芸大卒社長の美術的ブログ

人生の目的である、アートと芸術の記録です。

印象批評

2012-04-05 | レジャー

何かものを見たり聴いたりした際に、そのものの印象しかふれていないのではという思いは常にあります。

後から図録や録音を通じてそのように思います。

 

「印象批評」といったことばがありますが、自分の主観を客観性があると錯誤して論理を展開してしまうものの、

そこには自分自身の個人的な体験や感情があるから引き起こされていたという致命的な問題に気付いていないという・・・

 

自分も印象批評をしてしまうというか、そういう批評とは快楽なのでしょうとも。

 

反復したり時間をかけたりして鑑賞する以外に、それを防ぐ方法はないのではと。

 

ブログには印象批評があふれていますが、困難な世の中になったとも。

 

芸術にはその時代の人々の喜怒哀楽全てが表れている。だから、なるべく「印象批評」をしたくないとは痛感します。