
今日の午後、BS2で放送されたトニー賞授与式。先日の中継は途中からしか観ることができなかったので、今日あらためて通して観たら、新たな発見がたくさん…
えっ、スカーレット・ヨハンソンは演劇助演女優賞を受賞していたの?知らなかった!…っていうことは、私は「演劇部門」の主演/助演・俳優/女優賞を獲得した人4人のうち、3人を、実際に観ているってことじゃありませんか!?おお、JERSEY BOYS三昧している割には…これって、ちょっと凄くない?(と、自分で褒めておきましょう)
それよりも、リバイバル・ミュージカルPROMISES PROMISESに出演しているクリスティン・チェノウスが、オープニングのパフォーマンスで、えらく懐かしい曲を歌うのでぶっ飛びそうになりました!ええ、これってバート・バカラックの名曲の(…しかし、タイトルがなかなか出てこない。メロディーはしっかり口ずさめるのに~『雨にぬれても』でも『恋よさようなら』でもない…アレだよ、アレ!!)どっちにしても、この曲を耳にするのは数十年ぶりだ!
そう『小さな願い』ですよ!あの、サビのメロディーが印象的で、サビの歌詞が中学生でも聴きとれた(笑)…ってことは何ですか?このPROMISES…って、バカラックの曲を使っているわけ?この作品はビリー・ワイルダーの名作『アパートの鍵貸します』を、ニール・サイモンの脚本によって、舞台ミュージカル化したことまでは知っていましたが…(何度もブロードウェイに足を運んでいながら、実際には、ミュージカルについては、知らないこといっぱい…笑)
で、分かりましたよ!我々の世代には懐かしい、バート・バカラックの名曲である、この『小さな願い』、そしてディオンヌ・ワーウィックのヒット曲として、日本でも知られる『恋よさようなら』などは、このミュージカルからの曲だったんですね!すべては、この作品から始まっていたのか!(観てこればよかった!)
バート・バカラックは20世紀の偉大なポピュラー音楽の作曲家の一人に挙げてもいい人です。日本にもファンは多かったし、日本の作曲家でも影響を受けている人は多いと思う。独特の浮遊感とロマンティシズム。そしてきめが細かくて繊細な音…60年代~70年代の時代の空気に合っていました。トニー賞では、Overtureのパフォーマンスがありましたが…なるほどな「バカラック世界」でした。
『恋よさようなら』の原題はI’ll Never Fall In Love Againで、中学生のとき、友人が好きな子に手紙を書いたら、返事にこの「一行」だけが書いてあって「どういう意味?」と大騒ぎしたことがありましたね(!)で、こういうタイトルの外国曲があるのだと分かってからも大騒ぎしましたが。だから、強烈に思い出に残っている曲です(笑)
最後に、NHK側のゲストで出ておられた、例の非常に有名な方が、やたらと(今年中にオープンするらしい)ミュージカル『スパイダーマン』のPRをしておられましたが、「なんだかな~」って感じでした。
(以下、ブロードウェイでもっとも有名な日本人と言える方に、田舎のオバサンが、身の程もわきまえずに、逆らっています)
『スパーダーマン』なんて、最初から「日本人観光客が頼みの綱です」みたいな…「はぁ~?」って感じ…おっしゃるように、たしかに、最近は「舞台転換」だけに莫大な費用がかかるようなメガミュージカルは少なくなってきているかもしれません。それは不況のせいなのかもしれません。でも、別にいいんじゃない?むしろ、演劇本来のあるべき姿に戻ったと考えることはできないでしょうか?
大がかりな舞台セット、派手な仕掛け…
そんなものが見たい人は
ラスベガスかハリウッドにでも行けばいいでしょ!
私は、
ブロードウェイには
まだまだ夢を持っています!
以上!
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