この藤子F不二雄ミュージアムは完全予約制で、行こうと当日思い立っても簡単には行けません。ローソンで予めチケットを買わないと入れない、三鷹の森ジブリ美術館方式です。
後の用事もあるので10:00のチケットを希望していましたが、なんとか10:00のチケットが取れて無事に行くことになりました。
宿泊先を出て用事を済ませ、電車を乗り継ぎ登戸へ。
駅を降りてすぐに、わかりやすいバス待ち場があります。まぁ何度か行っているので、バス乗り場の位置もわかるのですが。
連休中の開館すぐに入れる時間、という事で早めに行ったのですがバス停には列が出来てました。ミュージアムの人気が伺えます。
バスがやって来たのですが、こんなバスです。
後で写真を見てこれは帰りのバスでは、と気付きましたが登戸駅とミュージアムを往復するバスは、こんな感じでドラえもん等のキャラクターが描かれています。
この他に、キテレツ大百科バスやオバQバスもあり、行く前から気分が盛り上がります。
15分ほどでミュージアムに到着すると、そこでも列が出来ていました。早めに来たはずなのですがそれでも人が多く、さすが連休だと思い知らされました……。
しばらく並んで、開館時間になりいよいよミュージアムへ。入る前に説明を受けます。ミュージアムの諸注意や企画展やカフェメニューの案内をされました。企画展やカフェメニューはそに時々によっても違うので、リピートする価値はあります。
ここでミュージアムの展示へ、というのが普通なのですが私は何回か行っているのと、早めに行かないとミュージアムカフェの席が取れなくなってしまうので、先にミュージアムカフェへ行きました。
同じことを考えている人は多いみたいで、席が徐々に埋まりつつありましたが何とか席を取りました。混雑時は二時間待ちとかも普通にあるようです……。
各テーブルにはこのようなテーブル番号を印した台が。テーブルによってキャラクターが違っています。これはドラミちゃん。
今回注文したメニューはこちらです。
このメニューが気になっていたのもあってここに来ました。……それなのにただの大根とサラダ?
と思いきや実は。
中を開くとハンバーガーポテトが!
今回の企画展でもある、のび太の日本誕生にちなみ、作中に出てきた畑のレストランを再現したメニューです。
種を植えて育てるとしばらくしたら大根のような実がなって、その実の中からはカレーやスパゲッティー等が出てくる、という物で、子供心にあれを食べてみたい、と思ったものです。まさか今になって、ここで夢が叶うとは……感動しきりです。
お値段は若干高め(1800円)ですが、セットとしてサラダとドリンクが付く事とボリュームの多さを考えれば、このミュージアムの価格設定としては普通かと。あとは、幼い頃の憧れに浸れる、というのもありますしね……。
とにかく本当に幸せな一時でした。この大根の器、ミュージアムでも売ってくれればいいのに。
屋上にはこんな物も。
今日は晴れてていい感じ……。
畑のレストランの感動を噛み締めつつ、他の展示も見てみることにします。
常設の展示は漫画の書き方や、各作品の原画等があり、ちょっとした仕掛けも隠されていてそれを探すのも楽しいです。
常設展の中で印象深かったのは、手塚治虫氏が藤子不二雄氏にあてた手紙の中に描かれていた、手塚治虫作のドラえもんと、先生の部屋を再現したコーナーで、前者はなかなか貴重な物で巨匠がドラえもんを描くとこうなるのか、と興味を惹かれ、後者は本当に様々な資料があって、その量とその細かさに圧倒されました。
そして、企画展ではのび太の日本誕生やタイムトラベルを扱った作品の原画展示がありました。
原画を展示しながら、一本の作品の物語を追える、というのもなかなかありません。こんなシーンあったなぁ、と原画を見るたびに思い出します。
映画版の台本や映画版の予告映像もあり、これらも興味深い物でした。今とは違うドラえもんの声が懐かしかったです。
そして、原画の展示から遊んだり体験したりするコーナーへ。
ここにあるFシアターは、ドラえもん等の藤子F不二雄作品のキャラが出てくる新作映像が見られます。結構昔の作品が多いですがあのキャラやこのキャラの声はどうなっているのかな、と思っていたら、昔のままのキャスティングで懐かしかったです。
Fシアターから外に出ると、そこには階段が。階段を上って原っぱへ行く途中には……。
階段の下に魔法で石にさせられたドラえもんが。魔界大冒険の時のですね。
原っぱにはどこでもドアがありました。どこに繋がっているんでしょうか?
森の中にはドラえもんのひみつ道具ウマタケが顔を覗かせていました。
しばらく原っぱにいた後で、ちょこちょことお土産を購入しミュージアムを後にしました。
お土産にあったお手玉風のチンプイ可愛かったです……。
以上、何度来ても新しい発見があり、何度行っても楽しい藤子F不二雄ミュージアムでした。