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学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

子どもらしさ その1

2022-07-11 11:33:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回から3回に分けて、子どもらしさについて書きます。

❤︎幼児教育の父、倉橋惣三先生

倉橋惣三先生は、
日本のフレーベルとも呼ばれ、
フラベールが言う、
「あくまでも子どもが自主的な遊びを通して自然のしくみを理解したり、発見したり、想像力を養ったりするための遊び中心の教育」を日本の保育でも行うことを主張しました。
その倉橋惣三先生の言葉を引用させていただきます。

❤︎涼しい顔、今に生きる真剣

「涼しい顔
幼児たちの顔、
何という涼しさだろう。

此の日中を駆け歩き飛び回り、
遊びつづけていながら、
何という涼しさだろう。
焦らない心は涼しい。
もだえない心は涼しい。

鬱積せる愚痴、
追いまわす欲念、
密閉せる我執、
塗りあげる虚飾。
思っただけでも蒸し暑いが、
それが幼児にない。

忘れた我。
事に即し今に生きる真剣。
熱風裡に居て熱を知らず、
汗にぬれて汗を知らぬ幼児の顔。
今鳴いている一匹の蝉をねらって、
万象無に帰せる幼児の顔。

悟道の極ではないが、
何という心の涼しさだ。
それにしても、
なんと暑くるしい我等の顔。


夏、蒸し暑さを愚痴り、
外に出ることもためらいがちな大人とは異なり、
蒸し暑さをものともせず、
関心を持つ物事に没入している姿を「涼しい顔」と表現している。

季節が冬に変われば、
"子どもは風の子、おとなは火の子。"

そのバイタリティ、
大人とは異なる子どもらしい姿。

さらに、
物事に没入すると言っても、
飛び回るなど身体を思い切り動かす動的な姿だけではなく、
蝉取りに没頭する、
静的に集中する姿。

こうした姿を、
「今に生きる真剣」と表現しています。

このように、
子どもらしさは、
未来の自分を見通せる分、
時に現在を計算高く生きがちな大人とは異なり、
子どもを瞬間々々を真剣に生きる存在だ
と言っています。

❤︎飛びついた子ども

また、
次のようにも描いている。

「子どもが飛びついて来た。
あっと思う間にもう何処かへ駆けて行ってしまった。

その子の親しみを気のついた時には、
もう向こうを向いている。

私は果たしてあの飛びついて来た瞬間の心を、
その時ぴったりと受けて やったであろうか。
それに相当する親しみで応じてやったろうか。

後でやっと気がついて、
のこのこ出かけて行って、
先刻はといったところで、
活きた時機は逸し去っている。

埋めあわせのつもりで、
親しさを押しつけてゆくと、
しつこいといったようの顔をして逃げていったりする。

其の時にあらずんば、
うるさいに相違ない。

時は、
さっきのあの時であったのである。
いつ飛びついて来るか分からない子どもたちである。」


"子どもとは落ち着かないものだ”
"子どもは気分屋”
これは、
いずれも子どもの姿を否定的に捉えています。

しかし、
こうした姿こそ、子どもらしさです。

興味・関心も状況により、
様々に変化するため、
考えるよりも前に身体が動き、
同時に何かを感じ、
考えています。

そのため、
大人にとっては行動予測が難しく「いつ飛びついて来るか分からない」のです。

動くことと、
感じること、
考えること、
そしてわかることなどの行為が
分けがたく展開するのも子どもらしさですね。

この子どもの"子どもらしさ"を、
しっかりと受け止めてあげたいですね。

❤︎まとめ。子どもらしさ その1

子どもは、今を真剣に生きる存在です。
興味・関心が状況により様々に変化し、
考えるよりも前に身体が動き、
同時に何かを感じ、
そして、考えています。



勉強中の子どもの頭の中で、何が起こってる?

2022-07-09 14:44:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、勉強中の子どもの頭の中について書きます。

自分の子どもが学んでいる時に、
頭の中で何が起こっているのかを見てみたいですよね。

❤︎同じ問題なのに、答えられない

子どもが、
ある問題の類題を解いている時、
親から見ると、
「同じ問題」だから簡単と思っても、
子どもから見ると、
「同じ問題」には見えず、
全く答えることができないという場合があります。

なぜか、
それは「抽象化能力」に問題があります。

❤︎うさぎの抽象化

例えていえば、
「耳が長くて、ぴょんぴょん飛び跳ね、鼻をピクピク動かす生物」が、
「うさぎ」であるというように抽象化ができず、

ただ「ふさふさしていて、4本の足で走り、ヒゲがある」と捉えてしまって、
うさぎか猫か犬か何かわからないでいるような感じです。

❤︎「抽象化能力」自体は、人間特有の「情報を統合して解釈する力」

スーパーコンピュータは、
1000万個の「具体」を暗記できても、
抽象化の確率は75%だそうです。

コンピュータは、
それぞれ「具体的」に別々に判断し暗記していきますので、
「抽象化能力」は苦手です。

われわれ人間は、
そんなにたくさん具体数を見なくても、
抽象化できますね。

このように、
「抽象化能力」は、人間特有の「情報を統合して解釈する力」です。

❤︎発達段階にある子どもの頭は、コンピュータと同じ

子どもは、
「抽象化思考」を用いずに、
あたかもコンピュータのように
「問題を、別々のものとして大量に暗記して」いきます。

だから、
発展段階にある子どもは、
大量の問題を解くことをしなければ、
抽象化できないのです。

❤︎「地頭」がよいことと「抽象化能力」

この抽象化能力は、
一般的に「地頭」と言われるものと近い関係にあります。

ものごとを、
抽象化された知識と高度に関連づけて考えられることが、
地頭が強いということになります。

だから、
発達途上の小学生の子どもたちにとっては、
いかに「抽象化思考」ができるようになるかが、
直面している学びの世界なのです。

❤︎「抽象化能力」とは何か

「抽象化能力」とは、
「無駄な情報を省いて、その具体の問題に『ラベルづけ』を行う力」
「関係が弱い要素を無視して、関係が強い要素を抽出して、判断する力」
「共通している要素をくくっていく力」
です。

❤︎学びにおいて、抽象化能力は重要

「学び」において、
この「抽象化能力」は非常に重要になります。

「抽象化能力」が高ければ、
具体的な問題を解くだけで、
その問題で取り上げられている論点を理解することができます。

逆に、
「抽象化能力」が低ければ、
非常にたくさんの問題を解かなければ、
なかなか論点を理解することはできません。

更に、
記憶に関しても、
抽象化できると、
まとめて記憶することができますが、
抽象化できないと、
一問一問を別の問題として覚えるので、
忘れやすく、
復習の頻度や量も必然的に増やさなくてはならなくなります。

抽象化能力で、
学習効果が大きく変わってくることが
わかると思います。

❤︎子どもの頭の中で「抽象化能力」を育てるために

子どもは、
生まれてから、
いろいろなことを学んでいきます。

最初は、
耳で聞き、目で見て、手で触り……
五感を使って、
具体的なことを学ぶ中で、
たくさんの同じ
たくさんの似ている
たくさんの違い
を体験して、
だんだんと抽象的なことを理解していきます。

体験がなく、
抽象的なことを説明しても、
子どもには理解できないということです。

❤︎まとめ。勉強中の子どもの頭の中

大人にとって類題でも、
子どもにとって違う問題に映ることがあります。
それは「抽象化能力」が発展途上だからです。
たくさんの「具体」を体験して、
子どもが共通点に気づいて
初めて「抽象化」できるようになります。
そして、たくさんの「具体的」実体験が
地頭の強い子どもに育てる土台になります。


子どもたちが驚異的な吸収力を発揮する時

2022-07-06 19:11:00 | 日記



こんにちは、
四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、子どもの吸収力について書きます。


❤︎6歳までに訪れる「驚異的な吸収期」

自分が自立のために、
いつ、何をすればいいかは、
子ども自身が知っています。

それが現れるのは、
6歳までに訪れる驚異的な吸収期です。

❤︎子どもは吸収期を発信している

子どもは大人に、
今、どんな吸収期にあるかを発信しています。

しかし、
大人が「子どもには驚異的な吸収期がある」ということを知らなければ、
それを見守ることができず、
イライラしてしまい、
制止してしまうことがあります。

せっかく驚異的な吸収力を持って吸収しようとしているのに
もったいないことです。

❤︎興味はなくても吸収力はすごい

大人は、
英語に興味を持ちイギリスに移り住んだとしても、
ただその環境に身を置くだけでは言語を身につけるには非常に長い時間がかかります。

一方、
子どもは、
その場に身をおくだけで、
そのまま英語がわかるようになり、
英語のネイティブとして成長します。

言葉に興味があっても、
吸収力が弱いのが大人。

言葉への興味など意識しなくても、
言葉の存在に気付いて吸収してしまうのが子どもです。

特に0歳児であれば瞬く間に、
その言葉を吸収してしまいます。

❤︎言葉、感覚、運動、秩序の吸収力

驚異的な吸収力は、
「言語」だけではなく、
「感覚」や「運動」「秩序」など、様々な種類に及びます。

それらは長い人生の中で、
ずっと必要とされるものです。

人生において確実に必要とされるものに対し、
人生の出発点の時期にいとも簡単に身につけられる力が、
人間には与えられています。

❤︎吸収期を見つける3つのコツ

❶何度もくり返し自分からやっていることを見つけましょう。

❷外出の際、子どもの視線や、耳をすましていることはなにか、よく観察しましょう。

❸くり返すいたずらに注目しましょう。

❤︎吸収期に積極的な関わり方

例えば、
水道の蛇口をひねり、
水を出したり止めたりをくり返していました。
周りも洋服も水浸しです。

そんな時、
叱るのではなく、
この行動の意味を考えます。

この行動は「運動の吸収期」のひとつです。

そう気が付いたなら、
「おもしろいものがあるよ」と言って、
中身が空になった蓋つきのペットボトルを渡してあげましょう。

そこで思う存分「キャップをひねる」という運動をさせてあげましょう。

これが、
吸収期に積極的に働きかける、
ということです。

❤︎子どもには「自己教育力」がある

いったん子どもが集中して何かに取り組み始めたら、
大人の関わりは終わりにします。

夢中でペットボトルの蓋を何度もひねっているなら、
一人で遊ばせておきます。
ここから先は子どもの領域です。

子どもには、
一人でできるようになる自己教育力があります。

子どもは私たちが思っている以上に有能でできる存在です。
本人に任せましょう。

❤︎子どもの「自己選択」が吸収に、集中につながる

子どもの自発的活動は、
選ぶこと、つまり「自己選択」から始まります。

そして、
その選んだことがそのときの子どもの吸収期、
つまり発達の課題とぴったり重なると、
子どもは一生懸命、集中して関わります。

このように自分で選択したことに集中できた子どもは、
様々なことが正しくできるようになり、
自立に向かうようになります。

❤︎吸収期にあわせて環境を整える

親が子どもの吸収期の育ちのためにできることは、
子どもが興味を持ちそうなものを周囲にちりばめるなどして環境を整備し、
本人が選んだものの遊び方や使い方がわからないときに、
どのようにするのかを
言葉で説明するのではなく、
実際にやって見せて教えることです。

そして、過度な介入をしないことです。

❤︎まとめ。子どもたちが驚異的な吸収力を発揮する時

子どもが、
これをしたいという「自己選択」をした時、
その選んだ時が「驚異的な吸収力」の時であり、
一生懸命に集中して関われる時です。
この「選択」と「吸収」と「集中」が
様々のことに真っすぐ向き合い、
自立へ向かう正しい道標になります。


逆境に強くなるために

2022-07-04 20:45:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、逆境に強くなることについて書きます。

❤︎"やり抜く力(GRIT)"を構成する4つの要素

❶根性(GUTS)
❷回復力(RESILIENCE)
❸自発性(INITIATIVE)
❹執念(TENANCY)

❤︎やり抜く力のひとつ"レジリエンス"とは

レジリエンスとは、
"折れない心"、
逆境から立ち直る"回復力"のことです。

心理学においては、
"逆境やトラウマ、惨事、脅威、さらには重大なストレス源に直面したときにうまく適応するプロセス"であり、
総じて"困難な経験から再起すること"と定義されています。

❤︎レジリエンスを育てる

ストレスに負けずに、
自分がやりたいことをやるためにも、
レジリエンスを育みたいですね。

そして、
いろいろな経験の積み重ねこそがレジリエンスの育成につながるので、
レジリエンスの育成は、
できるだけ早い時期がいいとされています。


❤︎レジリエンスに含まれる6つの要素

❶気持ちや感情をコントロールする力

❷変化する状況に順応できる柔軟性

❸"自分は大切な人間だ"という感覚

❹人に助けを求められる力

❺楽観的であること

❻ネガティブな気持ちを引きずらない力

子どもにとって困難なことが起こり、
落ち込んだり挫折したりしたとき、
反応の違いが出てきます。

❤︎レジリエンスが高い子

楽観的で人に頼ることができる
「なんとかなる」
「この状況は長くは続かない」
「いままでのようにきっと大丈夫」
「お父さんかお母さんに相談してみよう」

❤︎レジリエンスが低い子は

悲観的で自分の殻に閉じこもる、
ひとりで耐える
「どうしたらいいのかわからない」
「きっともうダメだ」
「もうどうでもいい」
「恥ずかしいから、誰にも話したくない」
「怒られるかもしれないから、親には話せない」
「自分でなんとかしなきゃ」

❤︎レジリエンスの違いの2つのポイント

❶子どもに自己肯定感があるかどうか

自己肯定感とは、
自分のよい面だけでなく
欠点も含めて「私は私」と認められる感覚のことです。

❷まわりにSOSを出せるかどうか

これにはまずまわりとの信頼関係が必要です。
普段から親や友だちとの人間関係において、
人との関わり方を学び、
人から助けられる経験をすることがとても大切になります。

❤︎レジリエンスを育む方法

“折れない心” には、
「自己肯定感」と「信頼関係」が必要です。

劣等感に負けない自己肯定感を育むために
人がネガティブな感情をもつのは当たり前で、
むしろ必要です。

なぜならば、
嫉妬や劣等感がモチベーションになり、
よりよい自分であろうとするための成長のステップになるからです。

しかし、
その過程でネガティブ感情に負けてしまっては意味がありません。

❤︎“心の筋肉” を鍛える4つの問いかけ

❶「I am ・・・」
私は〇〇(自分を肯定する言葉)
私は優しい

❷「I can・・・」
私は〇〇ができる(自分ができること)
私はピアノが弾ける

❸「I like・・・」
私は〇〇が好き(自分が好きだと思うこと)
私は算数が好き

❹「I have・・・」
私には〇〇がいる、
私は〇〇をもっている(自分が大事にしている人や宝物)
私には大事なお母さんがいる

この4つを考えることは、
子どもがもつ「いいところ」「いいもの」を「見える化」し、
自分自身の劣等感に打ち勝つことになります。

子どもは、
ポジティブな気持ちで眠りにつくことができるでしょう。

そして、
毎日続けることで自己肯定感もアップします。

❤︎親子で絆を深め、レジリエンスを強化する

レジリエンスがもともと低い子はいません。

親との関係や、
まわりの人との関わりによって、
子どものレジリエンスの高低は変化します。

子どものレジリエンスの育成の重要な鍵となるのは、
親や家族との信頼関係です。

家庭を"居心地のよい場所・心の拠り所"にすることで、
子どもは外の世界で嫌なことがあったとしても、
安全基地であるお父さん・お母さんのもとで充電し、
気持ちを回復させることができます。

❤︎親子の会話

子どもとの信頼関係を深めるのは、
なんといっても “毎日の会話” です。

しかし、
親だけが一方的に話してしまうのはNGです。

もし子どもが失敗してしまったときでも、
「だから〇〇しなさいって言ったのに」とは言わず、
「悲しいね」とネガティブな感情を受け止めてあげまます。

子どもの話をじっと聞き、
どんなネガティブな感情も受け止めることで、
親子の信頼関係が築かれます。

また、
親自身の「失敗談」や「立ち直った話」をするのもいいです。
「完璧な人はいない」というメッセージは子どもを安心させます。

❤︎まとめ。逆境に強くなるために

自己肯定感があるかどうか
まわりにSOSを出せるかどうか
これが、逆境からの回復力・レジリエンスにつながります。
そのために、4つの問いかけ
❶「I am ・・・」
❷「I can・・・」
❸「I like・・・」
❹「I have・・・」
で“心の筋肉” を鍛えましょう。

笑顔には、学力を大きく上げる力がある

2022-07-03 20:21:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎
代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、笑顔について書きます。

❤️なぜ笑いは起きるのか

脳の中には扁桃体という、
感情をつかさどる神経細胞があります。

喜怒哀楽のうちの"喜"や"楽"といった快感を得ると、
ここが反応して、
すぐ近くにある前帯状皮質を刺激します。

その結果として起こる現象が"笑い"です。

つまり、"笑う"ということは、
その本人が幸せであるというシグナルです。

"笑い"は、
脳の中に備わっている、
自分自身の気分を良くしたり癒したりするための装置です。

ネガティブなことがあっても"笑う"ことで、
気分をポジティブに変えられるのです。

❤️”笑い”は逆境への対抗策

どんなにつらく苦しいときでも、
笑うことでエネルギーを補充し、
失敗を糧にできるからこそ、
人間力がより育まれます。

前を向いて力強く人生を歩んでいくための
正しい思考力とメンタル力を身につけられれば、
その子の可能性は無限大に広がるでしょう。

"笑い"には人生を左右する大きな力があります。

子どもが、たくさん笑って人生を切り開いていってほしいと思います。

❤️”親が笑顔”なら”子どもの笑顔”になる

子どもが笑顔でいられるように親ができることはなんでしょう?

それは、
"親が笑顔でいること"です。

親が笑顔でいれば、
子どもの笑顔を引き出さことができます。

人の脳は、
ミラーニューロンという神経細胞を通すことで、
自分が見ている人の感情を再現します。

つまり、
親が笑顔なら、
子どももつられて笑顔になるのです。

❤️笑顔は学力にも影響する

子どもに笑顔で勉強を教えると
学習能力が10%アップする、
笑顔で育てられた子は、
そうでない子に比べ、
脳の海馬(記憶をつかさどる部分)の成長スピードが2倍早い……
笑顔が子どもの能力を伸ばすことは、
明らかになっています。

❤️笑顔を共有する

そして、
同じものを見て笑うという感情を共有することも
心の成長のためにはとても大切です。

楽しい体験をできるだけたくさん共有し、
笑顔を心がけましょう。

子どもの笑顔のためにも、
子どもの能力を伸ばすためにも、
親は笑顔でいたいものですね。

❤️脳の成長期にできるだけ笑顔を引き出す

子どもの脳の成長期は0~3歳です。

この時期に脳の土台をより強いものにするためには、
喜びの感情を多く持つことが有効とされます。

まずはこの時期に、
子どもがたくさん笑える環境づくりをするのが重要です。

子どもが声を発したとき、
または親を見ながら何か行動をしたとき、
親がニコニコ応答することで、
「反応してくれた。嬉しい!」とプラスの感性が働き、
子どもは笑顔になります。

この「うれしい・楽しい・快い・おもしろい」などのプラスの感情を引き出すべく、
親はできる限り子どもの声や行動に笑顔でこたえてあげましょう。

❤️前向きな言葉がけが子どもを笑顔にする

子どもは緊張しているときに、
親も「ひとりで大丈夫かしら」など心配していると、
子どもはなおさら不安になります。

しかも気をつけたいのは、
ネガティブな感情ほど伝染しやすいとということです。

子どもにかける言葉は、
意識的にポジティブを心がけてください。

たとえば、
歌の発表会の前には、
ただ「がんばってね」ではなく、
「明日みんなと歌えるの楽しみね!お母さんも楽しみよ」など、
楽しいイメージを先行させる言葉で子どもの気持ちを緩め、
笑顔を引き出してあげましょう。

❤️たくさんの”発見と気づき体験”が笑顔にさせる

子どもの脳は、
新しい発見や気づきに喜びを感じます。
子どもの目がキラキラと輝いて嬉しそう……

子どもの好奇心を育てるためにも、
興味が湧いたことを自由にできるだけたくさん体験させてあげましょう。

体験の幅を広げるために、
親の趣味を子どもと一緒に楽しむのもいいですね。

逆に「危ない!」「汚れちゃう」などと、
夢中になっている遊びを中断させられてしまうと、
脳はマイナスの感情を持ってしまいます。

子どもの発見や気づきを遮ってしまわないように、
親は安全な遊び場を確保することに気を配りましょう。

❤️良い笑いと悪い笑い

"笑い"が大事と言っても、
他人を嘲笑するのは “悪い笑い” です。

だから、
子どもの前で、
他人の失敗を笑うことは、
注意が必要だと思います。

"良い笑い"として、
笑顔のパワーとして効果があるのは、
自分の失敗を笑い飛ばせるようになれたときですね。

人間力として、
自分を笑える、
こんなユーモアのセンスも育てていってほしいですね。

❤️まとめ。笑顔には、学力を上げる力がある

"笑い"は、
脳の中に備わっている、自分を良くしたり、癒したりするための装置です。
”笑いを見る”と、
ミラーニューロンという神経細胞を通し、自分が見ている人の感情を再現します。
だから、
学ぶときでも
笑顔でいること、他人の笑顔を見ることは、
学んだ内容を心の中で好意的に理解していき、
大きな学力アップにつながります。