消極的婚活日記

30代になり、婚活という言葉にどきっとしつつ、積極的に活動できない日々の出来事・日記です。

ジム・ランビー:アンノウン プレジャーズ

2009-04-22 18:05:46 | アート
ずっと気になっていた、アート展に行ってきました。

品川・原美術館で開催中の、『ジム・ランビー:アンノウン プレジャーズ』。
ジム・ランビーは、1964年イギリス・グラスゴー生まれの方。バンド活動を経て2003年にはスコットランド代表としてヴェネチィアビエンナーレに参加し、2005年にはターナー賞にノミネートされたアーティスト、だそうです。

HPの紹介文にある、「・・・私たちの行動や精神のしばりが一時消滅し、いきいきとした生に変わる――」というフレーズに惹かれて、行ってみたいと思っていた展示会です。結構形にとらわれている私には、なにやら世界が広がりそうな気がして思い切って行ってきました。


さて、会場についてびっくりしたのは、床一面が白と黒の波のような幾何学模様に覆われていたこと。
じーっとみていると、なんだか眼の錯覚で床が動き出しそう。

展示は身近な鏡やドア、ハンドバッグ、椅子を使っているのですが、不思議な異空間であるように感じました。
近いのに、ちょっと違う。そんな不思議さ。
でも居心地が悪いわけでもなく、落ち着く空間です。
波のような床の模様の上にはコンクリートで固められたレコードジャケットがそれぞれ床に流されるように配置されていて、これまた不思議。

行った時には平日なのもあり、そんなに人もいなかったので、日差しが差し込む部屋の中に立ちつくして、異空間を満喫しました。
私個人としては、異空間に迷い込んだ、不思議の国のアリスのような気分。

いつもは何かを考えたりしているのですが、このときは何も考えず、無心でいました。確かに「私たちの行動や精神のしばりが一時消滅」したかのようです。


さて、そんな異空間から離れ、美術館に併設されているカフェ・ダールで休憩。
このカフェではいつも展示に合わせたイメージケーキを作っています。
デザートも展示に合わせてアートなんて、素敵ですよね。

今回の展示をイメージしたデザートはバルサミコのムース。
「眼」のモチーフがキュートです。
味はさっぱりしたレアチーズムース(ベージュ部分)の上に、バルサミコのムース(白い部分)、アクセントにチョコレートの目玉。
甘すぎず、またバルサミコがいい感じに効いていて美味でした。
それにアイスティーを付けて、見学の余韻を感じつつ、のんびり。


久しぶりに雑念から解放されて、心静かなひと時を過ごした一日でした。


◆ジム・ランビー:アンノウン プレジャーズ◆
品川・原美術館で5月10日まで開催
開館時間 11:00~17:00
     水曜のみ20:00まで開館(祝日を除く)
休刊日  月曜日
入館料  一般1000円/大高生700円/小中生500円

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