アリエナ～イ

子供は汗かきだ。
なんでも、汗腺の数は生涯変わらないそうで、
つまり子供は身体の表面積が大人よりも小さいので、
汗をかいたら全身がびしょ濡れになるのだそうだ。

従って夏場はマメに下着を替えたり、シャワーを浴びさせたりして、
あせもや湿疹を予防してあげなければいけない。

私も普段から気をつけているつもりだったのだが、
いつの間にか息子の腰の辺りにあせもができてしまった。
パンツ型紙オムツの、ウエストゴムの部分は通気性が悪いようだ。

大してひどい状態ではなかったが、一応小児科で塗り薬をもらった。
しかしいちばん大事なのは、肌を清潔を保つこと。
また、じゅうぶんに乾いてからオムツや下着をつけること。

で、オムツ替えの時やお風呂上りは、
しばらく下半身裸で過ごさせるようにしている。
初めのうちは内心、オシッコしてしまわないかハラハラしていたが、
何度か憂き目にあう（＝オシッコされる）うちに、
「別にオシッコしたって拭けばいいだけだし♪」
とキモが据わってきた。

そんなある日のこと。
「姉さん、事件です」
「事件は会議室で起きてんじゃない、現場で起きてんだッ」
......事件が起きた。

はい、こちら現場です。
目を覆いたくなるような光景です。
これほどまでに凄惨な事件は、恐らく戦後始まって以来でしょう。

いやほんとに、こんなことが起ころうとは。
まさに想定外。

なんとリビングで、歩きながら脱糞しやがった。
やや軟らかめの固形排泄物が、３個転がっていた......
びっくりしたよもう！！！

とりあえず速攻拾って、息子の肛門を拭いて、大騒ぎ。
しかしまぁフローリングの所だったし、固形だったし、まだ良かったよ。
これがビチビチ系だったら......
これがカーペットの上だったら......
想像するだけでもおぞましい。

何とか片付け終わって、
「あ～ほんまにもぅびっくりしたわ～、早くオムツつけとこ」
と息子の方を見てみたら。

ぎゃああああああああああああああ。
ざっ、ざっ、座布団の上にぃぃぃぃぃぃ。
びっ、びっ、ビチビチ系がぁぁぁぁぁぁ。
てんこもり。


※写真は、「えっ？オレのこと？」