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『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』鑑賞

確か一昨年、劇場公開された映画ですが、見られる映画館が限られていて結局見逃してしまい……テレビで放映されたものを録画して、先日やっと見ることができました。

コンテンポラリーダンスはあまり見慣れないのですが、まず冒頭の土を使った群舞に圧倒されてしまいました。

「何だ、これは?」…という思いで必死に続きを見ました。

残念ながら最初の日は途中で体力尽きて最後まで見られませんでした。
(2日にわたって見たんですけどね)

そのくらい、見るのに体力使う映画です。^^;

裏を返せば、その中の生命力のすごさ……!

特に舞踊団の代表作と言われる群舞3作品を再構成した部分(冒頭の土、次に無数の椅子、そして岩と水)、生でこのダンスに触れたら、ものすごい何かが飛んでくるに違いない。。

昨日書いた「言葉を語る肉体」──みたいなものに出会った瞬間です。


ピナは「言葉は無意味、だから踊る」──と。

それは言葉を超えた魂の表現ということなのかなあ…。

ならばそれは「魂を語る肉体」と言い換えたほうがいいのかも。


常々、言葉(台詞の字面)はほとんど無意味で、それを発する内面の叫び(思い)のほうが重要、それを伝え合わなくては意味がない、と思っているので──
しかし片や朗読というものは、そこに書かれた文字と内容を明確に伝えなくては成立しないし見てもらえないものではなかろうか……という矛盾。

うーんまあ、もうちょっと考え続けてみよっと思います(^-^)


しかし──
この作品を見て、自分のフラメンコはまだまだ甘いなぁと思い知らされました。

フラメンコこそ、魂の叫びに最も近い舞踊であるはずなのに…?

そして、ショーやイベントで踊る、その場その場で、表現できることはそれぞれ違うものがあるだろうに…。

何を求められているかを考えればその答えはおのずとわいてくるはず。
もっともっとそこをきわめたい。
本質は役者だから、踊り手としてはとても追っつかないわけだけれど、表現者を自負する以上、譲れない芯というものはやっぱりある…ですね!
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