最近ウチのピアノ教室に電話で問い合わせ、面談した方々。
甚だ失礼ながら、なんかヘンでしょ。
❶1人目は50代男性
中学・高校と合唱伴奏をやっていたそうですが、「女子でない」との理由で音楽教師に相手にされなかったそう。
初心者?との話でしたが、モーツァルトなど弾きまくり、レッスンの約束をしましたが当日になりキャンセルし、そのまま。
❷2人目は20代女性
「全くの初心者です」との話でしたが、
ソナタアルバム他を持って現れました。
弾く姿もなかなかのもの。
『あなたは初心者じゃありませんよね。
こんなに弾けるのに、なぜ初心者なんです?』
「ずっと弾いていないし、この本は姉のです」
本の裏には、本人の名前が。
❸3人目は60代男性
来月フランクのヴァイオリンソナタを伴奏する…という都内某高校教師。
え?は?
それでなぜ、しがない街のピアノ教室に?
私にうながされて弾いたのがバッハのパルティータ2番。
弾き始めた途端、演奏スタイルが誰かのコピーであることに気がつきました。
やはり合唱伴奏をしていたが、師事していた先生と意見が合わなかったそう。
そりゃそうだわ、G.グールドのコピーだもの。
グランドピアノ所有だそうで、左ペダルも自在に使いこなしてました。
もちろん『ウチに来たってねえ』
とお引き取りいただきました。
グールドに対する熱い思いはわかりますが、失礼を承知で言わせていただきますが、単なるオタク。
賛否両論ありますが、グールドだって、ちゃんと子供の頃から基本を学び、その中から創られた、彼だけのピアノ芸術です。
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長いことピアノ教室を主宰していますが、立て続けにこんな事があり、世の中変わったなあ!と実感。
友人の同業者先生に話したところ。
最近、あちこち無料の体験レッスンだけ受けている人たちがいる…とのこと。
特に入会したい訳でもなく、ただ自分を認めてほしいのだよ、、と。
悲しいなあ。
本当に本当に、あなたたちはピアノが弾きたいのですか?
個々のピアノ人生ですから、その方たちの演奏内容そのものを否定するものではありませんが、無料だからあちこち行くという、さもしい考えであるならば、あなたの中に何も育たない、残らないのではないですか。
ピアノに限らず、音楽とは贅沢なもの。
それなりの対価を払って学んでください。
学び、磨かれ、あなたと共に成長するのが音楽だと思います。
長々と失礼いたしました。