5月8日、予定どおりIクリニックを受診してきました。
腎臓、上部尿管の造影剤撮影と膀胱の容量や括約筋の反射などの検査を受けてきました。
長年、用手排尿を続けてきましたが、幸い腎臓に異常は認められなかったようです。その他も脊損の典型的な反応だったようで、「自己導尿にしましょう」という結論でした。いや、もう始めてるんだけどね。
もちろん、連休中の状態、自己導尿を始めている事は既に話してあります。それでもきちんと検査を受けて、「やはり自己導尿」という結論になったということは、自分自身を納得させるためにも必要だったかなと思います。
それで、既に開始しているということで、細かな説明はなく、カテーテルだけ自己導尿専用の製品を渡されました。
専用のケース内を消毒液で満たしておき、使用後は流水で洗ってケースに戻します。消毒液は一日一度交換。カテーテルは一ヶ月使用します。一ヶ月後に通院して、尿検査等を行い、新しいカテーテルに交換してもらうことになるようです。
ケースは二つ折りになります。二つ折りの留め具が、開いた時に手すり等にひっかけられるフックになるのは、二度目に使った時に気付きました。
持ち歩く時は、二つ折りにして携帯用の外ケースに入れます。
カテーテルには目盛りが付いていて、20センチ挿入すればいいことになっています。でも、救急病院では33センチのカテーテルを5センチくらい残して挿入するように習いました。単純に計算して8センチも違う…(^_^;)
どっちが正しい?
今回のカテーテルは、救急でもらった使い捨て(一日使用)に比べるとかなり固いです。やわらかいカテなら膀胱内に長く入っても問題ないけど、固いのは変なところを傷つけたりする可能性があるのかな。
あと、病院では仰臥位で挿入するけど、自己導尿では座位だから下部尿路入り口(膀胱出口)が下に向くよね。これだと、カテーテルの先だけが膀胱内に入ればいいので、20センチなのかな。…そんなことを考えています。
潤滑剤は「キシロカインゼリー」を渡されましたが、ほとんど痛みは感じないので皮膚麻酔のキシロは不要。むしろ指先などについたら感覚がなくなったりするんじゃないのかな?尿道内にキズがあればアナフィラキシーショックを起こす事もあると本で読んだし。で、いらないと断りました。救急でもらったゼリーはまだたくさん残っているし。でも、Iクリニックには他の潤滑剤は置いてないみたいだったから…。来月には用意してるかな。
そんなわけで、ようやく自己導尿専用キットを入手できたので、8日の夜からは自宅で使ってみました。ところが、前述のようにカテが固いためか、いきなりの出血。これまでで一番出血してしまいました。何が悪かったのか…、いろいろ考えたんだけど、柔らかいカテでは有効だった横からの挿入方法が災いしたように思い、おとなしく真っ直ぐ縦に挿入する事にしました。ただ、潤滑ジェルをたっぷりつけて、尿道口を押し開くようにゆっくり挿入するという点はそのままです。
8日夜~9日いっぱいは出血が続きましたが、今朝10日の朝には大体おさまりました。まだ名残のような一滴程度は付くのですが、それこそそのくらいは仕方ないんでしょう。血が出ると、一気にテンション下がります。傷つけないように慎重に行わないと。
自己導尿専用のカテということで、細かな工夫がされています。排出側がホーンのように広がっていて尿が一気に飛び出さないようになっていたり、前述のフックなども使ってみるとなかなか便利です。
9日に早速職場のトイレで、便座に乗り移らずに車いすのままチャレンジしてみました。まあ、なんとかなりましたが、まずは流血せずに使えるようになります。車いすのままの導尿はその後再チャレンジします。ズボンの下げ方とか尿の受け方とか細かなところでいろいろ工夫が必要なようです。
なんだか、毎日疲れてます~(>-<)