主は私の羊飼い

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みつば栽培と出荷作業

2016年11月29日 15時01分31秒 | 日記
最近、本職のことを書いていませんでした。

本職と言っても、今お父さんとダンナがみつばの畑にみつばを取りにいっている間、私はちょこっとエシャレットの出荷作業をして、フリータイムです。
今週から通販で買った腰と胃に良いというハーブを飲み始めました。
左足のしびれがとれれば、また畑に行きたいと思いますが、どうなるでしょう。

みつばもハーブです。
効用は、確か不眠に良いと聞いたような。
みつばは、お父さんたちがメインで作っていますので、私はあまり興味もっていません。

ただ、年末の1週間くらいは、4人でせっせと出荷作業に追われます。
稼ぎ時です。私もボーナスと思ってこのときばかりは早起きできます。

お父さんは、若いときから早寝早起きらしいですが、この1週間は、夜8時前には寝て、2時3時から仕事を始めるようです。
正確には知りません。
それに付き合うお母さんもすごいなと思います。
まあでも、6時間は寝れてるし、収穫期の農家はみんなそんな感じなんですよね。

畑からみつばの根っこ部分だけ取って来て、ハウスの苗床に伏せて、たっぷり水あげしながら、40センチくらいに伸びたら出荷です。この時、みつばのくきまで緑色にしないようにふたをします。

毎年、近所のおじいちゃんが二人手伝いに来てくれていましたが、ここ数年は私達家族だけでなんとか切り抜けています。
周りのみつば農家さんも続々引退していき、年々特注を受ける数が増えているようです。

このみつばの出荷作業をしているときに、たくさんのお客さんが訪れてくれます。
嫁にきた最初の頃は、会話が英語のように理解できず、ガハガハみんなが笑っていても、私ひとりだけ真顔でした。
客の数が半端なくて、一人帰るとまた来るという感じです。
お隣が、納屋を燃やしたときに、近火見舞いに100件分用意したお茶菓子が足りなくなったわけです。

長い自然薯を自転車でもってきてくれたおじいちゃん。お惣菜をもってきてくれたおばあちゃん。一人二人と会えなくなりました。



相模原殺傷事件その後2

2016年11月27日 15時21分50秒 | 日記
26日の新聞に福祉施設の防犯強化助成という記事がありました。
茨城県と市町村は、障害者施設や児童養護施設に防犯カメラ設置などの安全対策を支援する、ということです。

なんか的はずれのようにしか思えません。

2001年に池田小学校児童殺傷事件が起きたとき、全部の学校に防犯対策しましたか?
私は、子供らの忘れ物を小学校に届ける度に、小学校って誰でも簡単に教室まで入れちゃって大丈夫かなあと思いました。
今、子供が通う中学校だって、入ろうと思えば簡単に入れます。

防犯対策も必要だとは思いますが、一番は、そのような事件を起こさせないように未然に防ぐことではないでしょうか。

精神科病院から退院した人をその後どのように支援し続けていくか、あとは家族にお任せでは、家族も混乱し、家族が混乱するから当人も前以上に症状が悪化してしまう。

精神疾患のある娘さんをもつ知り合いのお母さんは、うつになって自分も精神科病院に入院しました。お父さんは認知症になりました。お母さんは、たまに行く家族会で少しは落ち着くことも出来ましたが、私と電話で話すときはいつも途方に暮れて、どうしたらいいかわからないと嘆いていました。
私としても、まだ資格を取る前でしたが、相談にのる機関を紹介したり、民生委員や自治会長さんなどにもお話してみることも勧めました。
すると、実際、地域のそのような方達やご近所さんが結構手を差し伸べてくれたのです。

最近でもテレビでは、地域力の紹介を良くみます。
相談支援専門員だけでは補えきれないことを、ご近所さん力で思ってもみなかった良い方向にもっていけるような気がします。


舌小帯短縮症

2016年11月23日 13時48分48秒 | 日記
最近、女優の土屋太鳳さんが、舌の手術をしたと知りました。
理由は女優として滑舌を良くするため らしいです。

でも、うちの上の子は、生後3か月で手術しました。
もちろん女優にしたかったからじゃなくて、舌が短いために母乳が上手く吸えないということがわかったからです。

友達が助産院で産んで、そこで産まれた子はほとんどがその手術をしているとのことでした。

検査の結果、5段階程度の3で、5が一番ひどい状態なので、手術したほうがいいと言われました。

私は、鵜呑みにしやすいたちなので、速攻受けさせたかったのですが、旦那がまず渋りました。
でも、私と子供のためと理解してくれました。

しかし、私の母が大反対で、この人を説得しなくてもいいようにも思いましたが、母のほうが、薬剤師をしている兄に相談したところ、兄の薬剤師の友人も子供に同じ手術を受けさせたから、問題ないと言われてしまい、それ以上文句を言わなくなりました。

でも、母は手術に同行したくないと言うので、上の姉に同行してもらいました。
この時ほど、兄姉の力を感じたことはありませんでした。

一緒に手術を受ける赤ちゃんが他に3人いて、順番にどんどん手術して、4人のお母さんが泣いている子供をあやしました。

その後、うちの子がぐびぐび母乳を飲んでくれたかというと、そうでもなくて、結局4か月目で完全ミルクになりました。
うちの子は、小食な体質だったようです。でも、堰を切ったようには泣かなくなったんです。

私に病院を紹介してくれた友人は、自分と旦那さんも手術を受けました。
旦那さんは程度が一番悪い5だったそうで、以前から呼吸が上手くできていなかったことを自覚していたところ、術後、スムーズになったそうです。

舌ったらずな芸人さんがいますが、あの方なんかは、自分の健康のためには一度手術を考えたほうがいいのかもしれませんが、仕事がなくなるのかもしれませんね。

地域の輪 拡大へ役割を

2016年11月20日 16時30分54秒 | 日記
というタイトルで、茨城キリスト教大学文学部教授が茨城新聞(11・19日付)で批評を書いてあるのを読みました。

その中で、10月23日に宇都宮の城址公園で起きた爆発事件を起こし、爆死した元自衛官のことが取り上げられていました。
一部抜粋すると、「ネットと家族。もっとも広く大きなつながりと最も小さなつながり。中間のつながりが完全に抜け落ちている。
定年の会社員が行き場を失うということはよく聞く話だが、もしその行先がネットと家庭だけだとしたら、それは孤独地獄かもしれない。」

私はここを読んで、(アレ?)と思いました。確か、当時ニュースでこの自衛官(以下Kさん)を知る近所の女性が、「Kさんはお年寄りの体操サークルに参加していて、体操の指導等をしていたから、信じられない」と言っていたように覚えていたからです。

私の記憶と女性が言ったことに間違いないなら、Kさんは決して「中間のつながり」がなかったわけではないと思います。

そして、ネットでKさんの事件までのあらましを知って驚きました。

Kさんの三女が10年以上前に統合失調症を発症して、その治療にKさんが娘を精神科病院に措置入院(ほんとは医療保護入院)させたことを妻がDVだと訴えて家庭裁判になり、Kさんが負けて、慰謝料として自宅と車を差し押さえになったということ。

さらには、Kさんの妻が、真言宗のある住職の「精神病は病気ではない」という言葉を信じ、多額の浄財をお寺に払ったためにKさんの退職金が無くなったこと。

また、家庭裁判においては、担当した判事が、「自分は精神障害について知識がない」と証言していること。

そして、Kさんのブログの内容から、Kさん自身が統合失調症を患っていたようだと思われていること。

これはもはや、一人の定年した男性の孤独地獄という言葉だけで片付けられる問題ではないのだなと思いました。

私は、Kさんがうつになっていたのだろうと思います。
悲しい現実を次々に突き立てられて、誰も自分の味方になってくれる人もなく、秋葉原の無差別殺傷事件の犯人に共感するところまでいってしまったのかもしれません。

結局私も、大学教授と同じ意見で落ち着いてしまいます。
このような様々な問題を抱えた人の解決が地域の輪でできるとも思えないけれど、「中間のつながり」は意外に功を成すこともあるのではないかと希望をもちたいのです。

相模原障害者施設殺傷事件その後

2016年11月16日 10時27分56秒 | 日記
7月に相模原の障がい者殺傷事件が起こって4ヶ月。国内で起きた殺人事件としては史上最悪なものとなったというのに、アメリカ大統領選や、オリンピック、パラリンピックの事などで、今ではもうマスコミも何も報道していません。

厚生労働省は、今月11日、入所施設で集団生活をする障がい者約13万人のうち、1万人強が来年度から4年間で施設を退所し、自宅やグループホームなど地域での暮らしに移れるようにする、との目標を定めました。
新聞記事には、[障がい者団体からは、地域移行を進めれば障がい者への理解が深まり、相模原のような事件の再発防止にもつながるとの指摘がある](茨城新聞11.12日付)とありました。

それって、施設にいる障がい者やその家族のことを全く無視してませんか?
精神科病院に社会的入院中の障がい者33万人の地域移行を目指して数年。我が市には作業所は数える程度あっても、グループホームなんて1件もありません。

それよりもなによりも、世間一般の多くの人達は、パラリンピックでメダルをとった障がい者のそれまでの苦労や努力こそ知ったかもしれないけど、その他大勢の身体、知的、精神障がい者に対する偏見は根強いものがあるのです。

特に、精神障がい者は狂ってる、狂暴だと。

そんな世の中に、ポンと放り出されたら、どうなるのでしょう?

私が、放課後児童クラブを1年で辞めることになり、雇い主である役場の子供福祉課の方と面談をしました。
私は、採用される前の面談でも、精神保健福祉士の資格があることを伝えましたが、終りのその面談で、「精神保健福祉士ってどんな仕事をする人なんですか?」って聞かれました。

結局、厚生労働省があれこれ決めても、自治体がなんの知識もなく、最低限の実施計画をちまちまこなしているだけで、いつになっても、障がい者が地域で自由にのびのび暮らせる日は来ないと思うのです。