maeken1's journal

サッカー好きの青年、maeken1の気まぐれ日記

正しいこと、大切なこと

2014年07月27日 12時13分35秒 | よむ・きく・みる
読書備忘録、ビジネス書・新書など

まずは「わたしが正義について語るなら」やなせたかし

ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものでは
ないし、そのためにかならず自分も深く傷つくもの。そういう捨身、
献身の心なくしては正義は行えない。

正義はある日突然逆転する。逆転しない正義は献身と愛。
「手のひらを太陽に」
なんのために生まれて、なにをして生きるのか

シンプルな言葉の数々だけで、そろぞれ深い意味がある、ってこと

「日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”」山田昭男

未来工業創業者、山田昭男氏が語る成長の理由は、徹底した差別化と
社員を幸福にする施策。それによって業績がアップし、利益が出たら
社員に配分する。そして、それがさらに各自が考え努力することに
つながる、ということ。

社長は己を馬鹿と知って、経営戦略と一番得意なところだけみて
あとは社員に任せれば良いというのが山田社長の一番の考え。自分が
現場で率先垂範してはいけない。売る・作る・買う。一番知っている
のは現場の社員。戦術を考えるのは社員の仕事。その社員に頑張って
もらうために餅をどうやって与えるかを考えることが社長の仕事。
社員がそれなりに幸せになるには、それなりの給料がやっぱり必要。
中小企業は出せる額には限りがあるから、休みとか他のもので代用も
必要。。。社員が幸せになるにはどうしたらよいか、よく考える。
能力がない人間が二兎を追えないから、自分はそこをしっかり考える。

会社を、チームを牽引する。それぞれ、しっかり役割を与えること

「利益の上がる勝ち残り工場経営」中田耕治著

なかなか分かりやすい良い本。僕の担う工場経営に関する示唆。
損益分岐点の図解にはじまり、その中で変動費を抑え高付加価値化
と徹底したコストダウンで利益を確保することを語り、閑散期には
固定費を変動費化して固定費学を抑えることを推奨、当たり前を
当たり前にということですが、そこをしっかり見ながらやれと。。。

それから工場で利益を上げる当たり前のこととして、ロスの管理と
VA/VEによる材料費削減、労働生産性の向上=残業とトラブル
削減、外注政策見直し、省エネルギーの徹底による光熱費の削減や
経費金額の見える化、など。加えて、社長の役割として行く方向の
明示と企業体質づくり。価値金額を見える化し牽引するのが良いとか。

最近は、給料を伴わない昇進・昇格や面白い仕事、良い人間関係など
といったことは動機付けにならない、というポイントも押さえどころ。

いろんな示唆が分かりやすく書いてあった

「私が伝えたい日本現代史」田原総一朗

田原総一朗は僕が現在住む滋賀県彦根市出身。高校を卒業してから
1953年に東京に出たとのこと。日本がアメリカの占領下から独立
した翌年だとか。違う場所に来たというより違う時代に飛び込んだ
という印象だったとか。東京、そしてJTBからスタートした筆者が
政治家とのふれあいから人間的なところも含めて感じたこと、諸々。

佐藤栄作の「明日へのたたかい」の共産主義はしだいに自由化し、
資本主義社会はしだいに社会化するという方向がみられ、両体制は
共存の可能性を強めているというのは興味深く、平和共存する、反戦
平和・平和主義を守るべし、というのはなかなか。

田中角栄は法律をやたら勉強していて実に詳しく33本という史上
最多の議員立法を行った、とはなかなか知りえない現実とイメージ。
お金の印象というのは拭いきれないし、事実もそのようだけど、その
意味合いは誠意で、押しつけではなく、収めていただくように慎重に
丁寧にお願いし、相手が引け目を感じ内容に工夫せよと言ってたとか。
都市政策の考え方もなかなか素晴らしく、人間そのものが主人公で
新しい日本の創造を進めるべしとし、一日生活圏・一日経済圏・一日
交通圏という言葉を提唱し、それが実現したら第二次・三次産業を
全国に配置することができ、地方過疎の流れは止まり、逆流する、と
いったとか。

中曽根康弘の風見鶏は、時代の転換というものをよく見て、歴史の
全身に力を貸す、という意味で風見鶏は大事と言っている。

表に出てくるイメージだけではなく、時代の背景とか、もろもろの
関連性を鑑みて、人を正しく評価するのが良いし、そんな背景を感じ
時代を捉える必要があると強く思った
(画像はアマゾンより)
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