電動バイクeGOと改造EV「eBOBBER」

ヤマハ Virago 250ccを電動EVに改造するプロジェクトにハマッテいます。

コンバージョン・改造EV eBOBBER (リア・スプロケット)

2011-08-12 23:08:38 | 車・バイク

電動バイクのスピードと加速力を決めるうえで、いくつか方法があります:

1)出力の大きいモーターを使う(車体のサイズに物理的な制限があるのでデカければ良いというものでもない)、

2)トップスピードをUPさせるには電圧を上げる(即ち、24Vよりも48Vの方がスピードは2倍になる、モーターの回転数は電圧に正比例する)

3)加速力をUPさせるにはコントローラーの許容電流の高い機種を選ぶ(トルクは電流に正比例する)

等の方法があります。

ギア比を工夫することによってスピード重視の設定や、加速重視の設定が可能です。 電動バイクの場合には、ガソリン車と違い、チェンジギアを使わないでモーターと後輪を直接チェーンで連結します。 その際に、リア・スプロケは出来るだけ歯数が大きなものを選択することを勧めます。 小さなリア・スプロケを使うと、同じスピードを得るために、電流をより多く消費してしまいます。 電動バイクでは「小さい歯数のフロント・スプロケ+大きな歯数のリア・スプロケ」の組み合わせが最適です。 そうする事によって、加速が良くなり、登坂能力がUPし、電流の消費が抑えられ、航続距離が長くなり、モーターへの負荷が軽減され寿命が延びる・・・等のメリットがあります。 

歯数の大きいリア・スプロケが良いのですが、物理的な制限があります。 即ち、タイヤやスイングアームに干渉しないサイズとする必要があります。 例えば、520チェーンの場合、60Tのスプロケの直径は約310mmです。 62Tの直径は320mmあります。 ボール紙で60Tスプロケを作ってスイングアーム等に干渉しないことを確認しました。 62TでもギリギリOKと思いますが、若干の余裕を見て、60Tを使うこととしました。

 

520チェーン用の60Tリア・スプロケは標準品では販売されていないので、特注で作る必要があります。 価格は加工賃を入れて約¥13,000。 フロント・スプロケは14Tを使ってみようと思っています。 因みに、フロント・スプロケは約¥4,000~5000ぐらいで購入できるので、ギア比を変更したい時にはフロントを変えることが経済的です。

14T:60T・・・ギア比4.285 トップスピードは85km/hを狙う

因みに、電動バイクでは航続距離、加速性能、トップスピードなどを考えるとギア比が4.0~5.0が望ましい。

 



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