姫バカ伝説 Ⅰ

姫。２６歳。

実は・・・

ニワトリが食べれるって
高校生まで知りませんでした（笑）

だってね、よく
『食べてすぐ寝たら牛になる』って言うやん？？
童話で『３匹のこぶた』ってあるやん？

でもね
『雀の涙』とか
『鶴の恩返し』とか

鳥だけ種類がちゃんとあるんよね。

桃太郎のお供だって『犬』『猿』『キジ』
何で『鳥』じゃねぇ～の？？

まぁ・・
そんな感じで鳥だけ他のに比べたら種類出てくるやん？
でも映画とか本とかの中の鳥料理で名前が出てくるのは
『七面鳥』だけじゃん？？


・・・。

てな訳で姫は鳥で食べれるのは七面鳥だけやと思っとったわけです（笑）


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姫。１５歳。
なんとか入った高校の入学式。
校長先生の話とかの真っ最中。

姫の後ろの席のコ達がボソボソ喋りよるのが
耳に入ってきた。

Ａ「朝からカラアゲ食べてきたけん気持ち悪い～」

Ｂ「マジで～？？」

Ｃ「あ～・・私カラアゲとか無理～」

Ａ「何で？？」

Ｃ「昔ぉばあちゃん家にニワトリおったけん可哀想で食べれんのよねぇ～・・」


この会話を聞いた姫はビックリ！！！

【マジかよぉ～。こいつらニワトリ食ってるよぉ～】
とか思ってドン引き。

【ニワトリは卵産む奴で食っちゃダメだろぉ～】
とか思ってドン引き。


入学式の後
その話をしよったコを見つけて初対面でいきなり
「ニワトリ食ってんの？？」
って聞いたしねぇ～。

向こうは姫の倍ビックリよねぇ～（笑）

普通に「う・・うん」って答えてくれたけど
心の中では
【誰？？！！！てかじゃあぉ前何食ってんの？？】
って思ったやろなぁ～・・


いやぁ～・・
あの時聞いといてヨカッタよ・・。
あの会話聞いてなかったら何の疑問も無く今に至っとったな（笑）