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Yahooのホームで紹介されていた60年代の「カバーポップスブーム」
そして、オムニバスアルバム『大人のヒットパレード』
そうですね~
私もこういう話をするのはちょっと気が引けるんですが(だって「あなた、いったい…いつの時代からこの世にいるの!?」と思われそうで…)実を言うと、「シェリー」と言えば「ジャージー・ボーイズ」でも「フォー・シーズンズ」でもなく「ダニー飯田とパラダイスキングwith 九重佑三子」が思い浮かぶんですよっ!(あ~、言っちゃた)
でも、本当に夢中になっていたのは私よりもかなり上の世代だと思います(キッパリ!!!)私は小さい頃からこういうハイカラな音楽に興味があったから記憶に残っているだけなので…(本当に夢中になったのはグループサウンズあたりからです)
で、話は前後しますが、このアルバムにも「シェリー」がちゃんと収録されていまして、某所で当時の映像を見てみると、アレンジなどはかなり原曲に忠実ですが、如何せん…漣健児氏の訳詞があんまりイケてないね。
この時代のカバーポップスは漣氏の功績を抜きには語れないと言われています。実際、どの曲も漣氏の超訳が原曲を土俵際で寄り切っているかのようなアッパレな出来なのですよ。(私としては、特に感動ものなのは「ルイジアナ・ママ」かな~)漣氏の訳詞だと、どんなエグイ日本語を持ってきても、まんまカタカナ発音で歌っていても全然違和感がないどころか、それがむしろピッタリ来るのが凄いのです。何やら訳の分らん横文字が氾濫している今どきのJポップは彼から学ぶ必要がありますね。
また話がそれてしまいましたが
この「シェリー」ですが、他の漣氏の訳詞と比べると、どうも「間伸び」した感じがするんですよね。
“can you come out tonight”が「さぁ~でておいぃ~でよぉ~~~」ではちょっと…(英語の歌詞みたいに)一音に一語でやれなかったのかな~
“Why don't you come out”と原曲ではコーラスでタメを作るところも「さぁ出ておいでぇ~~」とあんまり芸がない感じ。
でも、終りの“Girl, you make me lose my mind”は「忍び足でネィエィエィエィ~」ぐらいになると、本来のセンスが感じられます。
ま、この曲に関しては、ボブ・ゴーディオが作曲したメロディーの「足腰の粘り」が勝っていたのだということにしておこう。しかし、漣健児氏でも苦戦した(たぶん…笑)訳詞なのだからして…JERSEY BOYSを翻訳上演しようなどいう発想が出てこないことを望みたいと思います。
さて、この曲がTVやラジオからよく流れていたころ、友達の家で、お兄さんがこの曲の「外国人が歌っているバージョン」のレコードを持っていたのをはっきりと覚えているんですよね。そのとき「へぇ、この曲は外国の曲だったのか~」と思ったわけで…。今思えば、それがフォー・シーズンズのレコードだったのでしょう。
月日が流れて、ブロードウェー・ミュージカルで彼らに再会できるなんて…やはり長生きはしてみるものです(笑)
いや、それよりも、もっと凄いのは、いまだに現役で活動していらっしゃるご本人たちの方ですよね!あのオヂサマたちに綾かって、まだまだしぶとく頑張りたいと思う今日この頃…
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