡々とした昔の邦画を思わせるような作りでした。うーん、何だろな。良くは解りませんが、似てる様で似ていない、北欧と極東の地。


そうそう、脳外科医さんおすすめの「寝ずの番」も新作でレンタル開始との事。早速観なければ!
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬神家の一族

2006年09月29日 03時10分36秒 | シネマ
新しいカテゴリーで「シネマ」を追加。
実は私、学生時代「映画研究部」なんて不届きなクラブに所属しておりました。いえ!ただ単に映画を愛していたのです!皆さんがお思いの、男女が裸でまぐわるものでは決してございません。
さて栄えある第一回目はこれ!一昨日の「ずげぎよでず」は実は複線、ANAのCM石坂浩二出演でお馴染みの・・・。


来る2006年12月16日東宝系でロードショー、犬神家の一族(リメイク版)です。
映画で2作品、テレビドラマでも5作品が作られたこの物語ですが、今回の作品は昭和51年、角川映画の記念すべき第一作目として制作された映画のリメイク版。横溝正史の人気推理小説を原作に、監督は市川崑、角川がPRに惜しみなく費用を捻出。記録的な大ブームを巻き起こした映画でした。
今回も金田一役は「石坂浩二」。多くのファンが思っている事でしょうが、彼抜きにはこの作品は語れないでしょう。他に、大滝秀治、草笛光子、加藤武と前作に参加した超個性派俳優陣が軒を連ねております。
主演女優的ヒロイン「野々宮珠世」役には松嶋菜々子。さてさて前作の島田陽子さんを上回る存在感は出せるのでしょうか?
助演男優となる「佐清」役は尾上菊之助。白いマスクと実際の顔、あつらえたようにピッタリです・・・、怖い。
亡くなった三木のり平さんの代わりで林家木久蔵、バカなだけでは務まらない役です。
その他、原作者の横溝氏が演じた那須ホテル主人役に三谷幸喜氏、話題性重視でしょうか?

もちろん、ただのリメイクではないでしょう。キャストを見ると、前作の物語で重要な存在であった「青沼菊乃」役の名前がありません。えっ!だったら息子の静馬は・・・?
老体に鞭を打ち(失礼!)、本作を再度手がけた市川崑監督が、平成版「犬神」をどのように作り出したのか?

映画ファン、邦画ファン、推理小説ファンならずとも、必見の一作です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする