ひとかけらの想い

群青の闇からの再生(marua39)

今までと、これから

2013-08-07 04:02:18 | 再生

今までと、これから

振り返ってみると

その時その時は、時間の流れが遅く感じたこともあったけど

振り返ってみると、やっぱりあっという間だった

いいことも悪いこともほどほどにあったし

一人で笑ったことも、二人で笑ったことも、みんなで笑ったことも

一人で泣いたことも、二人で泣いたことも、みんなで泣いたことも

一人で怒ったことも、二人で怒ったことも、みんなで怒ったことも

全部あった

本を読んで泣くこともあったし

テレビを見て手をたたいて笑ったこともあった

新しい場面にわくわくしたこともあったし

携帯をにぎりしめたこともあった

理不尽なこともあったけど

一言で救われたこともあった

悔しさを呑みこんだこともあったし

嬉しすぎて泣いたこともあった

想いがあふれて言葉にならなかった時もあったし

想いが言葉に追いついてこない時もあった

言葉を渡したことも

言葉を投げつけられたこともあった

涙をのみこんだことも

泣きたくても泣けなかった時もあった

寝られない苦しい夜もあったし

一瞬で眠りについた幸せな夜もあった

見栄をはったことや、わざと嘘をついたこともあったけど

どれもささやかで

スムーズに流れていけるものだったはず

何度やめようと後悔しても、その時にはやめられなかったこともあったし

毎日続けようとはりきっても、三日目には忘れてしまったこともあった

自分には何でもできそうって感じる一瞬も確かにあったし

結局何もできなかったと落胆することもあった

それでもできること、しなければならないことをやり続ければ

何か動くかもしれないから

特別人にうらやましがられることもなく

そんなに自慢できることもなかったけど

ささやかな満足はあった

がんばっても、がんばっても

たいしてうまくいかないことも、いっぱいあったけど

がんばった事実と

悪戦苦闘している姿をちゃんと見ている人もいて

一人でも大丈夫と思っていても

やっぱり常に誰かと繋がっているもので

孤独だなって感じたこともあったけど

いつも周りには気遣ってくれる人がいた

非力な自分が走っていけたのも

後ろに誰かが必ずいてくれると思えたから

最後の最後まで走り続けないと見えない世界もあるし

ゆっくり進まないと見つけられないものもある

たまには立ち止まってもいいんだとも思えるようにようやくなってきたし

無理して急いでも

結局あんまり変わらないって

最近やっと、ほんとに思うようになった

追い越されてもどうということもなく

追い越しても何が変ったわけでもない

自分だけが、がんばってるわけじゃなく

ゆっくり見渡せば、周りのがんばりも見える

いつの頃からか、願いや祈りは

自分のことだけじゃなくなってきて

死んだ方が楽になると思ったことはあったが

結局、死ににいったことはなかった

何ひとついいこともなかったかというと

決してそんなことはない

どちらかというと、自分だけの力じゃなく

いつも気づかないうちに誰かの力に支えられて

見上げる壁を乗り越えてこられたと思う

そんなふうに人に助けられたこともあるし

人の役にたったこともあるかもしれない

自分がいつ人のお世話になるかもわからないようになって

周りの人たちをしっかり見るようになってきた

「ありがとう」と「ごめんね」

どちらをたくさん言ったかわからないけど

ふたつ同時に言うべき時もくるし

何も思い残すことがないかというと

まだ少しやりたいこともある

それでも、やっぱり

この世界には

どうしようもないこともあるんだって思う

昨日までの世界と、明日からの世界は

何が変わるわけでもなく、繋がっているけど

今日という節目で

少しだけ景色の色が変わるかもしれない

同じものでも見方と見る位置が変われば

少し違う姿を映してくれる

今までと、これから

まだ、がんばるよ

何か、特別には、がんばれないけど

できること、しなければならないことから

やり続けていくから



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