徒然なるままに、、、

日々の暮らしや社会的な話題を思うままに切り取って書いていきたいと思います。

1つの時代の終わり

2024-03-31 23:19:36 | 日記

日本テレビのご長寿番組「笑点」で林家木久扇さんが今日最後の放送を終えた。
55年同じ番組に出演し続けた記録は驚異的だ。
最近時代の流れに追いつけていない様子で観ていて少しイライラする時もあったけど、いざ卒業となるとなんだか寂しい。時折回答の中で平和の大切さを訴えていた姿も今日で見納め。

たい平さんが冒頭の挨拶で色ペンを手に持って言っていたけれど、黄色の存在感は大きかった。
スタジオのお客さん同様、私も心の中で黄色いタオルを振った。木久扇さん、これからも時々出てきて昭和の空気を思い出させてね。


またTBSでは関口宏さんが36年半続けてきた冠番組「サンデーモーニング」の司会を今日で卒業。最後の「風を読む」では、日本の平和主義が国民を置き去りにしながら瓦解していくことの危機感が語られた。

かつて三木首相の時代に宮沢喜一さんは「日本は武器を売らなくてはやっていけないほど落ちぶれていない!」と国会で述べたという。
昭和という時代を肌で感じ生きていた人だから言えた言葉なんだろうなぁ。
これから自信を持ってそんな言葉を発せられる人がどれだけいるかと思うと心配になる。

自分も昭和に生を受けた者として、平和の大切さを心に刻んで生きていければと去り行く関口さんの言葉を聞きながら思った。


「笑点」に「サンデーモーニング」
物心つく前からテレビで観てきた長寿番組の大きな転換点。
そしてそれは日本の1つの時代の終わり。

昭和のテレビ時代を支えてきた人たちが去った後これからどんな時代が来るのだろう。
一抹の寂しさと危機感を感じる。
春の桜がこれまで通り穏やかに美しく咲く日本で私は生きていきたい。



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