乙女の怒り ~定刻の逆襲~

タイトルには『怒り』を使いましたが、怒りに関係ないことも。アホらしいことも書いていきたい。そんなアバウトなノリで。

真昼間の襲来

2014-09-21 12:56:18 | 日記
出やがったよ。

Gの奴が……


洗濯物を干してるとき、奴は姿を現した。
洗濯機の排水溝のあたりから侵入してきたと思われる。

まさか、午前11時という健全な時間に現れるなんて思いもしなかったから、
そういう意味でもびびったね。

しかも、9月も末に差し掛かった、秋めいてきた陽気に現れるだなんてねえ。
とんだ爽やか野郎だぜ。
ああ、だけど、確か去年の今頃、マンションの通路に現れたGと
死闘を繰り広げた覚えがあるし。
自分のイメージ的には奴らが活発に動くのは6~8月だったんだが、
この家は9月が要注意らしい、ということを学習した。

相変らず、使った武器は飛び道具で、容赦なく噴射してやった。

今回使用した武器はG用のものだが、『飛び道具』『噴射』という点に置いて、
ベターなのはミントの香りのする、スプレー式トイレ用洗剤であると自分は思っている。
Gの奴はミントの匂いに弱いという性質があり、こいつは結構な殺傷力を持っていた。
なんでその洗剤を推奨しているかというと、G用の武器より片付けがラクだし、
空気がよどまないというメリットがあるからだ。

G用、および害虫用の飛び道具だと、何度か拭いても油っぽい感じが残るし、
身体に悪そう~な空気に汚染されてしまうから、あまり室内で乱射するのは
よろしくないとは思っている。
にも関わらず、私はG用の武器を噴射した。
それには、やむにやまれぬ事情があったのだ。

銃にも弾数に限りがあるように、洗剤にも限りがある。

奴が現れたあと、即座にトイレに駆け込み、
洗剤を装備して敵のもとに現れた私は、その一撃を放った。
が。
残りの弾数……いや、洗剤量がわずかだったらしく、
ぷしぃ~ などという、情けない音を立て、微かな量が情けなく床に落下しただけだった。

「ちっ、弾切れか……」

弾切れの銃など、武器ではない。
ただの、無力な物体でしかなかった。
やむなく、私はG用の武器に持ち替えるべく、武器庫へと足を運んだ。
こちらの目論見を敵に悟られるわけにはいかない……

むやみやたらに音を立てないように、それは慎重な動作となった。

武器を持って奴のもとへ戻ると、当然、元の場所からは姿が消えていたが、気配は感じていた。
私は迷いなく、奴の潜んでいそうなところへ噴射した。
豪快に。
いやもう、言ってしまえばベギラゴンくらいは唱えているような心境だ。

私の読みは当たり、黒光りの身体を持った敵が姿を現した。

「成敗!!」

とばかりに、集中砲火を浴びせかける。

「グァアアアアアアアアアアアアア」

などという悲鳴を上げたかどうかは謎だが、しばらくのた打ち回ったのち、
奴はこと切れていた。

そう。
倒すまでは大した作業ではないのだ。
問題はここからである。
印刷ミスの紙を二枚ホウキとチリトリのように使って奴を回収してから、捨てる。
それから、薬剤を散布したあたりを念入りに掃除せねばならんのだ。

倒した時点で、勝手に消えてくれたらいいんだがなあ……

あ、ちなみになんで私が、飛び道具ではない打撃系の武器を使わないのかというと、
つぶさずに倒せる自信がないから……なんでございますな。

昔、友人にきいた、「Gを潰すと匂いが出て、そっから仲間を呼ぶらしい」
というホントかウソか分からん話を真に受けてるためで。

なんにせよ、もうお目にはかかりたくないよ。
せめて今年はもう、出てくんな!

S or M!?

2014-09-20 00:09:56 | 日記
先日、東京MXの某番組で、

「Mの人は縛られたあと、ほどかれるときの解放感がたまらないらしい」

という話になっていて、バカバカしい話題が大好きな私はウケまくっていた。

それで、自分はどっちなのか? 
なんてことを考えたりて。

心も体もイタイのは嫌なので、多分Mではなかろうと。

縛られようものなら、その相手を縛りかえしてやって
「縛られて吊るされた者の痛みを思い知るがいい!」
とか言いたくなるタイプだし。

じゃ、Sなのか?

やられたらやり返してやりたいみたいな欲求は強い方だけど、
そういうことじゃないんだよね、きっと。

う~~~ん、結局、SとMってなんなんだろう?
ワケがわからなくなってきた。

というわけで、サディスト・マゾヒストについて検索をかけたら、
なんだか難しそうな文章が出てきて、完全にお手上げ状態に陥った。
そんなに深いハナシなの?
軽く考えてたわ。

と、きちんと理解するのはあきらめることにして……

ずいぶん前に、友人がいっていたのは

「ああ、女の人は基本Mでしょ?」

だそうで。

「なんで?」
「だって、出産があるじゃん。そんな痛くて苦しいこと、
Mじゃなきゃ乗り切れないんじゃないの?」

なるほど。
一理はありそうだな、と。
ありそうだけど、二理はないなあ。

だって、たとえば第一子を出産した人は、その感覚を味わいたくて
二子、三子を産もうとするわけじゃないと思うし。

本格的に≪女性はM≫というのなら、精神論ではない肉体的な出産の快感
みたいなのがなきゃ変だろ。
なのに、すごく苦しいし痛いって話しか聞かないもんなあ。

脳内麻薬がどんどん出て、なるべく苦しくないようになる、って話は
聞いたことあるけど、そういう話なんだろうか??

と、SとMの話で出産まで話が飛躍するのは、我ながらトンチンカンだが、
どんなに人間的にもアレ? って思う人でも、出産を乗り切ったことが
ある人ってのは、凄いなあと素直に思うよ。

ただ、それでよくわかんない優越感?に浸ってらっしゃる人はどうかと
思ったりもするんだけどね。

この間、会った知人からは、
「私は子連れだから優遇されて当然」的な図々しい雰囲気がダダ漏れで、
残念な気持ちになった…… 
 
 そんなんだから、旦那と別居することになるんだよ、
 とか余計な世話なんだが……思っちゃいましたよ、私。

・・・とはいえ、きちんと子どもの面倒を見ているところについては、
評価はしてますけどね、ハイ(一応フォロー)






自分が選択したものに間違いがない! という信念。

2014-09-17 21:02:01 | 日記
今朝、衝撃的な話を聞かされた!

衝撃的とはいっても、悪い方の話題じゃなくて、いい方。
もしかしたら、話を聞いている22人中、感銘を受けたのは
私だけだったのかもしれないが、
感銘というか、もうハッキリと感動した!!
素直に感心&感動したってのは、わりと珍しいかもしれない。

人が人生を歩む上で選択してきたものってのは、
間違いがないんだそうだ。

……なんつっても、わかりづらいね。

ヒトってのは選択を重ねて生きていている。
分岐点ってのをいくつも経験してるわけだけど、
統計学的に、圧倒的多数で自分が選んだ人生が幸せになる確率が高いんだそうだ。

それについて詳しく聞きたかったので、その話してくれた講師に訊きにいったら、

「いや、私も詳しくは知りませんけど(苦笑)。こうすればよかった、
ああすればよかったという選ばなかった方の選択は実は間違っていて、
選んだほうがおおよそ正解なんだそうですよ」

――だから、過去を振り返っても仕方がない

というカンジに繋がる話らしいんだけど。

いや~、素晴らしいねえ。
その根拠が分からないので、手放しにハイになるワケにもいかないんだけど、
その話を聞いて妙にうれしい気持ちになった。

私の性格上、過去を振り返ってあーだこーだと思い悩むことが多かったため、
その一言で
「あ、なーんだ。じゃあ、これでよかったんじゃん?」
と思うことができて、少し肩の荷が軽くなったというか……ねえ(←単純)

とはいえ、単純思考と猜疑心とが心に同居している私としては、
「選択したことが間違っていないってのは……前向きな思考で切り替えて進むべく、
そういうものの考え方を推奨してんのかなー」
とも思わないではないのだけどね。

「苦しいと思うときこそ、やめたいと思ったときこそ、伸びてるって証拠なんだよ!」
みたいな言葉と同義語というか……(わりと熱血系)
 でも実際はどうあれ、そう思える人のほうが伸び、物事を達成させられるのは事実。
『精神』と『事象』というのは切っても切り離せないような気がする。

まあ、結局「ああ、なんで私ばっかり……」なことって自分自身で負のスパイラルに陥ってるというかね。
もちろん、百パーではないけど、その要因がでかい。

……大まかに、そういう事象と精神と行動、それらを分析して予測を立てることができれば、
満足のいく人生を送れるんだろうという気はするけど、それほど世の中単純ではない。

でも、うまく操作できる人もいるんだよね……
夢をきっちりかっちり達成する人はその辺が分かってる人なんだろうなあ、とか思ったり。

人生の選択といって思い出したのが、
「ブルーもしくはブルー」?とかいう小説。
読んだのはずいぶん前なので詳細は覚えてないんだけど、

主人公の女性は年上のエリート(だったっけ。とにかく裕福な感じ)と結婚したけど、
お互いの関係は冷め切っていた。
彼と結婚する前に(付き合っていたのか、告白されたんだったか、詳しく覚えてないけど)
親しくしていた男性と結婚していたらどうだったのだろうか?
と、彼女は夢想する。

そんなとき、その第二の男と結婚した自分が現れ、
彼女と入れ替わって生活をするというファンタジー要素のある話。
第二の男である夫は愛情深く、主人公を愛していた。
その感覚に、主人公は「愛されている実感」を取り戻し、喜びを得る。

が、彼との生活は裕福ではなく、姑問題や、夫の束縛や暴力(いきすぎた愛情ともいえる)に辟易して、
元のエリートサラリーマンとの生活を取り戻したいと考える。
が、入れ替わった主人公のコピーがそれを許さない。

アイデアや設定はすごく惹かれる話だったんだけど、主人公が煮え切らないのが気に入らないというか、
わりと残念なオチだった覚えがある。

どういういきさつで、元に戻ったかは覚えてないんだけど、

最後のほうで、戻ったもともとの夫には愛人がいたため、
「あなたたちのために、別れてあげる」
とまで言い切ったのに、結局主人公は豊かな生活を捨てきれずに、
離婚を迫られててもそのままシカトする・・・
とかいうラストじゃなかったかな。

なんだよ、こいつ! カッコ悪ぃ~とは思ったけど、
ある意味そのカッコ悪さってリアルな気がせんでもないというか。

元の夫とうまくいって終わり、ってラストなら、
「選択に誤りはない」
って話ですよ、って紹介できるんだけど。
第三の選択を選んだほうがよかったんでねえか? という話なんですかねえ。

結局何が言いたいのか、ボンクラな私には読み取れんかったという小説。

けっこ~・・・うろ覚えですけど