情況物語

所詮公開日記です。

919USJれぽ~20日大阪編その3

2006-09-22 22:52:00 | Takanori Nishikawa

画像は、無茶な編集のフェス正面ゲートと催事予定表。
小さすぎて文字がわからないだろうケド、20日の所にちゃんと書いてあるよ。


さて。
あっという間の撮影会が終わって(自分の番はね)席へと戻ると、18日に放送された介護エトワールを上映していた(上映って言い方もおかしいが)
私達3人は、18日の夜半から移動していたので当然この番組はまだ見れていなかった。
聞くところによると、バス移動した東京組も、福岡組も各バスごとにビデオテープを用意していて、10時丁度に流してくれていたらしい。
つうわけで、見れてないのは私達くらいではなかろうか。
撮影会開始と同時に上映されたので、前半数分を見れなかったのだけど、思ったより多めに出演しててちょっとびっくり。

おとんが亡くなる所では、ちょっとウルったりもしてみたり。

介護エトワールの次に、立つシリーズinタイを上映。神戸LIVEの跡に拉致られたというあれね。
これは何度か見ていたせいもあり、極度の緊張に解放された安心感からか、しばしうとうとしてしまった。
貴教の声ハ最高ノ子守唄だダヨ……(*´∀`)

この、立つシリーズが終わっても、記念撮影はまだまだ続いた。

この頃、グループ番号は160を過ぎたくらいかな。
一体何組あるんだよ…。
当初の、ツアーパンフでは定員1200(だっけ?)くらいだったのに、大幅に増員していたわけだ。
立つシリーズの後にはDVDビリオンが流れた。
最後の組195グループが呼ばれて、スクリーンはハイプレ…だったかしらん?

まったりと流れていた会場の空気も、この頃からやや緊張気味に張り詰めてきた。
そう、目的地に到着まぎわの、車内のようなね。

それにしても、195組って最終的には1950名参加してたってことだよね。
名古屋発着はMAX定員より少なかったけど、その分大阪発着を増員したとみえる。(東京発着は予定通りって感じみたい)
今回は、どこの発着で申し込んでも、さほど倍率は高くなかったのかもしれない(多分落選した方は、よっぽど運が悪かったか、噂のブ●ッ●か)


最後のグループが撮影を終え席に着いた頃、
時計は4時を少し回っていた。
それでも、2000人弱の撮影をものの2時間で終わらせたのは本当に驚異的だと思う。
完璧なまでの導線だったわー。

そしてこの次の予定がアナウンスされた。
あーぁ、この楽しかった旅も、もう少しで終わっちゃうのかぁー。
前日のUSJでの感動やら、ついさっきまでの興奮やら、わくわくしたものに包まれた二日間から、あと少しで開放されてしまうのかとしんみりした気持ちになってしまった。

スクリーンには、今後の西川の活動等の案内と題して、absとしてのレコーディング風景が、申し訳程度に細切れで映し出される。
会場は、今日何度目かのどよめき。

そして、10月からアニメの主題歌というタイアップが決定している、新曲がちょっと流れ
会場もちょっと歓声。
スクリーンには、もったいぶったように「残念ながら未発表曲の為ここまで」みたいなメッセージが。

ええええーーーーっっ!!!

会場思ったとおりのリアクション。

すると「もっと聞きたい?」とスクリーンの文字。

そりゃ!!聴けるもんなら聴きたいさ!!

会場も、ききたーいとあちこちから待ちきれなような声。
もしかして、あの、レコーディング風景フルで流してくれたりすんのかな?!

んで、またちょこっとだけ曲が流れて…さっきと同じことの繰り返し。

無茶苦茶期待をこめて、スクリーンの次の文字を待つ。
こんな感じで、ちょっとしつこいくらいに文字が現れるから

くるか、くるかくるか???!

そうドキドキしていると、同時に

「全部聴いちゃう?!」

会場はえ?!!??というどよめき。
くるよね、これはくるよね?!


瞬間、スクリーンと共に幕が上がり、ステージ上には4つのシルエット。

って、ホンモノカヨーーーー!!!!!????\(○■○;)/

会場は一成に立ちあがり…といきたいところだけど、実は私も、周り含め若干躊躇していた。していたはずだ。「えっ!立っていいの?!いいんだよね?!」と云う声がそこかしこから聞こえた。
それもそのはず、前日USJスタッフから、絶対に立たないで下さい!着席していてください!と口がすっぱくなるくらい聞かされていたのだ(ちょっと言い回し違うとか言うな)あrっれっだけ耳タコで聞かされていたので、すっかり感覚が狂ってしまっていた。

がしかし、

曲が始まると同時に、そんなことはどうでもよくなり。

もちろん、その場に居る誰もが初めて聞く曲なので、去年のabsLIVEのように探り探り、でも、純粋に曲に身を任せられる感じで聴いた。
聴いたというか、ノッタ。

何より私が衝撃だったのは、ツインギターの披露するギターソロ部分。
はじめはSUNAOさんから、むっちゃカッコイイ旋律で、
流れるように柴さんに。見事な早弾き。

サビの部分で、両手で捧げが結構いた事にかなりびっくりした。
私の居た名古屋枠の席は、みんな片手拳で、ロックな感じだったから居やすかったんだけど。
でも、正直なところ、拳とか捧とかそういう振り無視で自由にノりたい…音に陶酔したいってギターソロんトコでそう思った。

西川のFCイベントなのに、私の目が行ってしまったのは何故か岸さんだった。
リズム隊が不在な分、ドラムやベースを担当していたのが岸さんのプログラミングだったらしく(多分ね)、ドラムのテンポと同じタイミングで体揺らしてリズムとってたり、サビの部分でコーラスも入れてたり、何か新鮮な発見ばっかりだった…。

TMRのLIVEではあまり見ないとこ見てたなー。

貴教はというと、途中でメガネを外して、ちょっとヘドバンしてみたり。でも、曲の終わりでまたかけ直してたり。
メガネはどうしても、外せないんだね…。

曲が終わって、abingdon boys schoolです、と挨拶。
実は、この場で新曲をやるのをギリギリまで協議していて、つい3日前に許可が下りました。
ここに入れないヤツもいっぱい居るってのに、若干空席が目立ってますが。
メンバーには今日の、このためだけに、朝一の新幹線で東京から駆けつけてもらいました。
今後ともよろしくお願いします。

みたいな感じの挨拶
そして

「STAY AWAY」

もうね、10ヶ月ぶりですよ!!
今回は、ちゃんとへいゆーすていあうぇー!でタイミング遅れずにジャンプしたわ

曲が終わり、貴教がまず岸さんへへマイクを渡す。
「皆さんこんばんわ。元気ですかー?!(いぇーい)」そう、猪木なノリで
案の定、貴教に「…猪木?w」って突っ込まれ。
abs今後ともよろしくお願いします、といった感じのリーダーらしい挨拶。

岸さん、SUNAOさんにマイクを回し、
「…久し振り(会場、苦笑)
  こうやってバンドでやるのは1年振り(いや、まだ1年経ってません)abs、宜しくお願いします」
そして柴さんへ
「えっと…」
すると、岸さんが柴さんのシャツのエリが立っているのを直す(なぜかキャーw)
「オーディエンスの前に立つのは久し振り。こないだまで西川君と一緒にステージに立ったりはしてたのに、ちょっと緊張してます。これから宜しくお願いします。」

そして全員で手を振りながら(西川、柴さんが肩を組みながら!)舞台袖へ去っていった…。

でも!
当然!
アンコール!!!


と、思いきや一部turboコール(なんでやねん)や、でも西川貴教FCイベだからあながち間違いでもないんだけど。

会場の期待にこたえて、abs再び登場

西「出て来たところで歌う曲ないんですけど…
  だってカップリング、あさって22日にレコーディングやし」

「それじゃぁ、覚えて行って下さい」

そしてINNOCENT SORROW(アンコール)


最後に、貴教から挨拶があって、4人はステージから去っていきました。

はぁぁぁぁぁぁっぁーーーーーー

たった3曲だってのに。
凄かったぁぁぁーーーー
びっくりだよ。

会場中が呆然とした空気に包まれる中
石川、登場!!
最後の締めもあなたなんですね。
なんだか和みますた。
「西川に代わってお礼を申し上げます。今日は本当に有り難うございました」と挨拶。拍手と石川コールをうけながら、彼もステージから去ってゆきました。


同時に、
はーーーーーーーーーーーーーーと、深いため息をつく。

終わっちゃったぁー
春からずっと、楽しみにしてたビッグイベントが
ついに終わっちゃったぁーーーー

ホッとするのと同時に、脱力感で体が動かなくて呆然としてしまった。

後は、帰るだけか…。
やっぱり楽しい事はあっという間だったな。

でもそうやって浸る間も無く、私達名古屋組は、スタッフに急かされて席を離れることになる。
そう、唯一今日中に到着しなくてはならない私達。
少しでも遅れたら、名古屋液ついてからの足が無くなっちゃうんである(まぁうちらは駅前にホテルとってたけどね)
大阪組はもちろん現地解散でヨユー、東京福岡は明日の朝到着。札幌にいたってはもう1泊して明日の飛行機。
1号車の子達から、順番に席を立って会場の外へと移動していった。

私達も順番が来たら案内されるまま廊下へ出て、
ふと、


見 て は な ら ぬ も の を 見 て  し ま っ た


さっきまで、がらんとしていた廊下の中ほどに、四角い黒い箱が出現していた。

とっさに私は目をそらす。
そして、相方2人と顔を見合わせる。


「…………いる」

黒い箱からは、ざわついてはいるけど奇声は聞こえてこなくて、その代り廊下中に今まで体感したことの無い、言い表しようが無い重苦しい空気が立ち込めていた。

とにかく、自分が平常心なのか緊張しているかの判断もつかない。
もっとキンチョーしまくるかと思いきやそうでもないし、
でも、この少しずつ黒いブースに近づいていく、一生のうちの貴重な時間をどう過ごしていいかわからない。

同時に、私の脳はこれまでに無いほどフル稼働していた。
一瞬で、その一瞬で何て言うか。
まさか無言で通り過ぎるなんて、そんな勿体無い事はしちゃいけない!
でも、応援してますとか大好きですとかこれからもついてきますとか、ありきたりな言葉をかけるのには、なんだか抵抗があった。
だって聞きなれていると思うもの。

今冷静に考えたら、こう、他人とは違う言葉をかけたいって言う次点で少しでも、彼の記憶に残りたいと必死だったんだなーって失笑する。
あんな多くの人と一日に触れ合ってんだから、いちいち覚えてられるわけが無いし。
LIVE会場での、変に悪目立ちしてるやつらを笑ってるあたしはどこ行ったんだ、って思うけど。
窮地に陥って本性がでたね。
まぁ、これも乙女心と思って、生あたたかく見守ってやってくださいよ…


でも、当然そんな気の利いた言葉なんて思いつくはずも無く。

だったら、自分本位の言葉じゃなくて、今日しか伝えられない言葉を選ぼう!

これだったら、ありきたりでも私自身が納得できる。
昨日の今日だからこそ、言える言葉。
上記に上げた例のセリフってさ、我ががー我ががーって感じが若干するじゃん。
いや、もちろん貴教ありきで成り立ってる言葉ではあるんだけど。
自分の存在がまずあって、それに付随して西川をどうとらえてるかっていう。

そうじゃなくてさ。


心が決まって、順番が近づいてきて、聞きなれた声が近づいてきた(本とはあたしが近づいてます)私の直前に、幼い男の子と母親の親子が通された。
今までとは、声の主はちょっと違ったトーンで男の子に語りかけてた。
「おーーw坊主ーw」みたいな

子供って得ーーΣ(´ロ`;)

そして、少しだけ時間も長かったような気がする。
でも、もっと長くても良かったんだよ…あたしの心臓は張り裂けんばかりだったから。

この母親さんは、けっこうちゃんと喋れていた気がする。
男の子の年齢とか聞かれて、ちゃんと受け答えしていた気がする。

母は強し。
今更ながら、ママレボ(っていうらしいね)見直してるあたしガイル


私の順番がまわってきた。
スタッフの人に、どうぞ、と、案内されブースの中へ。


予想に反してabsメガネをかけた彼がいた。
メガネの奥の、瞳を必死で探しながら、

「ありがとうございました!!!」


開口一番、そう言えた。
これはあたし自分を褒めてやりたい。

彼は何か言い返してくれた。

でも覚えてない。
右手を差し出してくれて、私もそれを握った。
やわらかっっ!!

「お誕生日、おめでとうございました」

ベタだけど、必死で考えた結果がこれです。
でも、でも、昨日の今日だからこそ、今回しか言えないからこそ、伝えたかった。
なんつーか、
私が、貴教をどうって言うんじゃなくて、もっと、彼の存在自体に感謝してることを伝えたかったんだよね。
でもそれって長くなりそうだったから、
手っ取り早く、生まれてきてくれてありがとう、ここに居てくれてありがとう、私と出会ってくれてありがとう、みたいな意味を集約して、こうなりました。




が、





「おっwiせdrftgyふじk」



西「オウィッてww」



そうなの。



きんちょーーのあまり、





噛んじゃったの。




かっこわるーーーーーー!!!!!


でもわたし、必死で伝えなきゃ伝えなきゃと思って、何度かトライ。かみかみながらも言えた様な…いえないような…

ってテンパッテル時に


「はい、進んでくださーーい」


ってスタッフさんに引っ張りだされてしまった。


あ~~~れぇぇぇぇぇぇぇぇ~~ヽ(゜∀゜)ノ━( ゜∀)━(  ゜)━(  )━(  )━(゜  )━(∀゜ )━ヽ(゜∀゜)ノ━

もう、全身の神経が口と舌に集中してしまっていたから、刻み込むべき生西川情報、一切記憶になし。

もったいねぇ!!!!
実に勿体ねぇ!!!!!


ロビーで放心していたら、相方達がやってきて、私にこう言った。
「はるちん何て言われたの??!!」

え゛

なにって

「オウィってww」って突っ込まれたよ…。

名古屋のホテルについてから、お互いの握手の瞬間を報告しあった。
二人とも、私の回で大爆笑していた。
爆笑しつつ、いいなーいいなー貴教に突っ込まれるなんておいしいよー絶対おいしいよーを繰り返していた。

そうかな…
浜ちゃんに、頭ひっぱたかれるような、そんなおいしさなのかな。
そうだね、そういうことにしとこう…。

でも、

正直言うとリベンジしたい。ぜってぇ。









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