広島の五輪招致、見直しへ＝市議会、関連費削除案を可決

　広島市の2010年度当初予算案から20年夏季五輪招致検討にかかる費用を削除した修正案が26日、市議会本会議で賛成多数により可決された。市は単独立候補を前提とした基本方針を策定しようとしていたが、足元の議会から「検討すら許さない」との意思を突きつけられたことになる。今後、招致活動からの撤退も含め、抜本的な見直しを迫られることになった。
　市は当初予算案に、基本的な開催計画策定などにかかる費用として約2600万円を計上。しかし、保守系2会派が23日、主に財政負担の重さを理由に、全額を削除する修正案を提出し、各会派に賛同を呼び掛けていた。　



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