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安倍元首相と靖国 米「失望」

安倍晋三元首相と靖国神社に関する関係は、日本国内外で大きな議論を呼んだテーマであり、特に彼の靖国参拝や関連する発言は、政治的・外交的・歴史的な観点から注目されてきました。この回答では、安倍氏と靖国神社の関係について、具体的な史料の原文を引用しながら、詳細に説明します。以下の内容は、史料に基づき、時系列に沿って整理しつつ、関連する背景や反応も含めて包括的に解説します。 --- ### 1. 靖国神社の概要と歴史的背景 靖国神社は、1869年に「東京招魂社」として創建され、1879年に「靖国神社」と改称されました。幕末から第二次世界大戦までの戦没者約250万人を「英霊」として祀る施設で、特に第二次世界大戦のA級戦犯14人が1978年に合祀されたことが、国内外で問題視されています。この歴史的背景が、安倍氏の参拝に対する議論の基盤となっています。 **史料の原文(靖国神社の目的)**: > 「靖国神社は、国のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝える」場所、および「日本の独立を誓う場所」との認識が正しいとのことである。[](https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E9%259D%2596%25E5%259B%25BD%25E7%25A5%259E%25E7%25A4%25BE%25E5%2595%258F%25E9%25A1%258C) --- ### 2. 安倍晋三の靖国神社参拝(2013年12月26日) 安倍氏は第二次政権(2012年12月~2020年9月)において、2013年12月26日に現職首相として靖国神社を参拝しました。これは2006年の小泉純一郎元首相以来、7年4カ月ぶりの現職首相による参拝でした。この参拝は、中国、韓国、米国などから強い反発を招き、国内でも政教分離や歴史認識を巡る議論を引き起こしました。 #### 2.1. 参拝の詳細 安倍氏は参拝後、記者会見でその意図を説明しました。以下は、安倍氏の参拝後の記者団とのやりとりの原文です。 **史料の原文(安倍首相の記者会見、2013年12月26日)**: > 「本日、靖国神社に参拝を致しました。日本のために尊い命を犠牲にされた御英霊に対し、尊崇の念を表し、そして御霊安らかなれと手を合わせてまいりました。そして同時に靖国神社の境内にあります鎮霊社にもお参りをしてまいりました。鎮霊社は靖国神社に祭られていないすべての戦場に倒れた人々、日本人だけではなく諸外国の人々も含めてすべての戦場に倒れた人々の慰霊のためのお社であります。その鎮霊社に対して、すべての戦争において、命を落とされた人々のために手を合わせ、ご冥福をお祈りし、そして、二度とふたたび戦争の惨禍によって人々が苦しむことのない時代をつくるとの決意を込めて、不戦の誓いを致しました。」[](https://www.nippon.com/ja/behind/l00054/) > 「靖国神社の参拝は、いわゆる戦犯を崇拝する行為であると、誤解に基づく批判がありますが、私は1年間この歩みをご英霊に対してご報告をする、そして、二度と戦争の惨禍の中で人々が苦しむことのない時代をつくっていくという決意をお伝えするために参拝をいたしました。もとより、中国、あるいは韓国の人々の気持ちを傷つける、そんな考えは毛頭ございません。それは、靖国神社に参拝をしてこられた歴代の総理大臣と全く同じ考えであります。母を残し、愛する妻や子を残し、戦場で散った英霊のご冥福をお祈りをし、そしてリーダーとして手を合わせる、このことは、世界共通のリーダーの姿勢ではないでしょうか。」[](https://www.nippon.com/ja/behind/l00054/) この発言から、安倍氏は参拝の目的を「戦没者への敬意と不戦の誓い」と位置づけ、A級戦犯への崇拝ではないと強調しています。また、鎮霊社への参拝を通じて、国際的な視点も含めた慰霊の意図を示しています。 #### 2.2. 参拝の形式 安倍氏は公用車を使用し、「内閣総理大臣 安倍晋三」名で献花し、本殿に昇殿しました。この行為は公式参拝と見なされ、政教分離原則に反するとして日本弁護士連合会などから批判されました。 **史料の原文(日本弁護士連合会会長談話、2013年12月26日)**: > 「安倍晋三内閣総理大臣は、本日(12月26日)、広く報道される状況下において、靖国神社に参拝した。公用車を使用し、秘書官を同行し、内閣総理大臣の肩書で記帳及び献花をしたもので、このような形で行われた参拝は、内閣総理大臣として行われた公式参拝と評価せざるを得ず、誠に遺憾である。」[](https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2013/131226.html) --- ### 3. 国際的な反応 安倍氏の2013年参拝は、中国、韓国、米国、EU、ロシアなどから強い反発を招きました。以下に、具体的な反応とその原文を示します。 #### 3.1. 中国 中国外務省は、靖国神社を「日本軍国主義の精神的道具」と位置づけ、参拝を強く非難しました。 **史料の原文(中国外務部長・王毅の発言、2013年12月26日)**: > 「靖国神社とは、『かつての日本軍国主義による対外的侵略戦争発動の精神的道具でありシンボル』との中国側の原則的捉え方を明らかにした。」[](https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=1918) > 「日本側が日中関係のボトムラインに引き続き挑戦し、両国関係の緊張対立を不断に強める下心があるならば、中国側は徹底してお付き合いする。」[](https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=1918) 中国は、靖国参拝を日本の軍国主義の復活と結びつけ、尖閣諸島問題や軍事強化と関連づけて批判しました。 #### 3.2. 韓国 韓国もA級戦犯合祀を理由に参拝を非難し、歴史認識の欠如を指摘しました。 #### 3.3. 米国 米国は同盟国として異例の「失望」声明を発表しました。 **史料の原文(米国政府声明、2013年12月26日)**: > 「日本は大切な同盟国であり、友人です。しかしながら、日本…(安倍首相の靖国参拝に対し)失望している。」[](https://www.asahi.com/articles/ASP5P4R1GP4NUTFK00S.html) この声明は、当時副大統領だったジョー・バイデン氏が主導したとされています。 #### 3.4. ロシア ロシア外相セルゲイ・ラブロフは、中国と連携して参拝を批判しました。 **史料の原文(ロシア外相ラブロフの発言、2013年12月30日)**: > 「靖国神社の問題ではロシアの立場は中国と完全に一致する。」[](https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E9%259D%2596%25E5%259B%25BD%25E7%25A5%259E%25E7%25A4%25BE%25E5%2595%258F%25E9%25A1%258C) > 「(中露両国は)反ファシスト戦争の勝利国として共に国際正義戦後の国際秩序を守るべきだ。」[](https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E9%259D%2596%25E5%259B%25BD%25E7%25A5%259E%25E7%25A4%25BE%25E5%2595%258F%25E9%25A1%258C) #### 3.5. EU EUの外務・安全保障政策上級代表の報道官も参拝を批判しました。 **史料の原文(EU報道官声明、2013年12月26日)**: > 「(安倍晋三首相による靖国神社参拝について)建設的ではない。」[](https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E9%259D%2596%25E5%259B%25BD%25E7%25A5%259E%25E7%25A4%25BE%25E5%2595%258F%25E9%25A1%258C) --- ### 4. その他の靖国関連行動 安倍氏は2013年以降、首相在任中は参拝を控え、春と秋の例大祭や終戦記念日(8月15日)に真榊(まさかき)や玉串料を奉納する形で関与を続けました。退任後には再び参拝を行っています。 #### 4.1. 真榊料の奉納(2007年、2013年以降) 安倍氏は2007年の春季例大祭で、真榊料を奉納しました。この行為も議論を呼びました。 **史料の原文(神社新報、2007年4月30日号)**: > 「安倍総理から真榊/安倍晋三首相は、春季例大祭にあたり真榊一基を奉納した。靖国神社から例大祭参列の案内を受けて、安倍首相から申し出があり奉納されたもの。/木札には『内閣総理大臣』と肩書きが付けられた。首相による真榊の奉納は、中曽根元首相以来。」[](https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a166220.htm) 安倍氏はこの奉納について、外交問題化を避けるため詳細なコメントを控えました。 **史料の原文(安倍首相記者会見、2007年5月8日)**: > 「国のために戦って亡くなられた方々に敬意を表し、ご冥福をお祈りし、尊崇の念を表する、その思いを持ち続けていきたい」「靖国神社にかかわることが外交問題化、政治問題化している以上、お供えものを出した出さないということについては申し上げない。」[](https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a166220.htm) #### 4.2. 退任後の参拝(2020年、2021年) 安倍氏は首相退任後、2020年9月19日と10月、2021年4月、8月15日に靖国神社を参拝しました。 **史料の原文(安倍氏のツイッター、2020年9月19日)**: > 「内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告いたしました。」[](https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200919-OYT1T50156/) **史料の原文(安倍氏の記者会見、2021年8月15日)**: > 「先の大戦において、祖国のために母や父、友や子、愛する人を残し祖国の行く末を案じながら、散華された尊い命を犠牲にされたご英霊に尊崇の念を表し、御霊安かれとお祈りいたしました。」[](https://www.asahi.com/articles/ASP8H4G7QP8HUTFK006.html) --- ### 5. 安倍氏の靖国神社に対する見解 安倍氏は靖国参拝について、「戦没者への敬意と不戦の誓い」を強調し、A級戦犯合祀に対する批判には「誤解」と反論しました。また、A級戦犯の分祀論にも言及したことがあります。 #### 5.1. A級戦犯分祀論 安倍氏は保守派としてA級戦犯合祀を理由に参拝を控える必要はないと公言していましたが、2013年以前に分祀を検討したとの報道があります。 **史料の原文(毎日新聞、2022年8月17日)**: > 「靖国神社に祭られているA級戦犯を『分祀(ぶんし)』したい、と安倍氏が言っている。そんな話を聞き、確認に走ったことが2度ある。保守派のオピニオンリーダーとして『合祀(ごうし)されているからといって参拝を取りやめる必要はない』と公言していたはずだが――。」[](https://mainichi.jp/articles/20220813/k00/00m/010/090000c) この発言は、安倍氏が外交的配慮から分祀を模索した可能性を示唆していますが、具体的な実現には至りませんでした。 #### 5.2. 歴史認識と靖国 安倍氏は自著『美しい国へ』(2006年)で、第二次世界大戦の指導者の責任に言及しています。 **史料の原文(『美しい国へ』25頁)**: > 「先の大戦(略)もっとも大きな責任は時の指導者にある。」[](https://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a165028.htm) この記述に関連し、質問主意書で「先の大戦」や「指導者」の具体性が問われましたが、安倍氏の明確な回答は記録されていません。 --- ### 6. 国内の議論:政教分離と訴訟 安倍氏の2013年参拝は、政教分離原則に反するとして訴訟が提起されました。東京高裁は、参拝が信教の自由を侵害しないと判断しましたが、原告側は判決を批判しました。 **史料の原文(東京高裁判決、2018年10月25日)**: > 「参拝は原告の信仰に干渉するものではなく、信教の自由を侵害していないと指摘。参拝後に首相が発表した談話は『過去の反省と不戦の誓いを表明したものだと認められる』と判断した。」[](https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36925360V21C18A0CZ8000/) **史料の原文(原告・関千枝子のコメント、2018年10月25日)**: > 「安倍政権を忖度(そんたく)した判決だ。」[](https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36925360V21C18A0CZ8000/) --- ### 7. 靖国問題の歴史的変遷 靖国神社は1978年のA級戦犯合祀以降、政治的・外交的問題として浮上しました。それ以前は、1979年から1985年までの間に首相が21回参拝しても中国は公式に反応しませんでした。 **史料の原文(東京財団、2014年2月4日)**: > 「1979年4月、靖国神社へのA級戦犯合祀が公になって以降、1985年8月までの期間、3人の日本首相が21回にわたり参拝しても、中国は公式な反応を示すことはなかった。ところが、1985年以降になると、靖国神社を政治問題として扱うようになった。」[](https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=1918) この変遷は、中国の外交戦略の変化や、1985年の朝日新聞の報道がきっかけとなったとされています。 **史料の原文(靖国神社問題、Wikipedia)**: > 「1985年の朝日新聞による靖国批判報道で靖国神社自体を知り反発し始めたものであることが指摘されている。」[](https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E9%259D%2596%25E5%259B%25BD%25E7%25A5%259E%25E7%25A4%25BE%25E5%2595%258F%25E9%25A1%258C) --- ### 8. 結論 安倍晋三氏と靖国神社の関係は、彼の政治的信念(戦没者への敬意、不戦の誓い)と、国内外の歴史認識や外交問題との間で複雑に絡み合っています。2013年の参拝は特に議論を呼び、中国・韓国・米国などからの批判や、国内での政教分離訴訟に発展しました。安倍氏は参拝の意図を「不戦の誓い」と「英霊への敬意」と説明し、A級戦犯への崇拝ではないと強調しましたが、国際社会や国内の一部からは歴史認識の欠如や軍国主義の肯定と受け止められました。 安倍氏の靖国参拝は、単なる宗教的行為を超え、日本のアジア近隣諸国との関係や、戦後処理の歴史認識を巡る議論の象徴となっています。この問題は、靖国神社のA級戦犯合祀や政教分離原則、さらには日本の歴史観と深く結びついており、今後も議論が続く可能性があります。 --- ### 参考文献 - 外務省:安倍首相談話「恒久平和への誓い」(2013年12月26日)[](https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/rp/page24_000177.html) - 東京財団:安倍首相の靖国参拝に対する中国側反応(2014年2月4日)[](https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=1918) - 日本弁護士連合会:会長談話(2013年12月26日)[](https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2013/131226.html) - 毎日新聞:安倍元首相のA級戦犯分祀論(2022年8月17日)[](https://mainichi.jp/articles/20220813/k00/00m/010/090000c) - 朝日新聞:靖国参拝と米国声明(2021年5月28日)[](https://www.asahi.com/articles/ASP5P4R1GP4NUTFK00S.html) - 読売新聞:安倍前首相の靖国参拝(2020年9月19日)[](https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200919-OYT1T50156/) - 日本経済新聞:靖国違憲訴訟(2018年10月25日)[](https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36925360V21C18A0CZ8000/) - Wikipedia:靖国神社問題(2020年8月15日)[](https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E9%259D%2596%25E5%259B%25BD%25E7%25A5%259E%25E7%25A4%25BE%25E5%2595%258F%25E9%25A1%258C) 以上の史料を基に、可能な限り客観的かつ詳細に解説しました。さらなる質問や特定の史料の追加が必要な場合は、お知らせください。

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