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韓国ほや日記

韓国の普通の日記。

ヨンラン氏とチャンウォン氏

2006年05月06日 | 人々
一日中結構な雨。
ということで、家にずっとこもってた。
ジェイは車の定期点検に数時間外出。



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水曜に会社で偶然見つけた記事。
不覚にも読みながら泣いてしまった。
その記事を翻訳してみた。



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MBC家族の月特集・ヒューマンドキュメンタリー「あなたは私の運命」、
一人の男性が余命宣告された女性の死をもっても引き裂くことができない愛の物語



互いに愛してると言う人々は数えられないほど多いが、
本当に互いを愛しているその深さは果たしてどのくらいになるか?

一日平均結婚するカップルと離婚するカップルが機械的に繰り返される日常の中で、
互いの本当の愛を確認するのがさらに難しくなった今、
人々は果たして胸いっぱいに十分な愛をちゃんとしてるのだろうか?

ここに、そのような不安定な愛に対する希望を見せてくれる一時間余りの、短いが深い感動がある。

10年目のドキュメンタリー専門PDが、涙で作った「愛の物語」、「あなたは私の運命」。
MBCユ・ヘジンPDは、当初彼らのうわさを聞き電話で頼んでみたが、その度ごとに断られた。
結局、直接彼らのいる病院にフリージアの花束を持ち出かけ、
心から「あなたたちの愛を通じて、世の中にこのような本当の愛があるということを見せてほしい」という懇切な願いをし、
やっと了承を得た。

そうやって、昨年10月撮影は始まった。
それから制作陣は、片手で涙をぬぐいながらアングルを変え、時には切迫した状態で、
救急室に主人公を運ばなければならないことも拒まず、
二人の締め付けられるような愛の物語を盛り込んだ。



泣きながら撮影した「ラブストーリー」



4年前、女子大生のソ・ヨンラン(28・数え年)と独身のチョン・チャンウォン(37・数え年)は運命のごとく出会った。
9つの年の差、学歴の差、両親の反対も押し切ってヨンラン氏はチャンウォン氏をがむしゃらに好きになった。
今まで生きてきた環境のせいなのか、多少厭世的な考えに縛られていたチャンウォン氏は、そんなヨンラン氏を負担に感じたが、
結局本当の気持ちが分かって受け入れた。
それから2年。
しかし、ヨンラン氏は晴天霹靂な肝臓ガン末期で余命3ヶ月という宣告を受けた。

昨年12月、余命宣告以後2年後に世を去るまで奇跡的な生命力を見せたが、
2年前、余命三ヶ月の宣告はかれらには晴天霹靂とも等しい話だった。
チャンウォン氏は死を目前に控えたヨンラン氏を喜んで妻に迎えた。
闘病生活2年目、聖堂で結婚式を結婚式を挙げることで、二人はこれ以上引き離すことのできない永遠の愛を結んだ。



ガン病棟の「ラブラブカップル」



ヨンラン氏の体は80%がガンの塊だ。
肺や脳まで転移したガンは、すでに彼女の神経をひとつずつ麻痺させている。
しかし、いつでも機転の利く冗談と笑いを忘れない彼女。
ヨンラン氏の明朗さは、いつも横にいるチャンウォン氏のおかげだ。
25才。
大学を卒業したけれど、先生になる夢をあきらめられなかったヨンラン氏は、教育大学に進学することにし、アルバイトを始めた。
そこで大型マートの生鮮コーナーの販売管理職として働いていたチャンウォン氏に会う。

9歳年上だったが「こんなに合う人がいるか?」と思い視線が行った。
両親を早くに亡くし、大学の敷居もまたげなかったチャンオォン氏は、最初はヨンラン氏の愛を信じなかった。
彼に愛を信じさせてあげようと始めた出会い。
ガンが体中に広がっても、ヨンラン氏は彼のために笑い、彼のために歌い、彼のために踊った。
彼を愛するために彼女は生きる。

何の値打ちもない人生に光となってくれたヨンラン。
チャンウォン氏が肝臓ガン末期の宣告を受け、肝臓の60%を除去する大手術を受けながら、最初から病室に新婚生活一式を用意した。
チャンウォン氏は職場を辞め、病室内の簡易ベッドで生活し、
抗癌治療で髪の毛が抜けるヨンランを慰めようと剃髪をして、大小便の処理までした。
もしかしたら彼女が探すかもしれないと、たまに妻の母親が来ても、駐車場の車の中で寝るチャンウォン氏。
人々はチャンウォン氏をヨンランの「1分待機所」と呼ぶ。



ついに不発で終わった結婚式



歯茎や手の先までヨンランの体のいたるところに広がったガン。
4回目の喀血が始まった。
始まると終わるところを知らず、呼吸困難につながって、いつも危急状況となり得る。
今や人生を整理しなければならない時だが、ヨンラン氏はチャンウォン氏との結婚式を準備する。
もっとも美しい姿で結婚写真と壁掛け写真を撮りたいヨンラン。

結婚までの時間は一週間。
結婚指輪をオーダーするために外出し、長い間連絡を絶っていた友達に電話をした。
入院後、初めて銭湯にも行きながら、ヨンラン氏は少しでもきれいな新婦になりたいという欲を隠さない。
そしてついに触ってみる真っ白なウェディングドレス。
しかし、両家の家族は、チャンウォン氏の未来とヨンラン氏の健康状態を気にかけて、結婚式を反対する。
しかし、結婚式だけは必ず挙げたい二人。
結婚式は12月4日。
折悪しくも1日前にヨンラン氏が昏睡状態に陥った。
そして6日、永遠に別れを告げた。主人のいないウェディングドレスを残して。



愛してます、とても熱い心で



死まで至ったヨンラン氏の最後の2ヶ月の記録。
今やチャンウォン氏は一人残り、ヨンラン氏の残した手紙を読んで、また読んで、愛を守っていく。
生死の別れ道で見せてくれたソ・ヨンラン、チョン・チャンウォン夫婦の涙と挫折、愛と希望の姿は、
私たちがあまりにも無視しすぎていないかと思う素朴な幸福と愛について、もう一度振り返させてくれる。

ユ・ヘジンPDは、「世を去るかもしれない人に対する話を放送に残すのに対する負担も大きかった」とし、
「明るく明朗だったヨンラン氏が「世の中に私が美しく生きていた痕跡を残すことができてよかった」と承諾してくれて、
プログラムが日の目を見るようになった」と説明した。

ユPDはまた、「チャンウォン氏の献身に対して、撮影スタッフたちは最初は不便に感じた。多分自分に対する検閲のためだったと思う」とし、
「この男性の至高至純な姿に疑いの目を向けたのは、
それだけ私たちが愛の真実さをあまり信じていないからではないかと、自ら恥ずかしくなった」と付け加えた。

これまで10年余りの間、撮影しながら悲しい話の中にも決して冷静さを失わなかった経験が、一度で崩れ落ちたというユPDは、
「自分自身も絶えず妻と家族に対する自身の態度について反省し、批判した。
本当の愛の存在可否について疑う現実の多くの人々も、チョン・チャンウォン氏に会いながら、自己浄化の時間と対面するようになると思う。
また、ヨンラン氏に挨拶しながら、「刑罰」のような運命を運命を美しく迎える「健康な人生」の態度を胸に深く感じることができるだろう」と気持ちを述べた。


う~ん、最後の辺はあまり考えずに直訳した感が否めない(^_^;)
とにかく、悲しい物語なのさ。
これを偶然見つけて、その日の11時からそのプログラムがするというので見た。
もう、ずっと泣きっぱなしで次の日は目がおてもやんのようにぷっくり腫れてた。

ジェイが余命宣告されたらどうするだろう、私ならチャンウォン氏のようにできるだろうか・・・。
正直自信がないかも。
あんな風にお互いを思いやってまっとうできる愛ってすばらしい。
私はあんな愛は到底できないので、せめて健康でいよう、そしてジェイも健康でいるように努力させようと誓ったのであった。



それにしても、チャンウォン氏。
テレビでは数日前のチャンウォン氏の生活も放送されてたけど
ヨンラン氏べったりの生活だった。
これからどうやって数十年生きていくんだろう。
これがとても心配だったりする。

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