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ルイス・ペーニャのクルシージョへ

毎年、もなみ先生の師匠であるラファエルが来日してクルシージョ(短期レッスン)を開催していましたが、昨年に続き今年も来日かなわず(TT)、こちらを先生がスタジオ生に紹介してくださいました。

5日間ある中、私は単発でパルマ&コンパスの1クラスを選択、もなみ先生とギターの岸元氏とご一緒させていただくことにしました。

ルイス・ペーニャ、初めてお会いしましたが、写真よりずっと若い感じで(笑)……なんだか芝居のレッスンみたいだなぁと思いながら必死についていきましたよ!

繊細な表現、伝える思い、つながりたい思いを大切に、感じる。感じる。

フラメンコのリズムは独特で、パルマ(手拍子)も特有なもの。
今回バイレ(踊り)のクラスを選ばなかったのは、ちょっと苦手意識のあるリズム感をどうにかするヒントをもらいたかったのと、本場のコンパスを踊りではなくストレートに感じてみたかったから。

リズムを手と足で刻みながらルイスの歌、心、その“場”を感じ取るというのはとっても難しかったし、1時間ではとてもやれた気もしなかったですが……
でも、いっぺんにいろんなことをやらなきゃならないってのは、表現の世界ではどこもおんなじなんですね。。。


フラメンコを始める前は自分のリズム感に結構自信があったはずの私なんですけど、フラメンコをやっている人たちのリズム感の鋭さと緻密さに接するにつれ、どんどん自分のリズム感に焦りを感じていきました。

自分の踊りを動画に撮って、冷静に見れば、リズムの微妙なずれに気づきます。でも、踊っている最中は気づけないことが多い。
そして、気づいても、体が頭の命令どおりに動いてくれないジレンマもあります。
昔は頭でしっかりイメージできていれば、ほぼそのとおりに動けてたもんだけどなぁ……(遠い目)

前にも書きましたけど、もなみ先生は絶対音感ならぬ絶対リズム感をお持ち。
私には絶対リズム感はありません。相対リズム感はあるのカモしれないけど。(いや、たぶんないな(笑))
そして、頭でわかっていても身体で表現できてこそのリズム感であって……
でもね、例えばフィギュアスケートなどを見ていても、リズムがピタッとはまっているときの気持ちよさと、微妙にずれているときの気持ち悪さはしっかり感じられるのですよ。だからある意味「リズム感覚」は確かなんでしょうね。

でもでも、絶対リズム感のある方たちは、コンパスを数えなくとも、感覚で踊れてしまうのですよね。
私はきちんと頭で理解しないと振りも覚えられないし、体がついていけません。“ちゃんと”踊れない。。
頭でわかって、体が覚えてくれるまでが、ほんとに苦しい。(けどこの期間は嫌いじゃない。むしろ好きかも…マゾかっ)

これはきっと年のせいとかではなく、持って生まれた性質なのではないかな?と思うのです。

考えてみれば、芝居も、おんなじですね、やっぱり。(笑)


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