そして上位6人(組)によるグランプリファイナル、今年はフランス・マルセイユにて。
惜しくも浅田真央選手のファイナル出場はかないませんでしたが、シリーズをここまで見ていて、同じプログラムでもほんの小さなことで印象は大きく違ってくるなぁということを実感しています。
安藤美姫ちゃんの恋人、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)のショート・プログラム「マラゲーニャ」、昨季から引き続いてのフラメンコで大好きなんですすが(氷上とは思えないあの動き!さすが地元の血がっ!)、珍しくもロシア・フランスと2週連戦となったので、ひじょーにその差がわかりやすかったんです。
彼はショーでもこのプログラムをアレンジして踊っていて、そのせいかどうかはわからないですが、今季初戦となるロシアでは、昨季のSPの印象とはかなり違ってたんですね、私が見た限りの感想ですけど(^^;;
そしたら、1週間後のフランスでは、キレも気持ちの部分も戻っていて、ほんと見事でした。実際、得点自体も10点近い差が出たんじゃなかったでしょうか。。
ほんのちょっとの何か…なんだと思うんです。やっていることは一緒なんだから。
毎回同じレベルを保つことはほんとうに難しい……
真央ちゃんの今季プログラム、ショートとフリーと同じ曲(ピアノとオーケストラのアレンジ違い)で1つのストーリーをつくるというすばらしいチャレンジ、そして難易度の高い構成──
膝の不調でジャンプが振るわなくても、それ以外のエレメンツをしっかりやればレベルはとれる……との思いはありましたが、やはりジャンプが思うように飛べないと表現面に必要なものもそげ落ちていくのでしょうね。
気持ちの面で乗れない部分は確かにあると思うんです。
それでも、体のラインの美しさや確かな表現力はほかに追随を許さないほどで威厳さえ感じられるのですが──(いつまでも見ていたい気持ちにさせられます)
だからきっと、ちょっとしたきっかけで、今よりうーんと得点は伸びるんだろうと思います。
もちろん膝が完治することがいちばんでしょうけど、スポーツ選手にけがはつきもので、これまでも本人は何も言わなかったけどいろいろあったんじゃないかと思うので……
何とかそのきっかけをつかんでほしいと願います。
でもほんと、真央ちゃんってこちらが応援したくなるモノを、持ってますよねぇ~~
フレーフレー真央ちゃん
