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And This Is Not Elf Land

SEINFELD 7-6 The Soup Nazi(その3)

※SEINFELD(となりのサインフェルド)7-6'The Soup Nazi’(スープナチには逆らうな)の筋書きが書かれています。

No Soup for YouⅠ
No Soup for YouⅡ

スープにありつけなかったGeorgeを尻目に、じーっくり味わっているJerry。
こういう嫌味なシチュエーションも何故か馴染んでしまっているJerryのキャラ…。

JERRY: Oh, man. Ohh! This is fantastic. How does he do it?
(んーっ!コレ最高!よく、こんな味が出せるもんだ!)

GEORGE: You know, I don't see how you can sit there eating that and not even offer me any?
(あのさぁ、そこに座って、人に分けもしないで、よく一人で味わっていられるもんだね。)

JERRY: I gave you a taste. What do you want?
(ちょっと味見させてあげたじゃない。まだどうして欲しいのさ?)

GEORGE: Why can't we share?
(分けてくれたっていいだろ?)

JERRY: I told you not to say anything. You can't go in there, brazenly flaunt the rules and then think I'm gonna share with you!
(だから、{買う時には}何も言うなって言っただろ?決まりをしっかり守れもしないのに買いに行くなって!…その挙句に、分けてくれだなんて!)

GEORGE: Do you hear yourself?
(自分の言ってる事がわかってんの?)

JERRY: I'm sorry. This is what comes from living under a Nazi regime.
(はぁ?これってナチス政権下で暮らした知恵なんだけどね。)

「正義の味方」Elaineも、あの横暴なスープ店主には腹の虫がおさまりません。
ELAINE: I mean, is he allowed to do this? It's discrimination! I'm gonna call the states' attorney office. I really am.
(彼に何の権利があるって言うの?差別じゃない!州検事事務所に電話するわ、絶対。)

Georgeは2回目のトライでスープにありつけました。

GEORGE: Oh, this is fabulous. My God Elaine, you have to taste this.
(これ最高に美味い。Elaine、ちょっと味見してみなよ。)

ELAINE: All right. All right. Give me a tsate. Mmm! Oh God, I gotta sit down.
(ええ、ええ。一口、いいかしら…きゃー、最高!あーん、腰が砕けそう…)


変わり者のsoup Naziも何故かKramerとは分かり合えるのでした。

Kramerのキャラ…分かりません…
ま、どんな形にもなれる人物なのですね…

KramerはElaineが路上で買った家具のガードをしていたのに、ちょっとのスキに盗まれてしまって困り果てていました。


Soup Naziに相談をしています。

SOUP NAZI: You have been a good friend. I have an armoire in my basement. If you want to pick it up, you're welcome to it. So, take it, it's yours.
(お前はいい友人だ。地下室に戸棚があるよ。欲しいなら持っていけよ。持っていけるならくれてやるよ。)

KRAMER: How can I possibly thank you?
(そりゃ、願ってもない!)

SOUP NAZI: You are the only one who understands me.
(お前は俺の事を分かってくれる唯一の人間だからな。)

KRAMER: You suffer for your soup.
(お前にとって、スープはただごとじゃないんだろ。)

SOUP NAZI: Yes. That is right.
(そのとおりだ。)

KRAMER: You demand perfection from yourself, from your soup.
(お前はおまえ自身にも、スープにも完璧を求めるんだな。)

SOUP NAZI: How can I tolerate any less from my customer?
(そうだ、客にだけ寛大になれるわけがないんだ!)




そんなわけで、不思議な縁でElaineがSoup Naziの戸棚を譲り受けることになり…内心穏やかじゃないのは言うまでもありません。

ところが
戸棚の引き出しの中に「大変なもの」が入ったままだったのです。

Soup Naziの店に行くElaine.

ELAINE: Hello.
(こんにちはー!)

SOUP NAZI: You. You think you can get soup? Please. You're wasting everyone's time.
(お前、スープがもらえると思ってんのか?他の客の邪魔になるだけだ。)

ELAINE: I don't want soup. I can make my own soup. " 5 cups chopped porcine mushrooms, half a cup of olive oil, 3 pounds celery."
(スープが欲しいんじゃないわ。だって、自分で作れるもの、「ポルシノ・マッシュルームを刻んだのを5カップ、オリーブ・オイル半カップ、セロリを3ポンド」)

SOUP NAZI: That is my recipe for wild mushroom.
(それはワイルド・マッシュルーム・スープのレシピだ!)

ELAINE: Yeah, that's right. I got 'em all. Cold cucumber, corn and crab chowder, mulligatawny.
You're through Soup Nazi. Pack it up. No more soup for you. Next!
(そう、その通り!もう、みんな私のものよ!コールド・キューカンバー、コーンとクラブのチャウダー、マリガトーニ…
あなたはスープ・ナチなんでしょ?ほら、取り返してみなさいよ!貴様にスープは売らん!次!…ってね!)


自由と平等を重んじるElaineが勝利した瞬間でありました。



美味しいものが食べられれば何でもいいNewmanが(ま、男性陣は全員そうなんですが…)慌てています。

NEWMAN: Jerry! Jerry! Jerry!
Something's happened with the Soup Nazi!
Elaine's down there causing all kinds of commotion. Somehow she got a hold of his recipes and she says she's gonna drive him out of business! The Soup Nazi said that now that his recipes are out, he's not gonna make anymore soup! He's moving out of the country, moving to Argentina! No more soup, Jerry! No more for of us!
(ジェリー、ジェリー。スープ・ナチが大変なことになった!Elaineが店で騒動を起こして、彼のレシピを手に入れてしまって、もう商売をさせないんだってさ。スープ・ナチはもうレシピもないから作れないとかで、もう国を出るんだってさ!アルゼンチンに行くそうだ!もうスープが食べられないんだぜ、ジェリー!!俺たちのスープはもうないんだ!)

しかし…
アルゼンチンですか…
あそこには仲間も多く残っていそうですし、リープキン氏が伝書鳩で連絡を取ってくれることでしょう。

モデルになった実在のお店Soup Manでは、本当にオーダーの手順の張り紙があります。

横暴な独裁者も、メチャクチャな全体主義も、まあ、笑い飛ばしちゃえばいいんです。

しかし、いくら戸棚を譲り受けたとはいえ、元の持ち主の入れ忘れたレシピは返さなくてもいいんでしょうか?

Elaineは「罪」にならないんでしょうかねぇ~

アメリカ人には、このエピソードって「痛快!」極まりない話のようですよ…

ふーん…


~fin~
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