B級ラテン観戦記

3月16日はプロB級ラテンの本年度第1回目が後楽園ホールにて開催された。　この競技会はA級昇級を目標とする全てのB級選手にとっての最初の大事な関門であり　今年一年を左右すると言って良いほどの大事な競技会である。　ここで少なくとも決勝、出きれば３位以内に入っていないとA級は一寸遠のく。　決勝メンバーは　佐藤組、山本組、大西組、前久保組、松山組、清水組　の６組だった。　今年は本命なきB級戦なので　誰が入ってくるか分からないのと、同時に誰もがチャンスはあった。　優勝した　山本組は過去にも決勝を踊った事があるカップルであるが　男性は良いスタイルと欠点の無いダンスで総合点での優勝だと思える。　少しひ弱なパートナーがとても気になるが　二人ともスタイルは良いのだから長所を活かした力強いダンスを期待したい。　今回の成績は次回を決して保証するものでは無いのだから。　２位に入った松山組は良く動けるカップルである。　が　動く事に気がいって踊る高さが重心と一緒に低くなりすぎたような気がする。　一生懸命動くだけならもっと出来る若い選手もいっぱいいるのだから　決勝にふさわしいプレゼンテーションを身に付けて欲しい。　テクニックはあるので　あと半年がんばって又決勝で見たい選手ではある。　３位の大西選手は以前からそのテクニックとラテンのフィーリングで注目されていた選手であるが　パートナーの弱さが成績の上昇を阻んでいた。　今回はまだその不自然さが残るものの改良が見えた事が　この結果につながったのだと思う。　只　以前から気になっていたのだが、パートナーの足がいつも曲がっているように見えるのは気のせいだろうか？　動作を起こすのが少し遅く、リーダーの存在に頼りすぎる為と思うのだが・・・。　４位の清水組は最近急成長のカップルだが　確かに魅力ある踊りをするが　パートナーの力量に頼る部分が大きく、男性の雑なレッグアクションがこの４位という成績を生んだと思う。　しかしもっと上位に行ける可能性は充分に持っていると思うのでパートナーに負けない強い足を作って欲しいと思う。　５位の佐藤組は　予選からいつもより良い動きをしていたが準決勝から動きが悪くなった。　練習方法が悪いか、練習量が足りないと思う。　力が入って肩が上がってくる癖をなくし　ボディから来るアクションがもっと見えるように練習して欲しい。　６位の前久保組は以前の成績からすると本命に近い位置にいたのだが、残念な結果になった。　太って見えたパートナーの体型はマイナス要素だと思うが、　それよりいつも伏目がちに踊り、リーダーに頼って踊っているように見え、ボディの使い方も目いっぱいで余裕が無く見えるのだが　もっと自身を持って女王様のように振舞えるといいのだが、性格が良すぎるのかも（？）。　暴言多謝！