経営戦略税理士のブログ

川口市在住の若手税理士が独立をめざしてけなげに頑張るブログです。

中期経営計画は会社のダイエット

2017-05-31 20:10:37 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


経営者のなかには、売上が下がって、資金繰りに苦しんでいる


かたもいます。


経営コンサルタントのなかには、売上を上げる方法を教えて


回る人もいますが、その人が書いた本を読んでいる人から


売上が伸びたという声を聞いたことはありません。


今、関与先で売上が伸びている会社というのは、


得意先から信頼を得た会社です。


ある製造業の会社です。


信頼を得るために、その会社がやっていることは、


製品の納期をきっちり守ることと品質の高さを維持する


ことです。


しかし、これは、時間が5年以上かかります。


工場の生産ラインを整備するには、物の置き場を


どこにするか、作業の工程から無駄をなくすには


どうするか、毎年目標をたて、毎月その


進捗状況を確認する必要があります。


品質を高めるにも、設備投資が必要であり、


試作品を何度も作り直し、ようやく納品できる


状態となります。


つまり、売上を上げると言っても


経営コンサルタントの指示通りやって


短期間で結果を出せるわけでもなく、


得意先から信頼を得るにも5年以上かかったりと、


よほど、その業界が伸びていない限り、


時間がかかるものです。


しかし、そうはいっても、銀行は借入の返済を


待ってはくれませんし、従業員の給与や税金の支払い


もあります。


もっと、簡単に資金繰りを改善する方法がないのでしょうか?


こうした問題にいつもたとえをもちだすのが、


ダイエットです。


ダイエットをするには、はじめに目標となる体重を


数字で示します。


つぎに、目標に近づくためのやせる方法について


考えます。


そして、一週間、一か月、ときりのいいいところで


本当にやせたかどうか、チェックします。


計画通りやせていなければ、計画を修正するか、


やせかたを変えるかします。


資金繰りを改善するのも、これと同じです。


目標となる粗利益等を経営計画で設定します。


つぎに目標を達成するための方法について


経費を減らすのか、リスケをするのか、等


考えます。


そして、一か月ごとにモニタリングを行います。


計画通り資金繰りの改善が行われていなければ、


計画を修正するか、資金繰りの改善のしかたを


変えるかします。


実際、こうしたやりかたをとった会社の


サポートを私はしています。


その会社も売上は下がっていますが、


毎月のモニタリングで、外注費が高いことに


メスを入れ、外注費を大幅に削減した結果、


粗利は昨年同月より1000万改善し、


社員の給料の削減は一切、行われていません。


無駄な経費は、ダイエットでいうなら、


無駄な脂肪です。


会社経営の場合、どこに無駄があるのかは、


自分ではなかなか気づきにくいものです。


そこに気づき、メスを入れられるのは、


会社のドクターである税理士です。


税理士ですから、経営コンサルタントと


ちがい、売上をあげるノウハウを教える


ことはできませんが、中期経営計画のもとで、


会社の体質をしぼるお手伝いはできます。


中期経営計画のもとで会社の体質をしぼりたい。


そう思われたかは、ご相談ください。


ご相談ボタン


 


 


 



期限1日前でも8万の節税するワンポイント

2017-05-31 06:11:17 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


個人事業主のかたや起業したばかりのかたで、


申告期限ぎりぎりまで、領収書の整理に追われた


経験のあるかたもいると思います。


Googleでいろんな税理士さんのHPを見ていても、


「駆け込み決算に対応します」といった文言を


よく見ます。


正直、申告期限1日前だと節税なんて厳しいと


思われるかもしれませんが、


あきらめないでください。


申告期限1日前でも、経費で落とせる書類を


もってきて8万円も節税できたかたもいます。


経費で落とせる書類を決算時に税理士事務所に


渡すなんて当たりまえじゃないかと


思われるかもしれませんが、


個人事業主や起業したばかりのかたで、


所得税や法人税、消費税をたくさん


不必要に負担する要因の一つは、


経費で落ちる書類がそろっていないためです。


実際、お金を払っているけれど、


経費で落ちるレシートがないために、落とせないのです。


経費で落ちるものは、レシート以外にも、


期末で未払いになっているものがあります。


例えば、


社会保険料の未払いや固定資産税の未払い


外注費の未払い といったところです。


3月で事業年度が終了する法人の場合、


4月や5月になって支払った社会保険料の納付書


があれば、3月では未払いの経費として落とせ、


法人税、地方税の節税となります。


こうした経費で落とせる書類は、


普段、封筒やファイルのなかに放置されている


かたもいると思います。


ですが、封筒やファイルに放置していると、


決算時に取り出す際、レシートがばらけ、


経費の拾いもれが生じるおそれがあります。


そこで、お客様によっては、


会計日記帳を配布し、そこにレシートを


貼っていただくようにしています。


こうすることで、レシートがばらけず、


経費の拾いもれが少なくなります。


会社がある程度の規模になると、経理の専門のかたが


こうしたレシートの整理を行うので、心配ありませんが、


個人事業主や会社設立して間もない方の場合、


社長が経理もやることが多いので、


どうしても、経費で落とせる書類の拾いもれが


生じてしまいます。


経費で落とせる書類をきっちり保管するには、


会計日記帳に書類をペタペタ貼る以外にも


方法があります。


経理を楽にして本業に専念したいかたは、ご相談ください。


E-mail:tadao@tkcnf.or.jp


HP:http://www.katotax-maskansa.jp/


 


 


 


 



小さな会社のワンマン体制を変える3ステップ

2017-05-30 19:22:12 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。


みなさんの周りにワンマンな社長はいませんか?


社員が10名規模の会社であっても社長はワンマンになりがちです。


その原因は、社員がイエスマンになりがちなところにあります。


社長が強すぎるあまり、いつの間にか誰も意見を言わなくなります。


そんなワンマンな社長への対処法ですが、


社長に何か勝てるものをひとつつくってみるですとか、


社長の弱みをにぎるといったものもあります。


しかし、社長に物を言えるのは、


会計事務所でも15年以上キャリアを積んだ


ベテラン職員くらいなもので、


とてもハードルが高いのです。


ところが、もっと簡単にワンマンな体制の見直しが


できる方法があるんです。


意外なことかもしれませんが、経営会議です。


経営会議にいたるまでのステップは3つです。


①経営計画をつくる


自分で作る場合、Googleで検索すると


「経営計画つくるくん」が出てきますので、


それでもかまいません。われわれを利用する


場合、経営計画ソフトをもと1時間ほどヒアリングしますので、


社長は、質問に答えるだけであとは何もする必要はありません。


②経営計画を発表する


台本はこちらで用意します。社長は、将来会社どうしたいか


をしゃべっていただくだけで、あとは何の準備もいりません。


③経営会議を開く


司会はわれわれで行います。事前に社員さんからアンケートを


とり、当日の議題などを決める他は、特に準備はいりません。


こうした3ステップによって実際に


会議を行った社長の声として


「これまで社長のワンマン体制だったが、数値をもとに


社員と議論することで、チームとしての一体感が


もてるようになった。」


という方もいます。


会計事務所は、数字が命です。しかし、数字を使って、


ステップを踏むと、ワンマン体制の見直しまで業務の


範囲が拡大することもあります。


社内の体制を見直したいかたは、ご相談ください。


tadao@tkcnf.or.jp


HPhttp://www.katotax-maskansa.jp/


 


 


 



マックならぬ税理士事務所の裏メニューとは

2017-05-30 06:24:12 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。        最近、マックに行くと、裏メニューというのがあります。これって税理士事務所でも、あるのかなと思い、今回は、税理士事務所における裏メニューと思われるものをあげてみます。


この投稿での裏メニューの定義は、                 ①Googleで税理士事務所のHPを閲覧しても、あまりサービス内容に登場しないもの                                  ②異業種交流会でいろんな業種のかたと話していても、ピンとこないもの   ③基本的にすでに顧問契約をしていただいている常連のお客様向けのもの とします。あくまで個人的な見解ですのでご了承ください。


裏メニューの前に、表のメニューをあげてみます。


表のメニュー                              記帳代行 決算書の作成 申告書(法人税、地方税、消費税、所得税、相続税)の作成・提出 経営分析 税務相談 節税対策 各種税務届出書の作成・提出 源泉所得税の計算、納付書作成 会計ソフトの入力の指導 納税計画作成         クラウド会計導入支援 会社設立支援 経理代行 給与計算 税務調査立会  年末調整、源泉徴収票の交付  法定調書、償却資産税の作成・提出


表のメニューの特徴は、どの事務所もやっていることです。これに対して、裏メニューは、他の事務所ではあまりやっていないことです。


裏メニュー                               MAS監査 経営会議 社員向けの財務研修 補助金の申請代行


MAS監査とは、マネジメント・アドバイザリー・サービスの頭文字をとったものですが、名刺交換をするとよく「エム・エー・エス監査って何ですか?」と聞かれます。経営計画をつくって、予算と実績を対比させながら、対策を練り、PDCAサイクルを回すものです。これを1年継続した会社では、数字の管理が行きとどき、利益の出やすい体質になります。


経営会議は、いろんなやり方はありますが、一つは経営計画を共有する場として経営者と社員ないし幹部の意思疎通を図り、会社のしくみ作りに貢献するものです。以前、埼玉県の朝霞市で行ったときは、大変好評でした。


社員向けの財務研修は、金融機関の方向けに財務分析のしかたなどを2時間ほどかけて教えるものです。臨時的な業務なので、表のメニューとしては出しずらいです。


補助金の申請代行ですが、直近の「ものづくり補助金」の申請における認定支援期間は、ほとんど金融機関です。税理士事務所でやっているところは少ないので裏メニューに分類しました。


裏メニューに共通するのは、経理や税務以外でお客様のお役にたてることがないかという視点です。所属事務所ではMAS監査の専用HPからも情報の発信に努めています。


表メニュー以外にも裏メニューを見てみたいというかたがいましたらお立ち寄りください。


tadao@tkcnf.or.jp


 


 



3分でわかる会社設立後に納める税金と節税

2017-05-29 19:49:51 | 日記

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。起業した方から、どの税金をいつ、いくら払うのかというご相談を受けることがあります。そこで、会社設立後に納める税金の概要と、節税のしかたをご紹介したいと思います。


会社設立後に納める税金


・消費税


会社設立後しばらくの間、もっともはらうことになる税金かと思います。会社設立後、多くの会社は、2年間は免税ですが、3年目になると、計算方式が2つに分かれます。消費税の計算方式を選択するには、所定の手続きが必要です。提出書類が出されていないと不利な計算がなされることもあります。消費税に関しては、2年間の免税期間がある場合、決算が訪れるごとに税理士と相談するのが、よいと思います。会社が赤字でも消費税は納める場合もありますので、消費税がかかることが分かり次第、税額の試算をし、定期積金を新たに積み立てることも有効です。


・法人税


法人の所得に課される税金です。法人税率は、資本金1億円以下の中小法人の場合、年800万円以下の所得と、800万円超の所得で税率が異なります。法人税税率と比較してほしいのは、役員報酬をとった場合の所得税率です。所得税率が法人税率より高い場合、役員報酬を抑えると、税率の差に応じて、会社にお金を残すこともできます。逆に所得税率が法人税率より低い場合、役員報酬をあげることを検討してもよいかもしれません。


・地方法人税、地方法人特別税


どちらも自治体の財政力の格差を是正するためのものです。名称が紛らわしいですが、実務でも気に留める人はほとんどいません。


・都道府県民税(法人税割、均等割、事業税)市町村民税(法人税割、均等割)


法人税割や事業税は法人の所得に対応しますが、均等割は、資本金や従業員など会社の規模に対応し、赤字でも納めることになります。


・固定資産税


土地や家屋にかかる税金です。不動産を賃貸している会社の場合、消費税よりも固定資産税のほうが、資金繰りにあたえる影響は多いです。


・印紙税


税務調査の際、法人税や消費税の申告漏れとセットで指摘されることがあります。税務調査の盲点となりがちですので、印紙が貼っていない契約書は注意です。


・自動車税


実務上、個人で乗っている車の自動車税を会社の経費としている会社もありました。金額は大きくないと思いますが、節度は保ちたいところです。


・源泉所得税、特別徴収による個人住民税


従業員10人未満なら1月~6月は7/10、7月~12月は1/20、といった半年ごとの納期の特例があります。特別徴収による個人住民税とともに、経理上は、会社から預かったことになりますが、預かっているという実感をもっている人はいません。これらの税金の納付は、社会保険料の納付とともに、結構、煩雑な思いをさせるようです。


節税のしかた


倒産防止共済をはじめ、各種保険商品を購入したり、30万円未満のパソコン等を買って一発で経費にしたり、法人の利益を役員報酬に付け替えたり、といろいろなことはできますが、一番いいのは、帳簿をしっかり管理することです。起業したばかりのかたのなかには、現金出納帳をつけておらず、現金管理ができていないかたもいます。現金管理をしっかりして、領収書もそろえて、計画的に税金の支払いをすれば、延滞税といった無駄な税金を納めなくてよくなりますし、経費の拾いもれも少なくなります。


そうはいっても


そうはいっても、現場で忙しくて現金の管理などするゆとりがないかたもいると思います。そうしたかたは、まずは会計事務所に、税金のシュミレーションをしてもらい、納税予定表を作成してもらうといいでしょう。まずは、その予定表をもとに、お金の流れを会計事務所とともに整理するのが、節税の近道です。


tadao@tkcnf.or.jp