(読了 5分)上二つだけ、重要度★★★★☆
・日経平均-2000円(-5.81%)で全面安
・米失業率 結果4.3% 予想 4.1% 景気後退へ
・リスク分散の資産は、債券・ゴールド・現金で
・日経平均-2000円(-5.81%)で全面安
額面では大きいですが、下げ率で見ると-5.81%で
歴代20位以内にも入らない、平均して1年に1回程度の下げです。
2001年以降なら 17位
いつ来てもおかしくない「株価の大暴落」…ピンチをチャンスに変える〈買い〉のコツと〈動じないメンタル〉の手に入れ方【資産1億円超えの兼業投資家が解説】 (THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)) - Yahoo!ニュース
「マスコミは視聴率稼ぎのために、下げ率ではなく下げ幅で言う」
「ここで暴落とか言ってるブログは素人」
みたいなことをモハPさんがちょっと前に言っておられましたね。
(先週、暴落を3回くらい言っちゃった…(;´Д`))
下落した理由
日本株がなぜ下がったかというと、
日米の政策金利が転換点を迎えたためです。
特にアメリカ。
アメリカで景気指標が弱くなり
景気後退入りの雰囲気が強まる中、
ここまで日米の金利差の水準を無視していた
投機的な円キャリートレードの巻き戻しで
急激な円高に。
過去のチャートを見ると、1ドル130円~140円まで円高でもおかしくないなと。
2023年までの、ドル円と日米の金利差のチャート
https://am.jpmorgan.com/jp/ja/asset-management/per/insights/market-insights/guide-to-the-markets/guide-to-the-markets-slides-apac/fixed-income-currency/gtm-jp-usjaintratedif/
2024年直近 チャート
https://www.smtb.jp/personal/useful/market-column/sera-column_57
輸出企業が多い日経平均は米株安と為替のダブルパンチを食らうと。
日米の利上げや利下げによって金利差が縮まり
これからも
円高ドル安に向かう中期的なトレンドだと考えられるので、
安くなったからそろそろ底だろうと攻めるのは
かなりハイリスクだと私は思います。
特に50代以上のニワカ投資家の人は老後資金を増やす目的で
一発大逆転というのはやめておいたほうがいいです。
買うにしても少額で。
・米失業率 結果4.3% 予想 4.1% 景気後退へ
米失業率は、一度上がり始めると急激に上がるので
すでに景気後退の瀬戸際か真っただ中にいるかも。
FRBは後手に回ってしまったかもしれず、
ハードランディング的な米景気後退となれば、
米経済と結びつきが強い日本企業の業績は下方修正される可能性も。
米雇用統計、7月の非農業部門雇用者数は11.4万人増-予想17.5万人増
米株もVIX恐怖指数が23を超え、乱高下しそうな予感。
・リスク分散の資産は、債券・ゴールド・現金で
全面安のときは銘柄を分散させていてもあまり意味がありません。
株以外の資産クラスをもっておく必要があります。または現金で。
債券
40代以上の人は、
米国債を少し買っておくのも一つの手だと思います。
100ー年齢=株の割合、年齢=(債券+現金)の割合%
今は債券も有利(ただし、ドル建て、豪ドル建てで)
これからアメリカで利下げされると、
既発債(中古)の債券価格は値上がり。
安定した利息も長期的にもらえるので、
円高になってもある程度の耐性があります。
米大統領選はハリス候補が勝つと思うので
インフレぶり返しの確率は低くなった予感。
(確トラと言っておきながら…
とはいえ、トランプの可能性もあるので
11月まで様子見というのもありかも)
国内債は、米格付け会社が
日銀が追加利上げしなくとも
格下げする可能性があると私は考えているので
もうちょっと様子見で。
利上げ局面では買わないほうが良いです。
ゴールド
ゴールドは今は地政学リスクも絡んだ高値圏なので、リスクは高め。
長期のお守りとして10%までが良いかなと。
私は4%、さらに積み立て中。
両学長はオススメしていないので、
気になる人だけ、少額で。
円高がピークを迎えるまで、2026年くらいまでは為替ヘッジ付きのETFか投信が良いと思います。
株との相関は低めですが、
下がるときは一緒に下がることも。
債券のほうが逆相関なので、リスク分散させる目的なら債券で。
GLDM(ヘッジ無し)と「サクッと純金」以外は手数料が高め。
ビットコイン
ビットコインはひろゆき氏が指摘していましたが、
ゴールドと違って実需としての使い道がないので、
サイバー攻撃その他で怖がってみんなが欲しがらなくなると
もろさがあります。
老後資金には向かないと思います。
私は一貫して非推奨(でも、たまに少額買う)
不動産
さらに上級者向け。管理を自分で行う場合は不労所得でもないです。
しかも、今から金利のある時代なので、
マス層にとっては相当ヤバいと思います。
早ければ来年1月から変動金利も上昇。
標準的な家計でローン負担が0.25%につき月7000円増だそうです (;´Д`)
修繕費もきついので、私は賃貸派に宗旨替えしました。
海外リートは利下げで借り入れコストが下がるため、買い。
(ただし、商業不動産がリスク)
悪い事ばかりではない
円高になると、エネルギーや物価が安くなるというメリットもあるので、
実体経済にはプラスかも。
以上です!(市場で生き残れ! 休むも相場)