女性コンサルタント日記

女性コンサルタントネット・エルズはメンバー全員が女性の経営コンサルタントグループです。

ワーク・ライフ・バランスって言いにくい。

2009年07月10日 | Weblog
このところ、ワーク・ライフ・バランスについての講演機会が増えました。徐々にでも関心が高まることは嬉しいのですが、参加者とお話をすると、まだ先は長そう~と思います。
 つい最近のことです。
「油井さん、ラーク・ワイフ・バランスはこれからですね」(ホントにそうだ。ラーク?ワイフバランスって・・・)
(油井)「ワーク・ライフ・バランスの名前も内容も知っている方手を挙げてください」に挙がった手は、57名の参加者中4名で7%。「名前は聞いたことがあるが、内容までは知らないという方」は、約1/5。このときの参加者は企業の労務管理担当者の方々でした。本当は一番知っていて欲しい部門の方々なのに。内心「どうする~?」という感じです。そうですねえ、ご自分の口で「ワーク・ライフ・バランス」と言ったことがある人もまだ少ないのかもしれません。
 しかし、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉の方にも多少引け目があります。
 まず言いにくいこと。母音の「ウ」で終わる英単語が3つも続くと大変です。高齢のわが母親などは息切れするし、発音だって難しい。中高年齢の会社の経営者(中高年齢の方が多い)との席では、皆様とても言いにくそうでした。「あの、アレ、バランスは・・・」とか「ライフバランスは・・・」と省略されてしまいます。
 2番目に、「ワークとライフがバランスする」というのはとても抽象的ですね。実感的なイメージが湧きにくい言葉の一つです。ライフと言われてもいろいろありますし。
 3番目に、適当な日本語の言い換えがなかなかできないこと。直訳で「仕事と生活の調和」といっても聞き手が抱くイメージはいろいろです。・・・で、私も悩んでいます。何か「これだ!」という言い方はないものでしょうか? 募集中。
 さて、ワーク・ライフ・バランスの続きはまた次回に。