「はやぶさ」

2011年09月25日 12時35分48秒 | 動画

「はやぶさ」の上映ーー10・01より。  

ロケ地の神奈川・相模原で「はやぶさ」試写会
神奈川県相模原市にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)
でロケをした映画「はやぶさ/HAYABUSA」の
試写会が10日、同市緑区の映画館であった。
会場には市民約400人が集まり、宇宙と地元を舞台にした
広大な物語を楽しんだ。  

上映前、
JAXAの山田哲哉准教授と井上潔プロデューサーが
裏話を披露した。地球に到着したカプセルを開発し、
回収も担当した山田准教授は
「7年間続いたバトンを落としちゃいけない、と
プレッシャーがありました」と話した。
 
映画は竹 内結子さん、西田敏行さん、佐野史郎さんらが出演。
上映時間2時間20分。10月1日に全国公開される。

 出典:http://www.asahi.com/special/space/TKY201109100574.html
 
 (余談)

JAXAの山田哲哉さんは私が大学院時代の研究室の後輩でした。
20年ぐらい前の話ですが、2003年頃に2人とも宇宙科学研究所の
助手になりました。彼ははやぶさ(当時はMUSES-Cと呼んでいた)の
再突入カプセルの開発の、私はイオンエンジンの開発の仕事に
就きました。

山田君はアーク風洞といって1メガワットという強烈な
アーク放電のバーナーで毎日アブレーターというプラスチック
(耐熱カプセルの材料)を炙っていました。

1メガワットという電力はホットプレート1000台分の電力です。
「アポロよりも熱流速が大きいので大変だ」といっていたのを
憶えています。

彼は再突入カプセルの落下地点の軌道計算もしていました。
オーストラリアのウーメラに落下させることは当時から
決まっていました。軌道入射角とかその他のパラメータが
ほんの少し変化するだけで落下地点(ダウンレンジという)が
数百キロも変動するほど微妙な状況なのだと聞いていましたが、

無事回収できて良かったです。

MUSEC-Cのプロジェクトが立ち上がる前後に、宇宙科学研究所と
ドイツの共同プロジェクトで「ダッシュ」という再突入カプセルの
実験を行ったのですが、ロケットからの分離でトラブルが発生し、
なんとカプセルを見失ってしまうという前代未聞の事故が
ありました。

世界中探したけれども当時は発見できませんでした。
ところがその1年後にガーナのある村で
天から降ってきた神様として神殿に祭られていたことが
判明しました。

これもはやぶさの再突入カプセル回収の成功の為の経験
だったのかもしれませんね。

http://blog.goo.ne.jp/satori-lab/e/99d90b89aa03a2ad5ff8eb49c2b05ad3

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 (*´∇`*) >再突入カプセルの落下地点の軌道計算もしていました。
信仰心のある科学者たち・・・

日本の宇宙科学に期待します

 

 


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