きびしい音楽業界

音楽を奏でるミュージシャンがいる
↓
レコーディングしてCDを制作販売する会社がある。
↓
販売するお店がある。


オアフ島にもマウイ島にも、そしてアメリカ本土にもCDを制作する会社がある。
ここ数年、こういった会社に行く度に「景気が悪い」「きびしい」という言葉を聞き続けた。
実際に、働いている人が変わったり、一日の就労時間が減ってしまったり…
私たちがCDを買いに行くお店でもハワイアンコーナーが縮小されていたり…
そういう状況で維持されていたここ数年。

が、今年に入り状況が変わり始めた。

販売するお店が閉店。
CD制作会社は、場所を移転し、大型倉庫に全ての在庫を移しそこで細々と作業を進めていたり…
たくさんCの在庫があったスペースを移動し規模縮小していたり…
今までハワイのミュージシャンはハワイの会社でCD制作をしていたのが、アメリカ本土で制作することが増えたり…

CDケースをプラスチック製から紙製の物に替え、なんとか複製（コピー）できない
工夫がされているが、簡単にダウンロードできてしまう便利な世の中。

こうなってしまうと、どんなに素晴らしい才能を持ったミュージシャンでもCDを作る会社が
存在しないと、CD制作できない。
ミュージシャンとしてでは生活ができないから、楽器を持ち替えスーツや制服に身を包む。


こんなに日本に来日する多くのハワイアンミュージシャンがいるのに、
比例しない背景を感じるのはどうしてだろう？


すばらしい音楽を奏でる大御所ミュージシャンの新たな作品や
夢や希望を持った若手のミュージシャンがたくさん誕生して欲しいな