前述の梅本さんの記事を配信後、早速数人の方やご本人からもコメントやお電話を頂きました。
牧十郎本人もこれをきっかけに、懐かしい方々とあれやこれやと 電話で話すきっかけとなり
家族としては 元気の源を頂き、ありがたい限りです。
梅本さんの “お手紙” の内容を掲載させていただく前に
ご指摘の 「北海猟王」 が どんなにすごい犬だったか、ということを 少しご紹介いたします。
梅本さんのお家に懐かしい展覧会のビデオが何本もあるそうです。
その懐かしいビデオに映る牧十郎は どのビデオをみても 先頭を走っているとのことです。
このお話もここですると 長くなってしまいますので また次の話題のページでお話しすることにして
そこより「北海猟王」も その先頭を走っていた王であったことが伺えます。
展覧会で活躍するワンちゃんは
後世に保存すべきワンコとして称号が与えられ、
牧犬舎は それを業としていたこともあり、
沢山の方に交配に来て頂きました。
繁殖をされている方には信じられないことかと思いますが
ナントこの 「北海猟王」は 300頭余のワンちゃんと交配したそうです(梅本さん&牧十郎談)
牧十郎に言わせると、
現代の赤毛の北海道犬で“北海猟王”の血が入っていないワンコはいない!ともいえるそうです。
北海道犬保存会と北海道犬協会の コンピューターで パパッと、データーが出るものでしたら
確かな数字にしてみたいものですね。
さて、どの世でも英雄というのは “わがままだ” と聞きます。
この、北海猟王も例外ではありませんでした。
何せ朝晩交配のお客様が、人間は遠方から近くのホテルに泊まり込んでくるもんですから
体力維持のために栄養をつけなければなりません。
北海道犬は粗食に耐えられる犬、というワンコですが、北海猟王は例外だったようです。
朝晩、牛肉をもらい英気を養っていたようです。
しかも安い肉は食べなったようで
牧十郎は 我が家の”天皇陛下”と呼び、犬小屋に家にたまたまあった菊の御紋を張り付けて、来る人来る人を笑わせていました。
北海猟王とはそれほど特別な犬だったことが伺えます。
※牧十郎は天皇陛下を尊敬していて、自宅にはカレンダーを貼っており、毎日眺めています。
犬小屋に貼った菊の御紋は天皇陛下を侮辱する意図は全くないことをお断りしておきます。
北海猟王は
数々の学者の方々にも賞賛していただきました。
そのことは次のページで。
記 牧章江
~あとがき~
今も残る、牧十郎に言わせると 「菊の御紋」の紋章。
北海猟王は この犬舎で過ごしていたんですね。。。
さて、梅本さんは 純希を どの犬舎に入れようとしているのでしょうか。。。。。
棒手さんのコメント→記事はこちら
にもあるように、まさに執念!!
北海猟王の使った犬舎にいる 現在のワンコたち。
名犬を残してくれる期待がかかっている?ワンコたちです(笑)
写真一番左は 北海不二。