日本は、従来、移民や難民の受け入れにキビシイ国ですが、かえって不正入国者や不正労働者があとを断たないという悪循環に陥っているようにも見えます。
なるほど、移民政策がリバティが云うとおり「外国人を日本人として受け入れること。」なら、在住外国人が目に見えて増えてきた今こそ、「移民政策」に真剣に取り組むべきでしょう。
移民政策をとろうがとるまいが、結果的に、日本に住み着く外国人が年々急速に増えている現実を放置して、出来れば日本に帰化したいと望む、親日的な外国人と、不正入国が横行している一部の反日的外国人を、全く平等に扱うなら、かえって不公平になり、在住外国人にも、不平・不満が募るでしょう。
永住や帰化を望む外国人は、積極的に受け入れても良いのではないでしょうか?
その代わり、出来るだけ早く日本社会に溶け込んでもらう為に、正規のビザの取得者には、日本語の習得の為の支援を手厚くするとか、あまりに反日的な思想を持つ外国人には、帰化を認めないとか、一定のハードルや歯止めは必要と思われますが、安倍首相が云う様に「移民政策」を全く考えないということが、日本を守ることになるのかどうか、非常に疑問です。
今のまま、政府が何もせず、手をこまねいていれば、もともと“外国人犯罪者とスパイ”にとって天国と言われる日本。
不正入国者や不正労働者が入り放題の中で、麻薬や外国人による凶悪犯罪に巻き込まれる国民が増える一方になりそうでコワイです。
リバティが、安倍首相の弱腰に渇!をいれています。
必要なのは労働力ではなく、日本人 安倍首相が移民政策を否定
2014.10.02
安倍晋三首相は1日の衆議院本会議で、「いわゆる移民政策をとることは考えていない」と明言した。政府が検討している、来年度からの外国人労働者の受け入れ拡大に関して、野党からの代表質問に答えたものだ。
移民政策を示唆すれば、大変な追及を受けるため、安倍首相は方便として否定した可能性もある。しかし、国民的議論として、移民政策という選択肢を捨てていいのだろうか。
安倍首相が、今年6月に成長戦略に盛り込んだ「外国人労働者の受け入れ拡大」の主な目的は、2020年の東京五輪開催準備や東北復興に伴う人手不足を解消すること。あくまで、「労働力としての外国人」の受け入れだ。
しかし、そうした発想こそが、外国人政策の失敗を招く。ドイツなど欧州で、移民政策が民族対立や治安悪化などの社会問題を生んだ背景には、「単なる労働力としての移民受け入れ」がある。働かせるばかりで、外国人を自国の文化に融和させ、職能訓練などを行う教育・支援体制が不十分だったのだ。
そのため、職に就けずに生活保護を受ける外国人や、社会に溶け込めず、不満を持って犯罪に手を染める者が増えてしまった。これは、自国民として外国人を帰化させる「本当の移民政策」ではなく、単なる「外国人労働者の受け入れ」だったとも言える。
日本でも、外国人労働者が差別され、劣悪な労働環境に苦しむ実態などが、しばしば指摘される。厳しさのあまり職場から逃げ出し、そのまま日本に不法滞在する例もあるようだ。また、外国人労働者は「どうせ帰国するから」と、日本に帰属意識を持ちにくい。それが、社会に溶け込めない原因にもなる。結局、治安の悪化につながり、日本の中で外国人労働者へのイメージもさらに悪化する。
もちろん、一時的な労働力不足は補わなければならない。だが日本は、長期的な人口減少という大きな課題を抱えている。政府は「人口1億人維持」と目標を打ち出したものの、過去の延長線上の少子化対策で解決できる見込みは少ない。日本の繁栄に、外国人が必要なのは間違いない。
ここで必要なのは、「労働者を補充する」ではなく、「日本人を増やす」という意味での移民政策だ。
つまり、国籍を取得し永住する覚悟のある外国人を受け入れ、単なる労働力ではなく、一人の日本人として待遇する。外国人も、日本に骨を埋める覚悟だからこそ、文化に溶け込もうとするし、日本語も習得する。日本側も、文化や日本語を教え、職業訓練を行う制度を本格的に行える。また、反日的な国からの大量の移民を懸念する向きもあるだろうが、これは国家の当然の主権として抑制をかけることが可能だ。
こうした整合性のある移民政策を、海外での失敗を研究しつつ構築していくには、今から国民全体が真剣に議論し始めなければならない。(光)
【関連書籍】
2014年7月号記事 釈量子の志士奮迅 新しい「日本人創り」で「自由の大国」を目指せ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7868
2010年6月号記事 移民国家を目指せ!
http://the-liberty.com/article.php?item_id=58
2010年5月号記事 【日本を創ろう】人口は増やせる!
http://the-liberty.com/article.php?item_id=920
2008年7月号記事 求む!外国人
http://the-liberty.com/article.php?item_id=796
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