芸大卒社長の美術的ブログ

人生の目的である、アートと芸術の記録です。

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調和の幻想 吉田秀和

2012-02-21 | 芸術

なかなかこの本も濃厚です。

 

印象派を中心にした内容で、著者の思考が追体験出来る良い本です。

 

西洋絵画は、不均衡からの調和・均衡の獲得ないしその回復という、ひとつの明確な方向をめざしており、芸術とは本来そういうものだという。

宗教画を出発点としているため、調和・均衡をめざすのは当然ですし、それは繰り返し言われてきたことでもあります。

(もっとも、宗教画でも型破りな人も多くいますが・・・)

 

それに対して、日本絵画は、はっきりいって変に過激か、変に静かです。

ひとことで言って、それらは調和・均衡という方向をめざしていないものです。

 

やはり、西欧と違って、単一民族だから、調和・均衡が初めから存在するわけで、それをめざすわけがない。

これも言われています。

 

しかし、

日本人は崩壊後から新たに調和・均衡をつくるのが不得手だなとも・・・・

 

戦後の東京は、欧米に追いつけ追い越せであって、その姿は機能的であっても調和・均衡のとれたものではない。

また、アメリカやヨーロッパの時間・空間に合わせるのに必死で自分を見失っていったものの、これからは

日本は何をモデルに?と思いました。

 

難しいですね。

 

 

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