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And This Is Not Elf Land

映画版JERSEY BOYS:主要キャスト決定か




クリント・イーウトウッドの監督による映画化が決定しているミュージカルJERSEY BOYS、主要キャストがほぼ決まっている模様


この話題、これ以上「無視」するわけにもいきますまい(苦笑

ここ数日、入ってきた情報をまとめますと~
まず、フォー・シーズンズのメンバーの役は以下のようになるという…

フランキー・ヴァリ-ジョン・ロイド・ヤング
トミー・デヴィート-ヴィンセント・ピアッザ
ボブ・ゴーディオ-エリック・バーゲン
ニック・マッシ-マイケル・ロメンダ

ジョンのフランキー役は期待通り。これは嬉しいです。彼は本当に素晴らしい俳優です。ビッグスクリーンの上でも輝きますよ!

ジョン・ロイド・ヤングは、2007年末に、約2年でJBを去って、その後は、ハリウッドボウルの「レ・ミゼラブル」でマリウスを演じたり、あとは、ちょっとマイナーな(?)映画に出たりしていた以外は、目立った活動はしていませんでした。(数年前の、例の「…」なCDリリースの件はスル~ってことでヨロシク)

一方、BWのJBは、あとを引き継いでいたジャロッド・スペクターがいい仕事をしていたこともあって、このままでは、ジョン・ロイド・ヤングは次第に忘れられていくのでは…と思えたこともあったのですが、昨年BWに戻ってきて「さすがはトニー賞受賞者!」な納得のパフォーマンスを見せつけて…で、結局はここを取っていきました。わからないものです…いや、それもこれも、ジョン・ロイド・ヤングの役者としての非凡さがあってのことでしょう。かれの起用には、なんの不安もありません!

あとは、ボブ役とニック役は、それぞれツアーの舞台に立っていた人です。エリック・バーゲンは(なんか、日本のニュースサイトでは、珍しいカタカナ表記になっていましたが、みんな「エリック」と呼んでいますよ)実際にキーボードも弾ける俳優のはずです。ニック役のマイケルは、あんまり噂を聞いたことがありませんでしたが、写真を見る限りでは、まぁ見栄えのいい人です。トミー役はTVドラマでも活躍いている人のようですね。

しかし…この面子を見ると…なんだかんだ言っても、結局は、トミーとの関係が物語の中心になって、ボブ・ゴーディオとニック・マッシは「ほぼ空気」なのではないか??と危惧してしまうのですが…

以前に、数々の話題映画に出演している若手俳優のポール・ダノが出演するという噂があったのですが、あの細身の長身であればボブ・ゴーディオ役かな?などと思ったりしていたのですが…まぁ、あれくらいのランクの俳優が出れば、また変わるんでしょう~

例の「レ・ミゼラブル」の映画にしたって、舞台からはアーロン・トヴェイトとサマンサ・バークスが出演し、熱演しましたが…微妙に扱いが悪くありませんでした?「ここは、もっとしっかりとアンジョルラスを映すシーンでしょ!」とどれだけ思ったことか!エポニーヌ役もしかり…なんだかんだ言っても、おいしいところはハリウッド組が持っていってしまっていました。結局、「映画化」って、こういうことなんですよね…

…と、ついつい文句になってしまってすいません~


で、これならばジップ・デカルロ役に大物を持ってくるのだろうな~と思ったら、予想通りクリストファー・ウォーケンにほぼ決定のようです。ウォーケンのミュージカルと言えば、HAIRSPRAYのパパ役が思い浮かびます。

ただ、JBの中では、ジップ役は歌わないので、映画版でも歌わないでしょう。まさか「映画のために、ジップの歌う曲を新たに入れました」なんてアホなことはしないだろうと思いますよ(!)

フォー・シーズンズの物語の中でのジップ・デカルロの役割というのは、そう単純には言い表せません。少なくとも、フランキーとボブは、こういう闇の力を借りずにミュージシャンとしてのキャリアを確立したかったのだと思います。しかし、当初、グループを強い力で牛耳っていたトミーの存在もありますし、とにかく、かれらの出自や生きてきた環境を思えば、避けては通れない部分ではあったのでしょう。その辺の葛藤については、ジョン・ロイド・ヤングは、舞台と同様、完璧な演技で魅せてくれるはずです。

で、また新たなニュース…TVを中心に活躍しているバリー・リビングストンがグループの会計士役になるのだそうです。舞台では、ちょっとしか出てきません。「今は11月だから、4月までは6カ月だろ!」と、計算の出来ない(?)トミーに言う場面で笑わせます。ボブとフランキーのパートナーシップについても触れますが、それだけです。

しかし、舞台では「あとはお察しください」な箇所でも、映画では膨らますことができます。グループの金銭問題や裏契約のところはストリー上も重要な部分ですし、会計士役は、もっと掘りさげた描かれかたをする可能性がありますね…



こういう具合に、どんどん映画関連の情報は出てくるでしょう。JERSEY BOYは、舞台版にこだわらずに、ミュージシャンの伝記映画風に映画化すれば、そこそこ、いい作品にはなると思います。(それはずっと思っていました)イーストウッドはどう料理するのでしょう?っていうか、それ以前に、脚本はどうなっているのでしょう?

でも、一方では、やっぱりミュージカルなテイストは残してほしい…という気持ちもあります。フランキーには「シルエット」を歌いながら登場してほしい!トミーが塀の中に入るときは「アースエンジェル」を歌ってほしい!仲間が去っていくときにも、突然「ステイ」とか歌い出してほしい!娘が家を飛び出し、恋人が去っていくというのにも、のん気に(?)「バイバイベイビ~~~~♪」とか歌ってほしい!!なぜって…それがミュージカルだから!…しかし、これをやると、ずいぶん痛い映画になる恐れがある。

それを思うと…やはり、映画化は「大歓迎」って気持ちにはなれません。
JERSEY BOYSは実在のミュージシャンを題材として、登場人物の「語り」を重視した、ドキュメンタリー風の作品です。曲も、実際にバンドの演奏シーンとして見せられたり、通常のミュージカルのように、登場人物の心情を語るために歌われたり、あるいは、その境目がつきにくかったりするものもあります。こういうふうに、つねに観る者の視点に揺さぶりをかけてくるのがこの作品の優れたところであって~映画では、どこまでそれができるのか…

なんて、いつまでもぐだぐた言いたくなるのも、作品を愛すればこそ…しかし、キリがないのでもう終了します、ではでは!
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