せせらぎに 垂るる枯草とらへつつ 霧氷のつぶの朝光に映ゆ
五分咲きの 古木の梅に呼びかくや 媼(おうな)つぶやき歩をゆるめ行く (昭和五十五年)
百余年経たる吾が家の北窓に 目貼りなしつつ聞く虎落笛(もがりぶえ) (平成三年)
虎落笛(もがりぶえ)とは、「冬の強い風が柵(さく)や竹垣・電線などに吹きつけて発する笛のような音。」の事。
朝光については「あさひ」と読むのが適切 . . . 本文を読む
滝
北海道、オシンコシンの滝
滝にはマイナスイオンがいっぱい!
オシンコシンとはアイヌ語で「水が飛び散るさま」を
意味するそうです。
まさに、レースのように水が流れ落ちる・・・
時に優しく、時に力強く・・・
こんな風景、いつまでも見ていたい。 . . . 本文を読む
地に伏せる はうれん草採りて 汚れたるゴム手袋を残雪に拭く (平成元年)
尖り芽の 伸び行く中にふくらめる 蕾意志もつ象(かたち)となれり (昭和五十四年)
凍て池の 解け初めし底に動くものありたり 春の息吹なるらむ (昭和五十八年)
はうれん草⇒ほうれん草
*母が昭和五十年ごろから平成十七年まで創っていた短歌を紹介しています。
*読み難い文 . . . 本文を読む