週末、きじランチのあと成山画廊へ。
松井冬子さんの絵を見るために。
彼女の絵を見に行くにしては、ずいぶんと清清しい青空だな、
そんな風に思いながらカフェラテを飲み干し、地下鉄に乗る。
中に入ると、一瞬息を止めるほどに強い何かの香り。
香水ではないとすぐにわかって、次の瞬間には、満開に咲き乱れる百合の香りなのだと納得。
少し暖かすぎる部屋の中、あちらの花瓶にもこちらの花瓶にも、見ると全ての花瓶に百合が生けてある。
花屋で見かけるような百合ではない。
開く全ての百合の花の葯が摘まれることなくそこに居る。
茶褐色に朽ちて、あるいは朽ちつつある百合も、捨てられることなくただそのままに居る。
そんな画廊の雰囲気は、極めて非日常。
けれど、とても彼女らしいと感じる。会ったことも話したこともないのに、だ。不可思議。
異様なまでに彼女に憧れる瞬間があった。
それはあくまでも瞬間であって、決して継続しない。
そのかわり、その瞬間はもの凄く強烈だった。
その訳は、
美しい彼女の視線の先に、ほんの僅かな苦しさが混じっているように感じられるからかもしれない。
そんな、ほんの僅かだけ苦しそうな美しい彼女が描く絵に、美しさと同じく半ば無理やりに存在させられたかもしれない醜さの悲鳴が、薄っすらと滲んでいるからかもしれない。
真夜中のオムライス。
スプーンでひと口パクついて感じた、ただ単純に在るその幸せ。
日常ってこういうことだ。
松井冬子さんの絵を見るために。
彼女の絵を見に行くにしては、ずいぶんと清清しい青空だな、
そんな風に思いながらカフェラテを飲み干し、地下鉄に乗る。
中に入ると、一瞬息を止めるほどに強い何かの香り。
香水ではないとすぐにわかって、次の瞬間には、満開に咲き乱れる百合の香りなのだと納得。
少し暖かすぎる部屋の中、あちらの花瓶にもこちらの花瓶にも、見ると全ての花瓶に百合が生けてある。
花屋で見かけるような百合ではない。
開く全ての百合の花の葯が摘まれることなくそこに居る。
茶褐色に朽ちて、あるいは朽ちつつある百合も、捨てられることなくただそのままに居る。
そんな画廊の雰囲気は、極めて非日常。
けれど、とても彼女らしいと感じる。会ったことも話したこともないのに、だ。不可思議。
異様なまでに彼女に憧れる瞬間があった。
それはあくまでも瞬間であって、決して継続しない。
そのかわり、その瞬間はもの凄く強烈だった。
その訳は、
美しい彼女の視線の先に、ほんの僅かな苦しさが混じっているように感じられるからかもしれない。
そんな、ほんの僅かだけ苦しそうな美しい彼女が描く絵に、美しさと同じく半ば無理やりに存在させられたかもしれない醜さの悲鳴が、薄っすらと滲んでいるからかもしれない。
真夜中のオムライス。
スプーンでひと口パクついて感じた、ただ単純に在るその幸せ。
日常ってこういうことだ。
昨夜、いつものファミリーマートの前を通りかかった時。
フードのついたかっこいい青と白のパーカーを着たわんこの姿。
飼い主さんはどうやらコンビニでお買い物中のよう。
クーンクーン、か弱く鳴く声と、本当に寂しそうな顔。
見ているこちらも胸がきゅうと詰まる。
思わず駆け寄り、いい子いい子してみるけれど、瞳も心もここにあらず。
自動ドアが開くたびに二本の足で立ち上がり、それでも足りなくて、懸命に背筋を伸ばして飼い主さんを探すわんこ。
突然バタバタとはしゃぎ出したわんこ。彼(多分…)の視線の先には、コンビニから出てきた飼い主さんの姿が。
「よかったね~」
歳の離れたお兄ちゃんのような、いつも味方の相棒のような、
そんな雰囲気の飼い主さん。
「遊んでもらってよかったな~。ありがとうございます」
「いいえ、そんな。こちらこそ」
大好きなのだ、わんこはこの人のことが。
片時も離れたくないほどに、大好きなのだ。
片時。
それはどのくらいの時間なのだろう。
永遠であればいいのに、よくそう思わずにはいられない「ひと時」の半分か、またその半分か。。
今夜、お夕飯食べながらの議題決定。
で、最近のお夕飯。
豚肉を赤味噌やオイスターソースなどで甘辛に炒めてのっけご飯。
お刺身パック、最後の一個を買ってきて、真鯛は胡麻だれに、中トロはさっとソテーして生姜風味の照り焼きソースで。
穴子ご飯とマーボー春雨とか。
合わない…まあ、こういう日もある。残り物乾物と冷蔵庫のお掃除日ってことで。。
フードのついたかっこいい青と白のパーカーを着たわんこの姿。
飼い主さんはどうやらコンビニでお買い物中のよう。
クーンクーン、か弱く鳴く声と、本当に寂しそうな顔。
見ているこちらも胸がきゅうと詰まる。
思わず駆け寄り、いい子いい子してみるけれど、瞳も心もここにあらず。
自動ドアが開くたびに二本の足で立ち上がり、それでも足りなくて、懸命に背筋を伸ばして飼い主さんを探すわんこ。
突然バタバタとはしゃぎ出したわんこ。彼(多分…)の視線の先には、コンビニから出てきた飼い主さんの姿が。
「よかったね~」
歳の離れたお兄ちゃんのような、いつも味方の相棒のような、
そんな雰囲気の飼い主さん。
「遊んでもらってよかったな~。ありがとうございます」
「いいえ、そんな。こちらこそ」
大好きなのだ、わんこはこの人のことが。
片時も離れたくないほどに、大好きなのだ。
片時。
それはどのくらいの時間なのだろう。
永遠であればいいのに、よくそう思わずにはいられない「ひと時」の半分か、またその半分か。。
今夜、お夕飯食べながらの議題決定。
で、最近のお夕飯。
豚肉を赤味噌やオイスターソースなどで甘辛に炒めてのっけご飯。
お刺身パック、最後の一個を買ってきて、真鯛は胡麻だれに、中トロはさっとソテーして生姜風味の照り焼きソースで。
穴子ご飯とマーボー春雨とか。
合わない…まあ、こういう日もある。残り物乾物と冷蔵庫のお掃除日ってことで。。
オテラ、ではなく。
今回のツナガルは、東日本橋がキーワード。
今住んでいる所に引っ越してきて、次の春、桜が咲けば丸三年になる。
月並みだけれど、早いものだ。
越してきてすぐの頃、問屋街ということもあってか、週末はガラ~ンとしていてあまり人通りがないことに唖然。
しかもスーパーがない…そのかわりといってはなんだけど、コンビニ天国。
はしごすることなんてしょっちゅう。
先週の週末。
寒い日だったけど、温かなことがあった日だった。
初めてできたご近所さん(といっても少々歩くので、よく考えれば中くらいのご近所さんなのかもしれないけど。。
でも私にとっては、東日本橋っていいかも、って思えたきっかけの人であり、色んなご縁に出会わせてくれ、そしてなにより、幾度となく私の涙を優しく拭って、そして笑顔に誘ってくれた大切な人。。。)
の個展開催。
遠慮と懐っこさを併せ持った可愛らしい笑顔の女のひとに入れてもらった梅の実入りホット梅酒を飲みながら、この上なく木をたっぷりと使って建てられた学校を眺めていると、ただ眺めているそれだけで、自分が優しい気持ちでほかほかとなるのが感じられるのだった。
帰宅後に作ったお夜食の塩ラーメン。
栄養考え、玉子入れる?と言ってみたけど、葱だけで!と無邪気な人。
あなたのお友達夫婦もうちのご近所さんだもんね。
誰かとツナガルと、その誰かはまた誰かとツナガルかけがえのない機会を連れてきてくれる。
Mさんの言う通り。
幸せは幸せを呼んでくるのだ。
○○さんの事務所ってあそこなんだぁ、ドアの丸いところから光がもれてるね。
○○さん家ってあのコンビニのすぐ近くだって、へぇ~。
○○さんが前言ってた焼き鳥屋さん、今日はもう締まっちゃったんだね、残念。
知らず知らずのうちにすっかりこの街に馴染んでいた自分に、ふと気がついた。
これからも、ツナガル幸せ。
今回のツナガルは、東日本橋がキーワード。
今住んでいる所に引っ越してきて、次の春、桜が咲けば丸三年になる。
月並みだけれど、早いものだ。
越してきてすぐの頃、問屋街ということもあってか、週末はガラ~ンとしていてあまり人通りがないことに唖然。
しかもスーパーがない…そのかわりといってはなんだけど、コンビニ天国。
はしごすることなんてしょっちゅう。
先週の週末。
寒い日だったけど、温かなことがあった日だった。
初めてできたご近所さん(といっても少々歩くので、よく考えれば中くらいのご近所さんなのかもしれないけど。。
でも私にとっては、東日本橋っていいかも、って思えたきっかけの人であり、色んなご縁に出会わせてくれ、そしてなにより、幾度となく私の涙を優しく拭って、そして笑顔に誘ってくれた大切な人。。。)
の個展開催。
遠慮と懐っこさを併せ持った可愛らしい笑顔の女のひとに入れてもらった梅の実入りホット梅酒を飲みながら、この上なく木をたっぷりと使って建てられた学校を眺めていると、ただ眺めているそれだけで、自分が優しい気持ちでほかほかとなるのが感じられるのだった。
帰宅後に作ったお夜食の塩ラーメン。
栄養考え、玉子入れる?と言ってみたけど、葱だけで!と無邪気な人。
あなたのお友達夫婦もうちのご近所さんだもんね。
誰かとツナガルと、その誰かはまた誰かとツナガルかけがえのない機会を連れてきてくれる。
Mさんの言う通り。
幸せは幸せを呼んでくるのだ。
○○さんの事務所ってあそこなんだぁ、ドアの丸いところから光がもれてるね。
○○さん家ってあのコンビニのすぐ近くだって、へぇ~。
○○さんが前言ってた焼き鳥屋さん、今日はもう締まっちゃったんだね、残念。
知らず知らずのうちにすっかりこの街に馴染んでいた自分に、ふと気がついた。
これからも、ツナガル幸せ。
友人たちがやって来た。
大人10人赤ちゃん1人うちに集まって、立食パーティみたいなお鍋会だったけれど(笑)ほんとわいわい楽しかった。
友達が、夫婦になり親になってゆく。
そんな彼らの顔は、気がつけば昔に比べてとても柔らかであり、と同時にたくましさを感じる。
守りたい人が増えて、守るべきものが増えてゆく。
それは、自らを強く優しい人にする上昇気流に乗せるのかもしれない、ふとそんなことを考えた。
友人の天然酵母パンと大好きなルビアンのパン。
彼女たちは二人とも、可愛い妻であり、ぬくもりのある母だ。
形は様々であっても、幸せを大切に育んでいる幸せが五つ、その晩ピリ辛鍋を囲んでいたのでした。
みんなありがとう。
今度は桜見の頃にでも会えたらいいね。
大人10人赤ちゃん1人うちに集まって、立食パーティみたいなお鍋会だったけれど(笑)ほんとわいわい楽しかった。
友達が、夫婦になり親になってゆく。
そんな彼らの顔は、気がつけば昔に比べてとても柔らかであり、と同時にたくましさを感じる。
守りたい人が増えて、守るべきものが増えてゆく。
それは、自らを強く優しい人にする上昇気流に乗せるのかもしれない、ふとそんなことを考えた。
友人の天然酵母パンと大好きなルビアンのパン。
彼女たちは二人とも、可愛い妻であり、ぬくもりのある母だ。
形は様々であっても、幸せを大切に育んでいる幸せが五つ、その晩ピリ辛鍋を囲んでいたのでした。
みんなありがとう。
今度は桜見の頃にでも会えたらいいね。
こないだ、二人揃って少し遅めの初詣。
神田明神に、とも思ったけれど、何となく気持ちは愛宕の神社へ。
あまりの寒さに、ツナガルオテラと繋がらず素通り。
スタバでラテを購入。飲んで温まるというよりも、手のひらの中でいわばホッカイロ。
気がつけば、猫の舌にもやさしい温度のラテとなり。
さて、問題はここ。出世の石段。
前に乗ったエレベータに後ろ髪引かれつつも…気合いを入れて、
上りきりました~。
ああ、ほんと頑張った、頑張った。よく頑張りました。
では、お賽銭、と。いつものように五円玉を二枚準備して。。
と、その時、偶然にも結婚式に遭遇。
雅楽の生演奏、篳篥の音が聞こえてきて。
朱い傘のもと、白無垢の花嫁さんをしばし見つめる。
二人揃って一歩、また一歩と、社殿に歩みを進めてゆく。
私たちと同様、たまたま居合わせた他の参拝客の方々からも「わあ、きれい」、「おめでたいね」の声。
神社ならでは、といった感じ。
目に見えず、指先に触れることのない私たちの縁は、一体何でどんな風に繋がっているのだろう。
気持ちと気持ち。
想いと想い。
考えれば考えるほどに温かいです。
愛宕の桜
恒例のほおずき縁日
楓やもみじで色づく境内
無病息災願いふぅふぅ七草粥
これからもずっと。
かけがえのない大切な場所。
神田明神に、とも思ったけれど、何となく気持ちは愛宕の神社へ。
あまりの寒さに、ツナガルオテラと繋がらず素通り。
スタバでラテを購入。飲んで温まるというよりも、手のひらの中でいわばホッカイロ。
気がつけば、猫の舌にもやさしい温度のラテとなり。
さて、問題はここ。出世の石段。
前に乗ったエレベータに後ろ髪引かれつつも…気合いを入れて、
上りきりました~。
ああ、ほんと頑張った、頑張った。よく頑張りました。
では、お賽銭、と。いつものように五円玉を二枚準備して。。
と、その時、偶然にも結婚式に遭遇。
雅楽の生演奏、篳篥の音が聞こえてきて。
朱い傘のもと、白無垢の花嫁さんをしばし見つめる。
二人揃って一歩、また一歩と、社殿に歩みを進めてゆく。
私たちと同様、たまたま居合わせた他の参拝客の方々からも「わあ、きれい」、「おめでたいね」の声。
神社ならでは、といった感じ。
目に見えず、指先に触れることのない私たちの縁は、一体何でどんな風に繋がっているのだろう。
気持ちと気持ち。
想いと想い。
考えれば考えるほどに温かいです。
愛宕の桜
恒例のほおずき縁日
楓やもみじで色づく境内
無病息災願いふぅふぅ七草粥
これからもずっと。
かけがえのない大切な場所。