「ちょっと待て」また間違えてるよと言いたい 不思議の国日本ののトレンドが。
先日しゃべったPodCast「東大を蹴って海外大を選ぶ高校生が増えてきた」
では、日本の大学がいかに世界から遅れているかを悟り始めた高校生の進学状況をお伝えしました。
とても頼もしいことで、優秀な高校生ほど大学は海外に目を向けてほしいと活動している私からは大喝采を送りました。
日経新聞のコラムでみつけた記事からのお話でしたが、実は、あるはあるは、他にも。
この高校からアメリカ・カナダの大学に合格した生徒数が急に増えた!
ここからも、あそこからも!
コロナが背中を押したかも!と。
そこで、あれ?と、また日本独自ルールから世界を見ていることに気がつきました。
何か大きくて大切なことをわざと見ないようにしてませんか?
1.コロナでアメリカのSATは中止となり、2020・2021共、SATなしで大学出願が可能。 各大学(有名大学を含めて)も高校から送られる成績のみで合格を決めました。 つまり、全国標準結果の出るSATではなく、高校が、大学出願用にと無理やり良い成績をつけた高校生が軒並み有名大学からも受け入れられたという奇妙な2年間になったわけです。
これはカナダでも同じ。難しさで定評があり、高校卒業した留学生がカナダの大学進学するさいの大きなブレーキとなってきた州試験が2年続けて中止。 (9月からの学年では復活) そのため、高校が独自に嵩上げした高い成績がそのまま、州試験を通ることなく各大学に送られ、アクセプトされた日本人留学生の数がとても多くなりました。
。。。。。
合格したのはいいけど、1学期持たずに脱落というケースも多く出てくるのではと心配です。
2.もうひとつ、とても気になることが。
海外大合格者急増の記事はあるのですが、果たしてその中の何名が見事学位をとって卒業しているのかのデータが全く見当たりません。
高校側も把握していないか、公開をはばかられているかのどちらかかも?
カナダでは「大学合格おめでとう!」という言葉はほぼ聞くことがありません。
1年目で6人に1人がドロップアウトするカナダの大学の厳しいレベルの中、無事に学位までたどりついて初めて「おめでどう」となるのが、カナダ・アメリカです。
さて、「海外大合格者(これも変な表現ですけどね)が増えました!」と自慢している日本の高校。
数年後に一体そのうちの何名が学位まで到達したのか、データは公表するでしょうかね。
詳しくはPodCastで
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