世羅のぼやき

競馬を中心に、日常の出来事の感想を載せていきます

映画「北斗の拳」を見て

2006年03月30日 22時18分39秒 | 漫画・書籍・映画・ゲーム
3月11日からやっている「北斗の拳」を見に行ってきました。
原作は持っているわけではありませんが、4回は読んだのでそれなりに知識はあるつもりです。
アニメのほうもリアルタイムで未定ました。懐かしい思い出です。
それだけに見る前は、期待半分・不安半分というのが正直なところでしたね。
なんといっても不安だったのが「
これ以上にないというくらい刷り込まれたケンシロウ役の神谷明さんと、ラオウ役の内海賢二さんを外してきたのはかなり冒険です。
オールドファンほどにうるさいんですけれど、どんなものか。
また、「北斗の拳」という題材がメジャーかといわれると、厳しいかなという気もちもあるので、どれだけわかりやすく説明していくのかも心配でした。

実際に見てみてどうだったか。
(以下話の主線に触れるところもあるのでご注意を!)
前者の声については、ケンシロウ役の阿部さんも、ラオウ役の宇梶さんも頑張っていると思います。
特に初めて聞いたときは宇梶さん、「おお!( ゜Д゜)」と思わせましたね。内海さんになかった渋さがありました。
抑揚の利いた内海ボイスだったら「こうやるんだろうな…」と思うところがたくさんありましたが、かなりいい線いっていたと思います。まだ元祖を超えられていませんが。
阿部さんも最初は不安でしたが、最後はかなりなじみました。十分いけると思います。
しかし脇を固める声優さんが超一流ぞろいなので、迫力不足は否めませんでした。
皆さん上手すぎます。もう少し加減してあげてくださいww

ストーリーは聖帝サウザーを悪役にした物語をほぼ忠実に再現してあります。
演出はほとんど変わっておらず、名台詞の数々も再現されていました。
構図を分かりやすくするため、個人的に好きなサウザーとお師さんとのエピソードや、このころ重要キャラだったマミヤさん、レイなどがまったく無視されていますが、それが分かりやすくしている点だと思います。上手く流せました。
一緒に見た友人も話の流れがよく分かったと言っています。その意味で、初心者にも優しい(易しい)作品に仕上がったと思います。
しかし、それは私たちが20代だったからで…
これは10歳から下のお子さんが見たらホラー映画でしょうし、10代の方が見たらギャグ漫画じゃないかなぁと思ったのが正直なところです。
この感覚は現代では通用するのかなぁ?と感じました。設定を丁寧につくる最近の漫画と比べて、熱さでその辺を強引に乗り切るこの漫画は理解しずらいかなと思いました。

北斗の拳好きなら見て損はないと思います。
最後になりましたが、ベスト頑張り賞は柴咲コウさんに。
もっともがんばっていたと思います。次回作に期待です♪

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