理想の父親像

亀田三兄弟のオヤジの本、『闘育論―亀田流三兄弟の育て方』を読みました。

なんだかんだ言っても、やっぱあのオヤジはスゴイっす。

初めの頃は僕、こんな風に思ってたんです。
「子供に自分の好きなことを押し付けて、
自分は楽して儲けようと思ってんちゃうか！？
子供が親に逆らえないのをいいことに、
あんなキツイ練習させたらかわいそうやろ！」と。

でも、この本の中で、ホントに子供を愛しているんだなぁ
ということを感じたし、オヤジ本人だって口先だけの人じゃないんだなぁ
ということが分かりました。

特に共感できた点は、
『子供と同じ視点に立って、オヤジ本人も真剣になっている』
ということ。
あれやれ、これやれ、と口で言うのは簡単だけど、
実際にやる立場の方は大変。

家で、子供に勉強しなさいと言いながら、
自分はビール飲みながらダラダラとＴＶを見ている、
そんな父親って、けっこう多いんじゃないでしょうか？

そりゃあ、
「お父さんは会社で頑張ってるから、
家ではゴロゴロしてていいのさ」
なんて言ってしまうのは簡単です。

でも、子供の目に映ってる父親って、
『会社で働いてる時の姿』ではなく、
『家にいる時の姿』なんですよね。
だから、親は会社にいる時は本業、
子供と一緒にいる時は親業を務めないといけないと
思うわけです。

まだ子育ての経験がないからこそ言える、
理想論かもしれませんけどね。