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BULL's Factory Presents.

ユーザー車検

2013-04-09 22:38:41 | インポート
4月9日(火)、イナズマ1200の車検切れ直前だったので、会社を休んで練馬陸運局まで2度目のユーザー車検に行ってきました。
(2年前に車検切れで区役所で仮ナンバー取得し初ユーザー車検した日と同じ日でした。)
今回はユーザー車検についてのレポートです。
(※文中の図や写真は同じように練馬で車検を受けた他人からのシェアです。)

<準備するもの>
?予約番号(事前に陸運局に予約が必要です)
?お金(不測の事態に備えて3万円程度)
?ボールペン、鉛筆(HB)、消しゴム(鉛筆、消しゴムは現地にあるのでなくてもいいかも)
?印鑑(三文判で可)
?現在の車検証
?現在の自賠責保険証(先に更新している場合は新しい自賠責保険証も…)
?自動車納税証明書(前年の自動車税を支払った時の領収証)
?定期点検記録簿(無い場合は受付時に車検後に定期点検を受ける旨を伝える。)
?バイクの走行距離の確認(100km未満は切り捨て、車検書類記入時に必要)
?A4版クリップボード(100均や文房具屋で売っているやつ)。
 車検証や手続き書類をまとめて挟んでおいて、それ持って回ると便利です。必携かも。

自分のバイクはマフラーくらいしかいじってない割とノーマル野郎(!?)なので、特にトラブルも無いこともあり、さして整備もせずぶっつけで行きました。
(駄目だったらバイク屋に持っていって最低限整備してもらってやり直そうと思ってました)
バイク自体にトラブル・改造が無ければ車検自体はとても楽です。
今までバイク屋に頼んでた自分が切なくなるほどです。

一点注意点なんですが、自動車税を未払いで再送されてくる督促請求書で払ってしまった場合は、これは納税証明書になりません。
もし督促請求書で払ってしまった人は手間ですが、区役所等へ行って納税証明書を事前に発行してもらっておく必要があります。
ちなみに督促状が来ても納付期限が切れた最初の請求書で支払いは可能ですので、万が一督促状が来てしまっても元の請求書で支払えば問題無いです。

さらにもう一点追記ですが、、もし車検切れになっていても「バイク屋に頼んで車検取るしかないかぁ」と諦めなくても大丈夫です。
エンジンが掛かって自走出来るなら車検前に役所に行って仮ナンバーの申請取得を行えば、その仮ナンバーで自走して車検を受けられます。
役所で仮ナンバーの申請を行うと取得期間(最長3日位が目安)と取得期間中の大体の走行ルートの確認があり、認められると仮ナンバー発行の手数料を支払って仮ナンバーを取得します。
仮ナンバー取得時にも自賠責保険証の提示が必要で、確か有効な自賠責保険に加入していないと駄目だったと思います。
返却は仮ナンバーを取得した役所に返却しないといけないので、自宅の最寄の役所で仮ナンバーを取得する事をお勧めします。
また、取得時の控えが返却時に必要なので無くさないようにして下さい。
(詳しい手続や料金は最寄の区役所や市役所等に問い合わせて下さい。)

2年前の自分の時は3月に車検の為、バイク屋に持って行こうとしたらバッテリ上がりで不動になっていて諦めて、その後仕事が忙しくなって車検に出せず車検切れ。
4月になって平日休みが取れたので、金曜日に区役所で仮ナンバーを申請し、土曜日にバイク屋で整備、月曜日に車検で4日間仮ナンバーを取得しました。
仮ナンバーで走っていると何故かドキドキしてしまいます。

<車検の予約>
ユーザー車検をするにあたり、事前に陸運局に車検の予約をする必要があります。(1日前~2週間前位までの間で予約ができます)
電話またはインターネットから予約ができます。
車検証片手に手続きしましょう。
(インターネット予約はユーザー登録が必要ですが、メールアドレスがあれば即時IDが発行されます。最終アクセスから2年間有効で2年以内に再アクセスすると有効期間が延長されるようです。)

電話予約:050-5540-2032(練馬陸運局)

インターネット予約:https://www.yoyaku.navi.go.jp/pc/reservationTop.do
予約ヘルプデスク:0570-030-330

練馬陸運局であれば「練馬自動車検査登録事務所」を選択します。
予約日の後に予約時間を以下の4つの中から選択できるので、都合の良い時間帯を選びましょう。

1ラウンド 8:45-10:15
2ラウンド 10:15-11:45
3ラウンド 13:00-14:15
4ラウンド 14:15-15:45

<光軸の調整>
わかっている人には説明不要ですが、簡単に言うと光軸(こうじく)とはライトの方向です。
車検で引っかかるNo.1なんじゃないかってくらいみんな引っかかるようです。
車検をするにあたって検査を実施しますが、その際にライトが正しい向きに向いていないとOKがでません。
ちなみに普段まったくライトの向きなんぞいじっていなくても、バイクの振動やらで大体ずれていますので調整が必要です。
光軸を直す作業自体は簡単ですが、正しい向きに向けるのは機械で調整しながらやるか、何度も検査に挑戦してちょっとづつ微調整するしかありません。
自分は練馬自動車検査場と相性が良いのか無調整でも引っかかった事がないのですが…。

心配な人は練馬陸運局の近くのテスター屋さんに行って調整してもらいます。
近くのテスター屋さんは「新東都テスター株式会社(練馬区北町5-8-23)」さんとか「中島モータース(練馬区北町5-18-21)」さんです。
バイクのままお店につっこんで「光軸の調整して欲しいんですけどぉ」と言うと、その場にある機械で調整してくれます。
(調整してもらう時にハイビームにするのを忘れないように。まぁ忘れても言ってくれますが…)
確かお値段900円(中島モータース)~2,500円(新東都テスター)だったか?
光軸調整が終わったら陸運局にいざ突入です。

<自賠責保険の更新>
車検更新にあたって、自賠責保険の更新も必要です。
が、、事前に更新しておいても構いません。
自分は行きつけのバイク屋でバイクの点検も兼ねて事前に更新しています。
自賠責の更新:13,640円(小型二輪自動車(251cc以上のバイク)で24ヶ月の場合)
(大体、初回登録時に車検の有効期間の1ヶ月先くらいまで契約しているはずなので古い自賠責保険証もまだ有効期間内なので使います。よく自賠責保険の有効期限を車検の期限と勘違いして車検切れになるので注意が必要です。)



陸運局にバイクを止めて、陸運局を出て右手に歩いて最初の角に代書屋さんがあります。
そこで自賠責保険の更新をするかセブンイレブンや陸運局内でも更新出来ます。
代書屋では現在の自賠責保険証と車検証を持って「自賠責の更新したいんですけど」と言うと更新手続きをやってくれるらしいです。
「申請書の代書はいいですか?」と聞かれたりもするらしいですが、間に合ってますと断ります。
自賠責保険証は古いものも使うので、更新後も古い保険証を捨てずに取っておきます。

<申請手続き>
練馬陸運局の練馬自動車検査登録事務所で朝一のラウンド1を予約していたので、9:10頃到着しいよいよ手続きです。

まず準備した書類一式をクリップボードにはさみ申請の準備します。
申請するにあたり、陸運局の中のあっちこっちの棟に出たり入ったりする必要があります。
順序としては以下らしいのですが、自分はD棟に行かなかったですが問題無かったようです。
B棟→A棟→D棟→A棟→検査レーン→A棟



B棟1階:検査書類購入
入って右から3番目あたりの販売窓口で「車検更新手続きの書類ください」と言うと売ってくれます。
「検査票」、「継続検査申請書」、「重量税納付書」の3部で20円。
B棟1階:重量税、車検手数料納付
書類購入後そのまま書類を右手の窓口に持っていくと手続き費用の支払いができます。
しかも金額分の印紙を綺麗に申請書に貼ってくれます。
検査登録印紙代:400円、審査証紙代:1,300円、重量税印紙代:4,400円、しめて6,100円。

A棟2階:書類記入
A棟2階に入ると受付カウンターの反対の窓側に書類を書く場所があるので、そこで購入した書類に記入します。
記入については記入例もありますし、ほとんど車検証の内容の転記なので難しくないと思います。



D棟1階:納税確認
D棟1階の納税確認窓口に、書類と一緒に自動車納税証明書を持っていく。
(自分はA棟2階で書類記入後、自動車納税証明書も添付してそのまま車検受付しましたが問題無しでした。)

A棟2階:車検受付
A棟2階のいちばん左のユーザー車検受付用の窓口に「車検予約番号(印刷または覚えていれば口頭で言う)」、「手続き書類一式」、「車検証」、「自賠責保険証明書(新・旧)」を提出します。
(私は記入した手続書類と準備した書類一式をクリップボードにはさんでそのまま渡しました。)
書類のチェックをしてくれて問題無ければ検査レーンへ行くように言われます。

以上で手続きは終了。手際がよければ15分程度で終わります。

<検査>
検査をするにあたっては、バイクを暖気してから行った方が良いので、焦らず暖気して望みましょう。
前回は確か2番レーン辺りで車検を受けたと思うので並んでいると係りの人が2輪は4番レーンで受けてくださいとの事で並びなおす。
(まだあまりバイクが並んで無くて良かった。4番レーンは「新規」と書いてありますが、2輪車は4番になります。ちょっと紛らわしいので注意。)

1.ボディ検査
ウインカー左右(前・後)、ライト(High・Low)、ブレーキランプ(前輪・後輪)、ホーンと一通りのチェックと、緩み等が無いかちっこいハンマーでコンコンチェック。

自分のバイクには特殊なライトスイッチを取り付けていて、キーオンしてエンジンを掛けても通常はライトが点灯しない。
ライトスイッチをハイにするかパッシングスイッチを押すとライトが点灯し、その後はエンジンを切るまで普通にライトスイッチでハイ&ロー切り替えが可能なもので、今回はあらかじめライトスイッチをハイにしておいてエンジンを始動してライトを点灯し特に指摘を受けずに済んだ。
(ライトをハイにしていても最後の光軸検査で使用するので違和感は無しだと思う。)

今回はここで指定された回転数まで上げて排気音検査も行いました。
最後にバイク寸法チェック(特にアップハンドル等の改造等していなければひっかかりません。)

このあと、四輪は1台毎だが二輪は2台並んで車検レーンを進み、まず前輪ブレーキ検査で問題なければ後輪ブレーキ検査を行います。

2.前輪ブレーキ検査
前輪を指示された位置において、前方の「はなす」「ブレーキをふむ」のランプ表示にしたがって、前輪ブレーキをかけます。
遠慮せずがっつりブレーキをかけましょう。

3.後輪ブレーキ検査
今度は後輪を同じ位置において、前輪同様ブレーキ検査。こっちも遠慮せずがっつりブレーキをかけましょう。

4.車両重量検査
指示された場所にバイクを置いて、人間は降りて重量を測るらしいですが、今回は無かったです。
特にいじっていなければ、重量に問題は無いと思います。

5.排気ガス検査
マフラーに検査棒をつっこんで、排ガス濃度の検査をするらしいのですが、自分のバイクは最近の排ガス規制前の旧車だったからか検査無しでした。
マフラー交換等していなければ、特にひっかからないと思います。

6.光軸検査
前述のライトの方向検査。ライトをハイビームにして、前方にまっすぐにバイクを向けます。
前方のセンサーが光軸を検査しますので、おとなしくしていましょう。光量に不安がある人は気持ちエンジン回すと良いです。
自分のバイクは1灯式のライトですが、2灯式の場合は1個づつ片方を隠してやるようです。
自分もよくわからないので他のサイト等で調べていただければと思います。



光軸検査中、センサーが何やら微妙に動いて動きが定まりません。
変な話ですが、陸運局によってこの光軸センサーにはクセがあるようです。
時間も少し長く掛かっているように感じて不合格かと不安になりつつ思い出したのが、練馬はすこし下向きにセッティングすると良いらしいとの事です。
なのでエンジン回転数を上げつつハンドルに少し体重を掛けてみたところ検査が終了しました。

私の隣のバイクは検査後、勢い良く検査レーンを出て行ってしまい、私は検査レーン出口付近に停車して検査窓口へ行くように指示されました。
何か問題があり再検査になるのかドキドキしながら窓口に行くと係りの人が検査票に何やら書き込みハンコを押して渡してくれました。

これで合格か!?と思いつつも不安なので確認の為、係りの人に「合格ですか?」と尋ねるとあっけなく「はい、合格です。」と答えてくれました。

以上で検査終了です。
スムーズに行けば10分位で終わります。
駄目だった場合は、駄目だった点を調整しなおせば時間内であれば何度でも再トライできます。

<車検証発行>
全ての検査が問題無くパスすれば、晴れて車検証発行になります。
A棟のいちばん左から2番目の再発行窓口に書類一式(「手続き書類一式(3部)」、「車検証」)持っていけば、新しい車検証とナンバープレートに貼るシールを渡され終了です。

今回、自分はスムーズに行きましたが…、時間にして30分くらいで9:45頃終了でした。

前回は昔住んでいた足立ナンバーから練馬ナンバーに変更する為の手続やLEDストップランプの不具合(ブレーキを掛けた時の発光不足)で交換再検査したりで2時間くらい掛かったのですが…、光軸検査は特にこれと言った調整対策はしてませんが前回も光軸は問題なかったのです。

自分のバイクは練馬自動車検査場と相性が良いのか光軸検査は無調整でも「1発OK!!」でした。
すべて一発で合格で凄くあっけなかったですが、車検代も安上がりで良かったです。

掛かった費用の概算は19,760円、明細は下記になります。

重量税:4,400円
審査証料:1,300円
検査登録料:400円
検査書類代:20円(検査場内で購入)
自賠責更新料:13,640円
小型二輪自動車(251cc以上のバイク)24ヶ月
(今年の4月から470円安くなりました。)

これにあとバイク屋で点検整備した場合、オイル等の消耗品代と工賃、場合によっては車検の為に整備して下さいなんて言うと点検整備代を請求されるかも知れません。
(点検整備代を請求されるとバイク屋で車検出すのと変わらないので折角の安上がりなユーザー車検も意味がないですね。)
あくまでも通常整備でオイル交換に来ましたと言う感じで、ついでに気になる所を言ってチェックしてもらうのが良いと思います。
(この場合だとサービスで空気圧のチェックとかしてくれるので…。)
しかし車検通過はあくまでも次回までの2年間検査が不要と言うだけでバイクの不調がある場合等はきちんとバイク屋で直した方が良いですね。
自分のバイクはまだ45,000Kmくらいしか乗っていないし最低限の整備はやっているので何とか車検で不備無く通過していますが、長く気持ちよくバイクと付き合って行くには点検整備とたまには乗って走ってあげてバイクの調子と自分の調子を確認する事が大事だと思います。


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