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バンナの心を折った京太郎、K-1GP王者への道開く

2010年11月23日 | 日記
 【格闘技最前線】

 格闘技イベント「K-1」の重量級世界最強を決める「WORLD GP 2010」で、日本代表の京太郎(24)が世界の強豪8選手で争われる決勝大会(12月11日、東京)に進出。トーナメント1回戦で前年王者のセーム・シュルト(オランダ)と対戦する。10月2日に韓国ソウルで開催された「WORLD GP 2010」開幕戦で京太郎はジェロム・レ・バンナ(フランス)に勝利して、決勝大会への出場権を得た。引退した武蔵の後を継ぐ京太郎は、日本人初のGP王者を目指す。

 ■バンナが試合放棄

 10月2日、1万2719人で埋まったソウルの会場。日本人を勝たせたくない-という韓国独特の空気の中で、日本のエースで第2代K-1ヘビー級王者の京太郎が実力を見せつけた。

 試合は3分×3ラウンドで行われた。2ラウンドまではやや劣勢だったが、3ラウンドでは37歳のバンナが失速。攻勢に出た京太郎は左右のパンチを打ち込み、バンナの鼻から流血させた。判定は、ジャッジ2人が29-29のドロー裁定で、1人が30-29でバンナを支持したものの、規定により延長戦に突入することが決まった。

 ところが、スタミナ切れのバンナは、判定に不服を唱え、延長戦を拒否してリングを降りた。場内にはブーイングがこだました。バンナの試合放棄で、京太郎が堂々の勝ち名乗り。4月のヘビー級王座防衛戦でピーター・アーツ(オランダ)をKOで下している京太郎が、今度はバンナを下した。K-1の歴史を築いてきたアーツとバンナの2人からの勝利は、日本選手としては初の快挙となった。

 ■いきなりシュルト

 試合の2日後にソウルで行われた決勝トーナメントの組み合わせ抽選で、京太郎の対戦相手が決定した。初戦の相手は、前年王者で過去4度の優勝歴を誇るシュルト。京太郎は「一昨日の試合は若干心残りもあるので、12月の試合にぶつけたい」と抱負を述べた。

 シュルトに勝つと、準決勝ではマイティ・モー(米国)とピーター・アーツ(オランダ)の勝者と対戦。そこもクリアすると、グーカン・サキ(トルコ)、ダニエル・ギダ(ルーマニア)、アリスター・オーフレイム(オランダ)、タイロン・スポーン(スリナム)の中から勝ち上がってきた相手と決勝戦を戦う。

 重量級の武蔵、中量級の魔裟斗が引退し、日本人スターの出現が望まれるK-1。「有名になりたい」とプロ格闘技の門をたたいた京太郎が、佐竹雅昭、武蔵の準優勝を超える日本人初のGP王座を目指す。



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