今宵のいっきょく

私たちの心はあたかただった 山は優しく陽にてらされてゐた 希望と夢と小鳥と花と
私たちの友だちだった

8月も明日まで・・

2010-08-30 20:25:55 | 今宵のいっきょく
今日も真夏日。

街のオシャレな名前のビルでいろんな雑貨屋さんがある処によく入る・・

別に目的もなく目の保養だったり、いい香りに癒されたり・・

はじめは割高だな・・と思っていたけど皆何かしらほっとした気持ちになるんだなぁ・・

と最近よく思う・・


今夜のアルバムはPaolo di Sabatino / ATELIER OF MELODY

パウロ・ディ・サバティーノは1970年生まれのイタリアのピアニスト。

こちらではまだあまり知名度が高くないようだが知る人ぞ知る・・といった

イタリアの人気、実力ともに兼ね備えた中堅のピアニストだ。

イタリアはジャズシーンでも宝庫ともいえるほど素晴らしいかたが多くレベルの高い

音楽を配信している・・”恐るべしイタリア”・・と目が離せない。

昨年末来日して数か所でコンサートがあった際、近くの会場に行く予定にしてたら

即日完売で行けなかった・・

パウロ・ディ・サバティーノの特徴は多くの欧州のかたに言えるがクラシックをみっちりと

学んだ基礎があるのでテクニックは抜群でそのうえ、ジャズとしてのスイング感、ダイナミ

ックさ、明るさ、そして情感のあるフレーズ・・と兼ね備えていて素晴らしい。。

このアルバムもまさにそんな彼らしいさまざまな演奏が聴ける。

とても親しみやすくオシャレで素敵なアルバムだと思う。。

残念ながらアルバムの収録曲が動画になくてすみません・・


Fabrizio Bossoとのデュオ・・素晴らしい・・ 

E penso a te  


ハーモニカとヴォーカルと競演・・ 

Summertime


今宵のいちまい
Paolo di Sabatino / ATELIER OF MELODY



素敵な曲の数々・・とてもいい雰囲気です・・ 

1 You And The Night And The Music
2 The Girl from Ipanema
3 Song
4 Tenderly
5 It's All Right With Me
6 Atelier Of Melody
7 In Love In Vain
8 Giocando
9 Tango Del Maiamore
10 Well You Needn't
11 Del Sasser
12 Love In portofino
13 Sentimi

2008年作品

こちらで試聴できます 


8月最後の週末・・

2010-08-28 17:50:44 | 今宵のいっきょく
今日も残暑厳しき一日。

8月最後の週末・・夏祭りも週末で終わり・・夏も過ぎゆく・・というところだが

この残暑当分は居座るらしい・・しかも9.10月と暖かめ・・との予報だ。

なんか地球がおかしい・・考えすぎ?


今夜のアルバムはDavid Sanborn /Straight to the Heart 

デビット・サンボーンは1945年生まれのアメリカのサックス奏者。

フュージョン、ジャズ界において絶大な人気と実力を誇る持ち主である。

いまもなおアルバムを発売したり活躍の幅も広く嬉しい限りだ。。

彼のサックスの吹くあのユニークな吹き方がトレドマークにもなっている。

艶のある伸びやかな泣きのサンボーン節ともいえる音色、演奏はとても魅力的でカッチョいい。

このアルバムはライブ盤であり、マーカス・ミラー(b)はじめハイラムブロック(g)

、バディウィリアムス(ds)、ドングロルニック(key)といった強力なメンツがバックを

務め、彼の原点ともいえるR&Bを基調にしたサウンドで素晴らしいアルバム・・


アルバムにも収録の美しいこの曲・・・ 

Lisa

モントルージャズフェスのライブからカッチョイイ曲・・ 

I Told U So  

今宵のいちまい
David Sanborn /Straight to the Heart 



サンボーン、たまりません^^ 

1. Hideaway
2. Straight To The Heart
3. Run For Cover
4. Smile
5. Lisa
6. Love & Happiness
7. Lotus Blossom
8. One Hundred Ways

1984年 作品

処暑も過ぎたというのに・・・

2010-08-25 19:49:01 | 今宵のいっきょく
今日も真夏日の一日。

CDショップ、HMV店の閉店が続いている。

ついに渋谷店まで閉店になってしまった・・寂しいかぎりだ。。

ネットも便利でよく利用するけどお店で手にとってみるCDはワクワク感がたまらない。。

どうか、CDショップがこれまで同様にあることを願ってやまない。


今夜のアルバムはMcCoy Tyner /Sahara

マッコイ・タイナーは1938年生まれのアメリカのピアニスト。

マッコイ・タイナーといえばコルトレーンカルテットのピアニスト、またコルトレーンの

バラード等のアルバムでの競演・・とコルトレーンと共に活動してきたピアニストとして

知名度が高い。コルトレーンが1967年に逝去後、彼はそれは痛ましいほどのショックを

受けてしばらくは失意のなかにいたという。。

そういう彼がコルトレーンの呪縛ともいえるものから立ち直って作った復帰一作めの

アルバムが1972年のこの「Sahara」というアルバムである。。

マッコイタイナー : ピアノ 、 琴 、 パーカッション

ソニーフォーチュン : アルトサックス 、 ソプラノサックス 、 フルート

カルバンヒル : ベース 、リード、パーカッション

アルフォンスモウザン : ドラム 、 トランペット 、葦、パーカッション

といったメンバーでの多彩な楽器が使われているのも興味深い。。

力強く、エネルギッシュな演奏はコルトレーンから伝授されたものだったのではないだろうか・・



アルバムのなかの曲・・スピード感溢れるダイナミックな演奏に注目・・  

Rebirth


ジョージ・ベンソンとの競演・・いいですねえ・・ 

Stella by Starlight


今宵のいちまい
McCoy Tyner /Sahara



自然の広陵とした大地を思わせるアルバム・・ 

1. Ebony Queen
2. A Prayer For My Family
3. Valley Of Life
4. Rebirth
5. Sahara

残暑厳しい週末・・

2010-08-22 15:39:26 | 今宵のいっきょく
今日は残暑厳しき一日。

夕暮れが早くなって風が心地よい季節になった。。

まだまだ残暑は続きそうだけど自然は秋になる準備を始めているようだ・・

こんなに暑いって連呼していた夏も終わりになると寂しくなる・・

まぁ・・当分は先のことだろうけど・・夕暮れ時に歩いてるとそんな気がするこのごろ。。


今夜のアルバムはJim Hall & Pat Metheny

お二人のことは何度か書いたがジム・ホール(1930年生まれ)、パット・メセニー(1954年

生まれ)アメリカのギタリスト・・

一昨日BSでジム・ホールが日本人らしき人とデュオをしているのを見て感激だった・・

今年80歳になられるジムはお元気そうでなによりそのプレイは相変わらず力強く素晴らしい

ものだった・・

メセニーは昨年バックの楽器が機械のよって演奏する・・という実験的ともいえる

アルバムは驚いたものだがこれがまた素晴らしいものだった・・

メセニーはジム・ホールをとても尊敬しているとは知っていたが今は亡き名ギタリスト

アッテラ・ゾーラに師事していたことを知ってこれもちょっと驚きだ・・

このアルバムはこのお二人によるデュオで静謐で情感に満ちたアルバムである。。

スタンダードと彼らのオリジナルとで成っていてそれぞれの個性を感じるものが

あると思えばどちらが弾いているのか区別がつかない程、トーンというか演奏が

そっくりなのもある・・

全く違う個性をもったお二人のように思っていたけど名ギタリストは凄いなあ・・

素晴らしいお二人の演奏に感激。。

アルバムに収録のこの曲を・・ 

ALL THE THINGS YOU ARE  

アルバムの中から美しいこの曲を・・ 

All Across the City }

今宵のいちまい
Jim Hall & Pat Metheny


静かな宵に灯りを暗くして聴き入るのにぴったり・・ 

1. Lookin' Up
2. All The Things You Are
3. The Birds And The Bees
4. Improvisation No.1
5. Falling Grace
6. Ballad Z
7. Summertime
8. Farmer's Trust
9. Cold Spring
10. Improvisation No.2
11. Into The Dream
12. Don't Forget
13. Improvisation No.3
14. Waiting To Dance
15. Improvisation No.4
16. Improvisation No.5
17. All Across The City

1998年 作品

猛暑も一息・・

2010-08-20 20:13:13 | 今宵のいっきょく
今日は曇りがちで猛暑にひといき・・

いつも私の拙いトピにご訪問くださる皆様、本当に有難うございます。

これからもいらしていただけたら幸いでございます。。


今夜のアルバムはBill Evans Trio / Waltz for Debby

ビル・エバンス(11929~1980)はアメリカのピアニスト・作曲家・・

わたしはエバンスを聴いてジャズを知り、それから長い歳月にわたって

彼の作品を事あるごとに聴いている・・敬愛してやまない偉大なピアニストだ。。

今年は没後30年ということでいろいろ規格品のCDがでたり、またエバンスという

リリカル(抒情的)という形容詞がはじめて使われた人で、内省的で、詩的でストイックな

彼のことが再認識されているとのことだ・・

エバンスの影響を受けたミュージシャンは数知れない・・あのマイルスもエバンスには

クラシック(ラベルやドビッシー・・)を紹介され共に聴いていたといわれている・・

このアルバムはエバンスのトリオが結成されて1年半の1961.6.25にNYのヴィレッジ・バンガ

ードでのライブであり、いろんな意味でとても貴重なアルバムだ・・

姪のためにエバンスが作曲したものである。。

多くの方がご存じだとは思いつつ、私自身も初心に帰ることの重要さを感じている・・

エバンス、そして天才ベーシストと云われたスコット・ラファロ(惜しくも25歳という若さ

で交通事故で亡くなった)、モール・モチアンのドラムスという黄金のトリオだった・・

このトリオでリバーサイドの4部作なども名盤として愛聴されている。

エバンスはいまでも瑞々しく情感溢れる演奏で魅了してやまない。。

アルバムのタイトル曲を再現したものを・・ 

Waltz For Debby  

一度これは書いたが音源を入れられなかったので・・素敵な曲・・ 

Polka Dots And Moonbeams 

今宵のいちまい
Bill Evans Trio / Waltz for Debby


唯一無二の人・・心惹かれてやまない・・ 

1. My Foolish Heart
2. Waltz for Debby (Take 2)
3. Waltz for Debby (Take 1)
4. Detour Ahead (Take 2)
5. Detour Ahead (Take 1)
6. My Romance (Take 1)
7. My Romance (Take 2)
8. Some Other Time
9. Milestones
10. Porgy (I Loves You, Porgy)

BILL EVANS(p)
SCOTT LaFARO(b)
PAUL MOTIAN(ds)

1961年 作品