Merrie Monarch2008 の旅（ヒロ編）前夜祭2

前夜祭が終わったのが22時過ぎ。あらっ、以外に早い！

明日、8人中の4人さんがホノルルに戻る。
先ほどの前夜祭の途中にHiloに到着した2人の友達と合流。
ということは、今夜10人が全員集合できる。

車2台で、向かった先はKalapana。時刻は23時を回っていた。

昼間、とあるクムフラからKilaueaの火山活動が活発になっているから
時間があるなら見に行ってみるといいよ、という情報をいただいていたのです。
閉鎖されている道があるから、こちらの道から行きなさい。
何時から何時までならゲートが開いているわよ。
親切に教えていただいていたのです。

車を走らせていくうちにどんどん他の車はいなくなり、周りは真っ暗な闇。
10人の中に子供もいたので、これから向かう場所について説明をした。
決して遊び半分な気持ちで足を踏み入れてはいけないこと。
行き止まりのサインが目印となり、そこに駐車した。

暗闇の中、徐々に目が慣れてくる。
そして耳も慣れてくる。
暗闇にうっすらと赤い部分が浮き出てくるように
現われたかと思うと暗闇に戻り、
そして先ほどよりはあきらかに明るく赤い光りが浮き出てくるように現われた。
　…なんと幻想的な光景だろう…
赤い光りと暗闇が混じり合い、溶け合っている。
言いようもないエネルギーを感じた。
断続的に現われる光景は、大地が生まれている瞬間でもある。
距離にするとかなり遠いところで噴火が起こっているので
もちろん炎が見えるわけではない。


でも、想像してみてください。
あたり一面既に冷えて硬くなった溶岩の上に立ち
光り一つない暗闇の中に、突然浮かび上がる赤い光りを・・・
その光りの中でHulaを踊ってみたら…
その光りの中でOliを唱えてみたら…
何も聞こえない…
でもかすかに大地が息をする音が聞こえてくる…
やがて…


そっと裸足になり大地とつながってみた。






ふと、頭上を見上げると無数の星が輝いていた。
隙間もないくらいギッシリ
一瞬にして今度は360度、星の輝きに包まれてしまった