国際結婚斡旋にまつわるブログ。

これは、国際結婚、またそれを斡旋する業者などについて考えるブログです。

新聞記事より。3

2006-07-28 04:17:17 | Weblog
「工頭」初摘発5人逮捕 残留孤児2、3世ら 密入国手引き 北海道警

 メンバーの一部に中国残留孤児の2、3世も含まれる犯罪組織「工頭(コントウ)」が、密入国した中国人の女を不法就労させるため結婚を偽装したとして、北海道警外事課などは26日までに、電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの疑いで男女5人を逮捕した。「工頭」と呼ばれる組織の摘発は全国で初めて。
 逮捕されたのは、いずれも残留孤児2、3世の札幌市中央区、無職、守屋栄一(38)、同、元風俗店経営、佐々木紗奈美(35)ら3容疑者と、中国籍の31、25歳の女2人の計5人。
 調べによると、守屋容疑者らは平成14年10月から今年4月の間、虚偽の婚姻届を区役所に提出した疑い。この手続きにより、密入国した中国人の女らは在留資格を得て、佐々木容疑者が当時経営していた風俗店で不法就労していたという。
 入国費用や偽装結婚の報酬は、1人当たり約300万円。道警は、守屋容疑者らが15年以降、約10人の女と偽装結婚、離婚を繰り返したとみて追及する。
 中国から密入国者を送り出す「蛇頭」に対し、「工頭」はその手引きや働き口の斡旋(あっせん)など、主に日本での受け入れを担っていると、みられている。

[産経新聞 ]


これ、私の調べようとしている「国際結婚斡旋」とうまく絡められないか、思案中です。この記事を読むだけでは、なんだかはっきりしない事が多いのですが。

これの場合は、共謀して、籍を入れている、ということですものね。そう考えると、ちょっと違うような気もするし。。。。。


ここで、気になるのは「残留孤児2、3世も含む~」という記述。 

最近、キーワードになるのでは、と思っております。

書き始めると長くなりそうなので、また明日書きます。もうちょっと考えをまとめてから。

新聞記事より。2

2006-07-26 17:57:14 | Weblog
日本語の先生足りません 伏見・小栗栖の教室 ボランティア求める


講師不足が深刻な日本語教室(京都市伏見区小栗栖)
 
 日本に帰国した中国残留孤児・婦人や家族を対象に、京都市伏見区小栗栖地域で開かれている日本語教室が講師の確保に苦労している。受講生には2世、3世もおり習熟度もまちまちで、個別学習が必要だが、きめ細かい指導ができず「もっとボランティアの講師がほしい」と頭を悩ませている。
 小栗栖・醍醐地域には約600人の帰国者が住んでいる。孤児や婦人の1世のほか、呼びよせられた2世や3世もいる。しかし日本語が不自由なため、就職差別を受けたり、近所でトラブルになったりするケースも少なくない。
 そうしたことから、自らも帰国者で苦労した経験のある奥山イク子さん(73)ら市内のボランティアが1998年8月に小栗栖日本語教室を発足させた。一世を対象にした「壮年クラス」と2世の「社会人クラス」、3世の「小・中学生クラス」を毎週土曜夜に開設。ボランティアの講師が日常会話や仕事で必要な言葉を教えている。
 壮年クラスは10人余りで、ほとんどが日本語を話せない。社会人クラスは20人程度だったが、ここ1カ月で8人が相次いで来日し、一気に増加。日常生活に早く適応できるよう、これまでも習熟度別や職業別に教えていたが、ますます多くの講師が必要になった。小・中学生クラスも小学1年から高校受験を控えた中学3年まで15人余りが通っている。
 教室代表の奥山さんは「日本語をできるだけ早く身につけることで、生活の不便も減り、進学や職業選択の可能性も広がる。もっと勉強しやすい環境を整えたい」と話している。
 ボランティア講師の問い合わせは日本語教室事務局TEL075(594)5870。
(京都新聞) - 7月25日15時9分更新

新聞記事より。

2006-07-11 05:27:49 | Weblog
滋賀の園児殺害 鄭容疑者 容姿、知性買われ結婚 仲介業者斡旋来日

 ■円満な家庭…一転
 滋賀県長浜市で幼稚園児二人が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された鄭永善容疑者(34)は、六年半前、中国人女性を専門に扱う結婚仲介業者の斡旋(あっせん)で日本に嫁いだ。「太めで優しい日本人男性と結婚したい」。そんな希望を持ち、短い交際期間で来日した「色白美人」。仲介料は容姿や知性で決められたという。新婚当初は夫や義父母と良好な関係を築いたというが、犯行の背景には、地域社会からの孤立があったという。何が彼女を変えたのか。
 鄭容疑者と夫(47)の結婚を斡旋したのは、五年前に廃業した長浜市内の結婚仲介業者。農家などの嫁不足を背景に中国人女性を専門に扱い、約五年間で二十-三十組の縁談をまとめたという。女性は大半が鄭容疑者と同じ黒竜江省出身だった。
 「クールで理知的な色白の美人。今まででトップクラスの条件を持つ女性だった」。経営者の男性らは、鄭容疑者の第一印象をこう語る。
 鄭容疑者は平成九年ごろ、中国の知人から紹介された。上海などで通訳の仕事をし、中日韓英の四カ国語を話す才女との触れ込みだった。
 鄭容疑者は「太めで優しく、おおらかな日本人男性と結婚したい」と希望しており、業者は条件に合う男性として現在の夫を紹介。二人は手紙を交わした後、中国で会って結婚。鄭容疑者は十一年八月、中国籍を残したまま来日した。
 男性側が希望する条件は「日本語を話せる」「容姿端麗」が多く、条件がいいほど女性側に支払う結納金は高くなる。
 鄭容疑者の仲介料は、「容姿がよく知性も高い」として、通常より約五十万円高い約百五十万円だったという。
 結婚後の様子について業者は「身重の体で、夫や夫の両親のためにかいがいしく働いていた。家庭に溶け込んでいるように感じた」と振り返る。
 当時、鄭容疑者は新聞販売店に勤務。成績優秀者として表彰され、義父母とも不自由なく会話していた。その後、夫婦だけで暮らし始めた。業者が義父母に「同居を続けては」と提案すると、「孫をよく連れてきてくれるし、若い者は若い者だけのほうが良い。不満はない」と話していたという。長浜署捜査本部の調べなどでは、鄭容疑者はこの後、長女を出産したころから、次第に周囲となじめなくなり、精神的に不安定になっていったという。
                   ◇
 ≪後悔している 初めて謝罪≫
 鄭容疑者は三日の捜査本部の調べに、「(犯行を)後悔している。二人(の子供)が天国で幸せになれるよう祈っている。二人のお母さんに謝りたい。申し訳ない」と初めて謝罪した。深刻な表情だったが、涙はなかったという。
 鄭容疑者はこれまでの調べに殺害の事実は認めていたが、謝罪や反省の言葉はなかった。
                   ◇
 ■結婚仲介 トラブル絶えず
 貧しい中国人女性が日本人男性と交際期間もなく結婚する。今回の事件は、いびつな「国際結婚仲介ビジネス」の実態を浮かび上がらせた。「彼女らにとって日本は夢の国」。仲介業者はこう語るが、一方で結婚後のトラブルも多いという。
 「金を稼ぐために来たとしか思えない。業者にも妻にもだまされた」。中国人の妻(37)に逃げられたという同県近江八幡市の男性(66)は語る。
 平成十五年夏、電話帳で見つけた業者に仲介を依頼。翌年四月、業者とともに中国へ渡り、宿泊先のホテルで、履歴書を携えた約四十人の中国人女性を次々と紹介された。
 三日間の滞在で、中国東北地方出身の女性との結婚を決めた。「日本語を多少話せたし、土産をくれるなど懸命にアピールしてきた」という。業者には二百万円近くの仲介料を払った。
 五月に中国で挙式。約一週間の新婚旅行後、妻は十月に来日したが、自ら希望して工場で働き始め、給料は毎月、中国へ仕送り。約一年四カ月の結婚生活を経て、先月から行方が分からなくなった。
 日本人と結婚した理由について妻は、「貧乏だから」と話していたという。
 滋賀県内の日中友好団体関係者は「金目当てで結婚する女性を安易に紹介する業者もあり、トラブルは絶えない」と危うさを指摘している。
【写真説明】
滋賀・長浜の園児刺殺事件で、大津地検の取り調べを終え裁判所へ向かう鄭永善容疑者=2月19日、滋賀県大津市

[産経新聞 ]