【先刻告知したとおり、11月30日（土）に渋谷DESEOにて自分のライブデビュー30周年を記念して「KEEP ON ROCKIN' FESTIVAL」を開催するワケですが、実のところ30周年といったって「あれ？ そういえば今年って…」的な感じだったりします（笑）。
もちろん、途中で中抜けして他のことに興味が注がれ、一切音楽の「お」の字もやっていない時期もあるわけで。
でもね、不死魔IIで聖飢魔IIコピーをはじめて2年。コピーバンドとはいえ、たぶんいまが一番「音楽活動」をしている時期だと思います。そんな中で30周年を口にしたところ、意外にも「おめでとう」の声が多くて本当にありがたいなと思いまして、演者はもちろん、お客さんも全部ひっくるめて、そういう温かい人たちと自分が主催するイベントで遊んでみたいな、と企画したのが「KEEP ON ROCKIN' FESTIVAL」なんです。……30周年にかこつけてね（笑）、はい。
というワケで「KEEP ON ROCKIN' FESTIVAL」に向けて、私ゴトではございますがこれから数回に分けて、不定期連載として30年を振り返ってみようかと思います。ひとつずつが長くなるかもしれませんが、ぜひぜひお付き合いのほどを。
30年前といえば1983年。みなさんはなにをしてましたでしょうか？ わたくしは中学2年生。そしてこの年の8月4日にはじめてステージに立ちました。
もちろんオリジナルではございません。コピーです、コピーバンド。では一体なにをコピーしたのか？ それは…
Y.M.O.
1983年から遡ること4年。当時小学5年生だったわたくしは、テクノポップなんてジャンルも分からないほどの鼻たれ小僧でしたが、このときのY.M.O.ブームったらすごかった。夜のヒットスタジオが特番扱いでロサンジェルス（だったっけ？）のライブを衛星中継したり（山本寛斎とコラボってたりしてたよね？）、日本武道館のライブが特番で放送されたり、「逆輸入」なんて言葉にワクワクしたり、そりゃもうすごかった。千葉の片田舎の少年にとって、主の情報源はテレビなもんで、それに飛びついたワケですな。もっとも3つ歳上の兄の影響も輪をかけてですが。
ちなみにこの兄、わたくしの音楽活動には欠かせない人物であります。そしてもうひとりは父。
ちょっと横道にズレますが、わたくしの家庭環境はちょいと複雑。あえて深くは書きませんが、父は我々子どもたちにせめて不憫な想いはさせまいと、かなりがんばってくれました。
もともと兄は音楽が大好きで、その兄のために父は様々な楽器を与えてくれました。その辺は後日機会があったら書きますか、長いから（笑）
その中のひとつにシンセが1台ありました。ローランドの。巷は折しものY.M.O.わたくしはコレをいじりたくていじりたくてしょうがなかった。
マ「にいちゃん、シンセ貸して」
に「いやだ、おめー壊すっぺお」
マ「壊さねーよ！」
に「それにおめー曲弾けねっぺ？ これは曲弾くためのもんだからお、貸さねーお」
マ「はー、頭きた！ ほいじゃ曲弾けるようんなったら貸してくれんだな？」
に「おー、貸してやんよ」
マ「おう上等だ！ ぜってー弾けるようになってやらー！」
そこから毎日、学校帰りに書店の中にあるYAMAHAのショップに通い詰めましたな。そこにある展示品で、閉店する8時まで小学生が黙々と練習。お店の人、よくなにも言わずに放置してくれてたなー。一度も注意されなかったもん（笑）。
当時はウォークマンなんて持ってなかったから（発売されたのはいつだろう？）、家で音源聴いては、お店でそれを思い出しながらコピーするという作業の繰り返し。
でもね、やればできるもんなのね。1ヵ月くらいしたら1曲弾けるようになりましたよ。といっても基本片手、時折両手で主旋律を弾く程度なんですけど、「LA FEMME CHINOISE (中国女)」が形になりました。
LA FEMME CHINOISE (中国女)
「おい！ 約束忘れてねーっぺな！？」って具合に、鼻息も荒く兄の前でオーディション（笑）。兄はわたくしに対しては意地悪いことばかりするヤツでしたが、このときは
に「おお、弾けるようになったじゃん！ 今日から使っていいぞ！」
とこのときはベタ褒め。いま思うと鼻たれに試練を与えたのかね？（笑）
これがわたくしの楽器初挑戦。そこからは闇雲にシンセ漬けの毎日でした。でもね、子どもの力って我ながらすごいね。砂が水を吸収するように、あっという間に12曲、アルバム1枚分ぐらいは弾けるようになったもの。
「和音」なんて知らなかったけど、自然と和音を押さえてたし、いま振り返っても信じられん（笑）。
おっと、こうやって振り返るといろいろ出来事があったなぁ。
いよいよこれでバンド結成か？ と思いきや、時はまだ1979年（笑）。ここから初ステージまでは4年もあり、まだまだバンド結成にも至りません（汗）。続きは次回！
震えず待てww
もちろん、途中で中抜けして他のことに興味が注がれ、一切音楽の「お」の字もやっていない時期もあるわけで。
でもね、不死魔IIで聖飢魔IIコピーをはじめて2年。コピーバンドとはいえ、たぶんいまが一番「音楽活動」をしている時期だと思います。そんな中で30周年を口にしたところ、意外にも「おめでとう」の声が多くて本当にありがたいなと思いまして、演者はもちろん、お客さんも全部ひっくるめて、そういう温かい人たちと自分が主催するイベントで遊んでみたいな、と企画したのが「KEEP ON ROCKIN' FESTIVAL」なんです。……30周年にかこつけてね（笑）、はい。
というワケで「KEEP ON ROCKIN' FESTIVAL」に向けて、私ゴトではございますがこれから数回に分けて、不定期連載として30年を振り返ってみようかと思います。ひとつずつが長くなるかもしれませんが、ぜひぜひお付き合いのほどを。
30年前といえば1983年。みなさんはなにをしてましたでしょうか？ わたくしは中学2年生。そしてこの年の8月4日にはじめてステージに立ちました。
もちろんオリジナルではございません。コピーです、コピーバンド。では一体なにをコピーしたのか？ それは…
Y.M.O.
1983年から遡ること4年。当時小学5年生だったわたくしは、テクノポップなんてジャンルも分からないほどの鼻たれ小僧でしたが、このときのY.M.O.ブームったらすごかった。夜のヒットスタジオが特番扱いでロサンジェルス（だったっけ？）のライブを衛星中継したり（山本寛斎とコラボってたりしてたよね？）、日本武道館のライブが特番で放送されたり、「逆輸入」なんて言葉にワクワクしたり、そりゃもうすごかった。千葉の片田舎の少年にとって、主の情報源はテレビなもんで、それに飛びついたワケですな。もっとも3つ歳上の兄の影響も輪をかけてですが。
ちなみにこの兄、わたくしの音楽活動には欠かせない人物であります。そしてもうひとりは父。
ちょっと横道にズレますが、わたくしの家庭環境はちょいと複雑。あえて深くは書きませんが、父は我々子どもたちにせめて不憫な想いはさせまいと、かなりがんばってくれました。
もともと兄は音楽が大好きで、その兄のために父は様々な楽器を与えてくれました。その辺は後日機会があったら書きますか、長いから（笑）
その中のひとつにシンセが1台ありました。ローランドの。巷は折しものY.M.O.わたくしはコレをいじりたくていじりたくてしょうがなかった。
マ「にいちゃん、シンセ貸して」
に「いやだ、おめー壊すっぺお」
マ「壊さねーよ！」
に「それにおめー曲弾けねっぺ？ これは曲弾くためのもんだからお、貸さねーお」
マ「はー、頭きた！ ほいじゃ曲弾けるようんなったら貸してくれんだな？」
に「おー、貸してやんよ」
マ「おう上等だ！ ぜってー弾けるようになってやらー！」
そこから毎日、学校帰りに書店の中にあるYAMAHAのショップに通い詰めましたな。そこにある展示品で、閉店する8時まで小学生が黙々と練習。お店の人、よくなにも言わずに放置してくれてたなー。一度も注意されなかったもん（笑）。
当時はウォークマンなんて持ってなかったから（発売されたのはいつだろう？）、家で音源聴いては、お店でそれを思い出しながらコピーするという作業の繰り返し。
でもね、やればできるもんなのね。1ヵ月くらいしたら1曲弾けるようになりましたよ。といっても基本片手、時折両手で主旋律を弾く程度なんですけど、「LA FEMME CHINOISE (中国女)」が形になりました。
LA FEMME CHINOISE (中国女)
「おい！ 約束忘れてねーっぺな！？」って具合に、鼻息も荒く兄の前でオーディション（笑）。兄はわたくしに対しては意地悪いことばかりするヤツでしたが、このときは
に「おお、弾けるようになったじゃん！ 今日から使っていいぞ！」
とこのときはベタ褒め。いま思うと鼻たれに試練を与えたのかね？（笑）
これがわたくしの楽器初挑戦。そこからは闇雲にシンセ漬けの毎日でした。でもね、子どもの力って我ながらすごいね。砂が水を吸収するように、あっという間に12曲、アルバム1枚分ぐらいは弾けるようになったもの。
「和音」なんて知らなかったけど、自然と和音を押さえてたし、いま振り返っても信じられん（笑）。
おっと、こうやって振り返るといろいろ出来事があったなぁ。
いよいよこれでバンド結成か？ と思いきや、時はまだ1979年（笑）。ここから初ステージまでは4年もあり、まだまだバンド結成にも至りません（汗）。続きは次回！
震えず待てww
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